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掲示板や雑誌の募集広告は、スペースが限られていることも多く、あまり多くの情報はわからないのが普通です。細かなことはメールや電話で聞くことになりますが、たくさんある広告から、どれに連絡するか、というときには、短い広告文のなかから、いろんな情報を読み取れるとよいです。

文章、文面のチェックは重要だと思います。フレンドリーな印象をつけたいのか、やたらお気楽な文章を書く人がたまにいますが、見知らぬ人から信用されたいならあまり上策とはいえませんね。また、誤字脱字が多い人、「ほんとに自分で書いたものを読み返したのかな」というほどであれば、生活の中でもきちんとしないところがあるかもしれません。文章がきちんとかければ、必ず問題ないか、と聞かれると、決してそうではないですが、意味の通ったすっきりした文章を書ける人なら、後々話も通じやすい傾向はあると思います。

連絡先のメールアドレスとして、プロバイダや会社のアドレスなどを載せている人は、以前ならhotmailなどの無料メールを使っている人よりも信用できるかも、と書いたかもしれませんが、最近ではこの手の公開メールには無用の危険を避けるために一時的なアドレスやメール転送サービス等を使うことも多いため、メールアドレスがこうだからこう、というのは意味がなくなってきてるかもしれません。

そして場所です。場所を書いてない募集広告は論外です。「東京で」とか「横浜で」なんていうのも、実際はかなり広い範囲なので、連絡してみたら思ってた場所と全然違ってた、なんてこともあるでしょうね。シェアの必要性が高い都会では特に、電車通勤が多いでしょうから、どの沿線のどの駅か、駅からは近いのか遠いのか、バスに乗る必要があるのか、などもチェックしましょう。

ペットやタバコ、社会人限定、女性限定、など、制限項目もチェックしましょう。短い広告のなかにわざわざそれを入れているのは、募集している人にとってその条件が重要だということを意味しています。「それでも」と熱意を持って連絡するのは構いませんが、断られる可能性は高いし、断られても文句は言えないところです。

「きれい好きの人」とか「静かに暮らすのが好きな人」、「パーティー好きの人」など、ちょっとした形容から、相手の求めている人物像を知ることができます。前のフラットメートとは掃除の分担でトラブルになったのかもしれません。パーティー好きの人、と書いてあれば、フラットメートと積極的に交流したいような人を探していることでしょう。
他の条件がいいからといって、本来の自分ではない自分を作って応募するのは、すすめられません。

あまりに多くの条件をつけている人は、要注意です。一緒に暮らしても、pickyに、いろんなところで細かな注文をつけてくるかもしれません。しかし、一切なんの条件もつけてないところも、こりゃ楽だ、とばかりは言えません。こちらのことも気にしないけど、相手もまわりに気を配らない、無秩序なシェアの可能性があります。

自分が条件にあってからいいや、というのも言い切れません。たとえば、男性の「女性限定」、ちゃんとした理由がある場合もありますが、気をつける必要があるでしょう。「白人限定」とか「背の高い人限定」などの無意味な条件をつけてる人は、差別の匂いがします。たばこやペットだったら、一緒に住むのが難しいと人がいるというのは考えられますし、「英語を話す人」とかだったらまだわかるのですが、住むことと無関係な「○○限定」というのをたくさんつける人は、他人に対して非寛容だと思います。自分がたまたまその条件は満たしていたとしても、その他の点で、あとあと「自分の」常識を押し付けてくるでしょうから、喧嘩も多くなるのではないでしょうか。