lavatory

photo credit: WIlly Volk

まずトイレの必要性からいきましょう。トイレは絶対必要なものですね。キッチンがなくても食べにいけばよいし、風呂がなくても銭湯があります。しかし、トイレだけは、毎回外に行ってすませるというわけにはいきません。シェアハウスの中でもっとも重要な共用部分といっても、過言ではないでしょう。

設備としてのトイレの目安ですが、3人のシェアなら問題なし、4人だとたまに我慢が必要、5人以上ならトイレが2つある物件を検討する、といったところだと思います。

トイレで新聞や雑誌を読む、というのは、シェアメイトが誰もいないか、いてもさっきトイレから出てきたばかり、というタイミングとかでなければ、ほどほどにしといたほうがいいでしょう。

トイレに限った話ではないですが、トイレの汚れは特に他人に不快感を与えます。水洗トイレで流すときに、ふたをしてしまう人もいるようですが、自分の目で見て、次の人の利用に何の問題もないことを確認しましょう。汚したままにしたり、ペーパーを使い切っても交換せずに芯だけ残して出るなんて、もってのほかです。

トイレットペーパー、消臭剤や芳香剤、洗剤、などは、共同の予算から出すのでなければ、なくなりそうになったら最近買ってなかった人やたくさん使った人が補充するようにしましょう。

差別ではないのですが、一般的に女性のほうが男性よりもトイレットペーパーの消費が多いようです。男女混合のシェアでは、使ってるような気がするのでなるべく自分が買い足したい、という女性もよくいます。

逆に、便座をあげた状態の便器や、便器のまわりを汚すのは男性、というのも事実だと思います。女性は便座はあげないし、おしっこが飛び跳ねたりもしませんからね。僕なんかは、汚して掃除するくらいなら、と、家では小用も座って済ませるようになってしまいましたが。最近はけっこうそういう人も増えてきてるそうですよ。掃除を取るか、座ってするか。どっちもしない、なんて男性はダメですね。

こぼれ話1
シェアをはじめたころの話です。ちょっとした外出から帰って、トイレに入ろうとすると、流しきれてない固体が浮いていました。瞬間、シェアメイトの顔が浮かび、「あいつめー」と思ったのですが、よく考えるとシェアメイトは二人とも旅行中で、朝からフラットにはいませんでした。要するに、自分のだったわけです。そのときは、「悪いことはみんな人のせいにして、自分はミスしない」と思っている自分に対して恥ずかしくなりました。

こぼれ話2
一回流して流しきれなかったら、もう一回流すのがマナーと思うでしょうが、節約好きのシェアメイトだと、そうでもない場合もありました。一回目で残ったのが、ペーパーだけだったりした場合、水道代を節約するためか、あえて二回目を流さずに出る、という習慣のシェアメイトと暮らしたことがあります。このあたりのささいな違いが、たくさん集まって我慢できなくなるとすれば、こういった事柄についても気軽に話せる状態が望ましいですけどね。