外国人と日本でルームシェアしたい場合、どこでどうやって探せばいいのでしょう? そのとき、外国人を指定する理由は何でしょうか? 「外国人とルームシェアしたい」という動機にも色々な理由があって、その理由によっても探し方は変わってきます。

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日本人以外の友達を作りたい

ルームシェアジャパンの掲示板も、日本語と英語を切り替えられるバイリンガルな募集掲示板なのですが、英語での募集はそれほど多くありません。中には外国人が日本語で募集しているシェアもあるので、そういうのも一つのとっかかりにはなると思います。

語学を勉強したい

語学、特に英語に多いパターンだと思いますが、外国人と住むことで、日常生活の中で外国語を使わなければいけない状況に自分を追い込む⇒外国語が話せるようになる! という連想で外国人と住みたい人もいるかもしれませんね。海外留学とかに比べれば手軽だし、実益もありますが、注意しないといけないこともあります。

まず、相手が無料の語学教師にされるのを嫌がる可能性。英語教師として日本人来ているなら、英語を教えることは彼らの商売です。職場で一日英語を教えて疲れているのに、用もないのに英語で長話をされたりすると、不快に思う人もいるかもしれません。また、日本人と住んでいる時点で、相手は「日本語を勉強したい・練習したい」と思っているかもしれません。

それから、自分のレベルがあまり高くなければ、ネイティブと住むとたいへんでしょう。ネイティブの話者はとても早く喋ることができますから、あなたの語学が初心者レベルだと、イライラされて会話にならないかもしれません。中級者レベルまでは、ネイティブと喋るよりも、日本語のわからない他の外国人と喋ったほうが、おたがい低いレベルで会話が続き、結果的に多く喋るチャンスができることも多々あります。

探し方・探し場所

アメリカで人気の個人広告サイトCraigslist(クレイグズリスト)には東京版もあり、ここに英語でのルームシェア募集がいくつか載っています。本家アメリカ版と比べるととても少ないのですが、英語を話す外国人と住みたければチェックするといいでしょう。業者によるゲストハウス(シェアハウス)も混ざってます。

クレイグズリスト東京版 – ルームシェア

東京を中心に配布されている外国人のための英語無料雑誌「メトロポリス」にもクラシファイドのコーナーがあり、紙・ウェブサイトの両方で住居の募集コーナーが存在します。

掲載が有料なこともあって、業者によるゲストハウスの広告がほとんどですが、個人でルームメイトを探す広告もありますし、自分で募集広告を出すという手もあります。

同様のフリーペーパーで、Tokyo Notice Board(東京ノーティスボード)というのもあります。こちらも英語でのルームメイト募集が掲載されています。

同じく、Tokyo Weekender(東京ウィークエンダー)のクラシファイド欄。これもゲストハウスの中にたまに個人のルームシェア募集があります。

関西については、Kansai Flea Market(関西フリーマーケット)のクラシファイドKansai Scene(関西シーン)のクラシファイド等があります。

その他の地域では、上記のような英語のフリーペーパーが商売として成り立つほど外国人の読者が居なかったりするので、あまり無いとは思いますが、もしあればコメント欄で教えてください。

また、英語以外の外国人向けの雑誌やフリーペーパーがあれば、そこにもクラシファイドの機能がついていることはあるでしょう。中国語やスペイン語を使いたいとかそれらを喋る友達を作りたいとかいうことであれば、そういった雑誌もチェックしてみるといいでしょう。

時代が変わりましたね

1990年代に僕が東京でルームシェアを始めた頃は、ルームシェアをしている人のほとんどは外国人で、募集も英語のフリーペーパー等を使うしかなく、「どうやったら日本人のルームメイトを探せるんだろう?」という状況でした。ルームシェア募集掲示板のルームシェアジャパンは、つまり、その悩みを解決するために自分で作った掲示板でした。

しかし、ルームシェアジャパンの募集内容を見てもわかるとおり、今では日本人ですと書かなくても募集する側も応募する側もほとんどが日本人になっていますね。「ルームシェア」という用語を、説明しなくてもみんなが理解してくれるようになりましたし、とてもルームシェアがやりやすい環境になってきていると思います。