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シャワーに関する注意点

ルームシェアの場合、キッチンやトイレと同様、シャワーや風呂(あれば)は他のルームメイトと共用することになります。

時間帯

たとえば、9時きっかりに始まる会社に行っていて、朝は出かける前にシャワーをしたい、という人がいる場合、毎朝一定の時間にシャワーが使われていることは予測できるわけです。まったく同じ条件の人が二人いれば、話し合ってある程度時間帯を調整する(たとえば、一人は7:30-7:55の間に、もう一人は8:00以降に)とか、その時その時で相手に確認をして順番を決めるとか。また、特に急ぎの用もない他の人は、そういった時間帯にわざわざシャワーを使うのは避けたほうがいいでしょう。

バスタブを使った入浴がこれに加わると、さらにお風呂場の混雑度は増すでしょう。1時間、2時間といった長湯は、ルームシェアではなかなかできません。もしどうしてもそれをしたい場合には、入念な準備や調整が必要でしょう。他のルームメイトが確実に長時間居ないとわかっている時を選ぶとか、あらかじめ宣言してその時間にシャワーしたい人が確実にいないことを確認するなど、「共用部分は自分のためだけのものではない」という意識が必要です。

後片付け、掃除

日本の普通の住宅では、シャワーの後のお風呂場に温水をかけたままにしておくと、カビるところが多いかと思います。

シャワーで冷水を掛けたり、壁についた水を落とす道具を使ったり、換気扇を回したりと、いろいろな対策があると思います。出かける前シャワー派の人にとっては時間もなく大変かもしれませんが、カビなどが大量発生してから対策するほうがもっと大変です。

風呂であれシャワーであれ、排水溝にたまる毛なども問題でしょう。ルームメイトはあなたのお母さんではありません。使い終わったらその度に、自分の分はキレイに取り除き、ゴミとして捨てる必要があります。

これらのことはルールとして決めるまでもない当たり前のことかもしれません。ですが、ずっと親元で暮らしていたり、これまで誰かがやってくれていたということに気づいてない人というのはいるものです。万一、それができないルームメイトが入ってきた時には、ちゃんと言うべきことは伝えましょう。

外国人ルームメイトと風呂・シャワー

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(credit: Live4Fun)

日本人以外のフラットメートは、オーストラリア人、ドイツ人、イタリア人、アメリカ人、しか知らないので、どこまで一般化していいのかわかりませんが、彼らはまったく風呂には入りませんでした。少なくとも、フラットの内風呂を沸かしている様子はありませんでした。2年半のうちに、風呂の使い方を訪ねられたのは、オーストラリア人の女の子から一回だけで、その子も、入居して3ヶ月近く経って初めて聞かれました。

おそらく、日本のようなじめじめした環境でなければ、シャワーだけで困ることがないんだと思います。日本では、特に夏場は、たまには風呂に入ったほうがいいとは思うけども、それも、シャワーの浴び方しだいでしょうか…

そういうわけなので、バスタブの方に関しては、使う人の間だけで調整すればいいでしょう。つまり、使う前に使う人が掃除するのか、使った直後に使った人が掃除するのか、といった取り決めですね。前の人がちゃんと掃除したかどうか、なんてはっきりわからないので、自然と使う直前に自分で風呂掃除することになるとは思いますけど。

また、シャワーばかりということは、占有されている時間が短いということです。だから、3,4人程度のフラットシェアでは、「使いたいときに使えない」という問題はあまり発生しないと思います。全員が同じ会社/学校とかに行ってなければ、朝起きる時間もばらばらでしょうし、朝浴びる人もいれば夜の人もいるでしょうから。これが6,7人とかの規模になった場合は、バスルームが2つある物件も考慮に入れるべきでしょうね。

そのあたりのバッティングを減らすには、風呂とトイレは別になってた方がいいですね。一つになってると、シャワーを浴びられるとトイレに行けなくなっちゃいますから。