固定電話と同様に、テレビも年を追うごとにルームシェアでの必要性が下がってきたものの一つです。

  • ケータイについてるワンセグテレビなどで、自分の部屋で簡単にテレビが見られるようになった
  • ネットがあるので、YouTubeで無料動画を観られれば十分という人が増えた
  • HuluやdTVなどネットの有料動画サービスで、映画やドラマが好きな時に見られるようになった
  • など、いろいろな代替手段の普及で、何が何でもテレビを観なければ、という人は減ってきているように思います。「若者のテレビ離れ」ですね。

    共用のリビングに大きなテレビがあると、ルームメイト複数で同じ番組を見ながら盛り上がったりして、交流の面ではプラスの部分もあるとは思いますが、大きなディスプレイだけあって、つながっているのはネットとかゲーム機だけ、という形でも交流はできそうです。

    ルームシェアの利点

    地上波などのテレビ放送が観られるかどうかは別として、共用のスペースに大型のテレビを置けるのは、ルームシェアの利点の一つにはなるでしょう。ワンルームマンションではそもそも置けないようなレベルの巨大画面も、ルームシェアの物件ならサイズ的に置けることも多いでしょう。

    TV

    それから、有料動画サービスやNHKの受信料など、有料放送に掛かる費用も、ルームシェアであれば全員の頭割りで負担できるので、一人当たりのコストは安くなります。もっとも、「私はテレビが要らないし、観ない」というルームメイトが居た時にそういった費用負担をどうするか、といった別の問題が起こる場合もあるでしょうけれど。

    個室のテレビ、アンテナ

    個室で自分専用のテレビを使うことも、もちろん可能です。ケータイのワンセグなどでは物足りない、として個人のテレビを持ち込む場合もあれば、貸主がサービスの一つとしてテレビを置いた部屋を貸している場合もあるでしょう。

    どうしても個人のテレビが必要、という人は、ルームシェアで借りる場合に個人のテレビを持ち込めるか、また、その部屋にテレビのアンテナが来ているか、を確認する必要があります。

    置けても隣室との壁が薄かったりすると、好きな時間にボリュームを上げて観ることはできない環境という可能性もありますね。

    自分の持ち物を少なく、身軽に動けるという意味でも、大きなテレビを所有し、それを引っ越しで運んで持ち歩くことはルームシェア向きではなくなりつつあるのかもしれません。

    関連

    ルームシェアとテレビとNHK受信料 – 判決から