ルームシェアでは自分の時間が持てないという悩み

私とは別の家でルームシェアをしている友人が、最近こんなことを相談してきました。「最近シェアメイトが家でダラダラしていて、つい一緒になって夜中までしゃべってしまう」のだそうです。

女性同士2人でマンションの1室に暮らしており、間取りは1人ずつの個室にリビングという、ルームシェアをするには理想的とも思える部屋です。仕事のために資格を取る勉強もしたいのに、部屋にこもりっきりだと、「何してるの?」と聞かれる。かといってリビングで勉強していると話しかけてくるので、勉強が進まないのだとか。

気が合うからこそ仲良くしてしまうという悩み

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一緒に暮らすシェアメイトとは性格は合うし、シェア生活自体は楽しいのだそうですが、それ故に発生する悩みのような気もします。やらなきゃならないことはたくさんあるのに、一緒にご飯を食べに出かけてしまったり、「明日は休みだから映画に行こう」と誘われて行ってしまうなど、直前に予定が入ってしまうことも。

私自身も経験があります。楽しい反面、「これで良かったのかな?」と反省することもありました。そんな経験を踏まえて、現在では自分の時間は徹底して確保するようにしています。

充実していて楽しいのはとても良いのですが、やるべきことを何もやらずに週末が終わってしまった!という状況にもなれば、さすがに生活リズムが崩れてしまいます。相手にリズムを崩されたくないからルームシェアはしない、という方もいるのではないかと思います。

ルームシェアこそ時間管理が必要

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その友人は本来、自分の夢を叶えるために資格を取ったり転職を検討したりと、仕事や人生のステップアップを考える向上心の高い人です。シェアメイトもそれをわかっているはずなので、夢を叶えるために相手に気を使う必要もありません。

一緒に楽しむ時は楽しむ、勉強する時は勉強にいそしむ。メリハリをつければ、自然とライフスタイルが確立されるのではないでしょうか。「来週の休みは勉強をがんばろうと思う」などと、先に明言してしまうのも良いですね。早めに予定を入れたり、自分の時間をしっかり管理することが大切です。

頑張っている姿を見たら、シェアメイトもだんだん誘いづらくなってくるのではないかと思います。それどころか、相手も何か夢に向かって動き出すきっかけになる可能性も。シェアメイトがダラダラ過ごしていて困るのなら、将来の夢を聞き出せば、その気持ちに火をつけることができるかもしれません。

時には自分の行動も振り返ってみる

そもそも一緒に暮らしているのですから、時間の合う時だけリビングに集まって話をするだけでも、他の友人よりははるかに多くの時間を共にしていることになります。少し話をするだけでも、コミュニケーションは図れるはずです。

夢を叶えるため、節約のためにシェアを始めたのに、相手のリズムに流されていては本末転倒です。特に個室が用意されているのであれば、それぞれの時間を確保するために活用するべきです。

反対に、夢のためにがんばろうとしているシェアメイトに対して、自分が相手のリズムを崩していることがないか?考えてみることも時には必要かもしれません。「自分にも原因があるかもしれない」と考えることは、ルームシェアにおいてとても大切なことです。

ルームシェアが有意義な時間となるように。いつか、あの時の頑張りが自分を飛躍させたと過去を振り返ることができるように、お互いに刺激を与え合える暮らしができたら素敵ですね!

意外とあなどれない!ルームメイトのいびき問題

「この人となら性格も合うし、ルームシェアもうまくいきそう!」そう思っても、意外な盲点というのはあるものです。

そのお相手の睡眠中に遭遇したことはありますか?

どんなにいい人でも、悪気がなくても、睡眠時は無意識にいびきをかいてしまったり歯ぎしりをするクセがある方もいますよね。

私はこのいびき問題、ルームシェアにおいてかなり重要視するべき要素だと思っています。相手だけでなく、もしかしたら自分が迷惑をかける側になるおそれも。

すでにこの問題に直面している方もいらっしゃると思いますので、解決策も含めて考えてみましょう!

お酒を飲むといびきはひどくなる

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普段はいびきをかかなくても、お酒を飲んだ日はかいてしまう、という方もいます。そういう場合はお酒を控えればいいのですが、仕事の付き合い上そうも言っていられなかったり、事情はありますよね。

アルコールには筋肉を弛緩させる作用があるため、顔の表情筋が緩んで、鼻からのどにかけての気道を圧迫して狭くさせます。すると、吸い込んだ空気が気道にぶつかりやすくなり、粘膜が振動を起こすという原理。

普段からいびきをかいてしまう方は、シェアメイトが明日早起きで大切な用事がある、などという場合はお酒を控えるなど、未然に防げることはあります。少なくとも、努力している姿を見るだけでも、イライラする気持ちが収まることも大いにあるでしょう。

個室にすればだいたいは解決する

いびきが心配であれば、ドミトリーは避けて個室で別々に寝ることは何よりの解決策になります。しかし、予算上それが難しい場合や、いびきの音が大きい人は壁を伝って聞こえてくるケースもあるのです。

現に私は、それを経験しました。以前シェアしていた家で、隣の部屋で寝ているシェアメイトのいびきが、地響きのように聞こえてきて眠れなかったことが。そこまでのパターンはまれですが、無きにしもあらず、ということは頭に入れておきましょう。

個室でもベッド同士が壁ごしに隣合わない配置にするなど、工夫をすればたいていは問題ないと思います。

横向きで寝る

(credit:Unsplash)

いびきは仰向けで寝ている時に発生することがほとんど。いびき対策として、リュックを背負ったまま寝るという治し方も実際にあるそうです。

そこまではできなくても、気づいたら横を向くように心がけるだけでも、少しは変わるかもしれません。

鼻腔を広げるテープを貼る

鼻づまりもいびきの原因になります。ブリーズライトなどの、鼻づまりを解消するテープを貼ってみる。これで、30%程度鼻づまりが緩和されるそうです。

また、鼻がつまるとどうしても口呼吸になるので、のどが乾燥したりウイルスが体内に入って風邪を引きやすくなるなど、体にもよくありません。

鼻の通りを良くするスプレーや、メントール配合の塗り薬などもありますので、利用してみると良いかもしれません。

いびき外来に通う

自分で対策しても良くならなければ、病院で相談してみるのも一つの手段です。いびき外来、もしくは睡眠時無呼吸症候群外来とも言われているそうです。耳鼻咽喉科が専門のようですね。

先ほど前述した、いびきが壁を伝ってくる私の以前のシェアメイトも通院していました。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質も下がりますし、命の危険もあります。たかがいびきと軽視せずに、対策を考えましょう。

また、この症状は自覚がない場合が多いそうなので、もしシェアメイトがいれば、自分が寝ている時に無呼吸の状態になっていないか、見てもらうのもいいですね。

いびきや歯ぎしりなどのクセに加えて、眠りの深い方はアラームが鳴り続けても起きないなど、睡眠時のトラブルは意外と根深いもの。ルームシェアを考える時には、事前に相手の特徴を知っておき、トラブルを回避することも有効です。

個室を提供します/個室だけ探しています、の意思表示機能を追加しました

募集掲示板の新機能の案内です。

ルームシェアでもゲストハウス(シェアハウス)でも、一人が一つの個室を寝室として占有できる個室と、ドミトリーなど、一部屋に二段ベッド等で複数の人が寝泊りするような形態のものとを区別したい、という要望をこれまでにも受けていました。

シェアで暮らすのは構わないが、一人になれるスペースはほしい、という方は多いのではと思います。

そこで、今回、募集投稿時に、貸し手側は「個室が提供できる」ことを、借り手側は「個室だけ探している」ことを意思表示できるようにしました。

もし、同時に個室とドミトリーの両方を募集しているような募集をしたい場合、大きなゲストハウスを持つ業者さんの場合にあるかもしれませんが、個室もある限りは「個室が提供できる」をチェックください。貸せる個室が埋まってしまった場合は、個室が提供できない旨、再投稿していただくことになります。(再投稿の頻度に関する注意はそれでも有効です)