こんにちは。ルームシェアアドバイザーのまな蜜柑(まなみかん)です。
古民家って聞いたことありますか?100年程前の昭和以前の建築物を指して言う場合が多いと思います。
世代交代が進んで、近年は古民家が住民の手を離れて、カフェやギャラリーになっていたりしますよね。
私は2014年〜2015年4月まで、1年間、愛知県の古民家でルームシェアをしていました。
今回はそのときに感じた古民家の良さを語っちゃおうと思います。
1. 古民家は、広い!
古民家は、歴史があります。
今の日本の家族のあり方と違い、3世帯や使用人、下宿生などが居住できる作りになっています。
洋室と違い、ふすまや障子で仕切られているので、これらを取り外せば巨大な空間になります。
この写真のように、みんな集まってご飯を食べて、机を片付けて就寝、なんてこともできるので、
人を呼んでイベントをしたり、宴会して泊まっていくのに最適なのです。
子供を連れてくると、走り回れる空間があるので、友達を作ってワイワイ遊んでいますよ。
2.古民家は、味がある!
古民家は、一つ一つ作りが違います。
現代の建売住宅のように同じかたちの家を作って売るのではなく、
大工さんが請負い、数年かけて作っていたそうです。
一部分ができれば、家族はそこに引っ越して、住みながら他の部分を作っていったとか。
100年以上前の古民家は、お金を積んで同じものを作ろうと思ってもできるものではありません。
逆に、今一般的に使われている機械工具や、化学的な処置をしている建材を全く使用していないので、
においや手触り、目に映る風合いが気持ちの良いものだとも言えます。
誰かが大切に使用していたから、古民家はこの場所に残されているのです。
今では貴重な巨大な梁や欄間の飾りなどに囲まれていると、
これらを作った方々の想いを感じて、なんとも言えない贅沢な気持ちになりますよ。
3.古民家は、人が集まる。
前述の通り、古民家は貴重な建築物です。
古い木材、昔の品の良いデザインは、心を落ち着かせる効果があります。
また、古民家の良質な空間は、人の良い部分を引き出し、魅力的なアイデアを引き出します。
たとえば、いつもパソコンとスマホで忙しく仕事をしている人でも、
ちょっと電子機器を置いてお茶をしてみようかな、という気持ちにさせてくれるのです。
古民家で何かをするとより楽しく感じますし、集まった人同士の会話が盛り上がります。
カフェやアートとも相性が良く、ただ居るだけで価値のある時間を提供できるんですよね。
いかがですか?
今日本の地方都市は急速に過疎化しており、古民家が空き家になっています。
ぜひ、活用してみんなでルームシェアやサテライトオフィスとして使ってみませんか?
WIFIやテレビの回線も引けるし、全く不便は無かったですよ。
むしろ山の中の古民家は夜空の星や、季節の虫や鳥と会話するのに絶好の場所で、
古民家に住んだ1年は、他に代えられない、感性が豊かになる生活ができたと感じています。
是非機会があれば、古民家に住んでみてくださいね。
今日も良い一日を祈っています。
まな蜜柑より。