ルームシェアに理想的な間取り、部屋の広さはどれくらいですか?

先日、こんなご質問をいただきました。

「友人と2人でルームシェアをしようと思うのですが、2人とも実家暮らししか経験したことがなく、お部屋の広さや間取りなど、どれくらい必要なのかイメージが湧きません。どのようなお部屋が最適なのでしょうか?」

友人とルームシェアしようと決まった場合、どのようにお部屋を探していけば良いのか、わかりませんよね?

今回はこのご質問のように、友人と2人でルームシェアすることを想定して、間取りや部屋の広さについて、考えてみましょう。

理想的な間取りは2DK〜2LDK

black-forest-village-1538560_640(credit:pleccese)

2段ベットなどを活用したドミトリー形式ではなく、ひとりひとり個室を設けるという場合、理想的なのはやはり2DK、もしくは経済的にもう少し余裕が持てそうなら、2LDKが理想でしょう。

面積でいうと、40平米前後はあるといいですね。

欲をいえば、バス・トイレは別々の方が、気兼ねなくお風呂に入れるので、使い勝手が良いですね。

2Kという間取りもありますが、こちらは活動スペースが自分の部屋しかなくなる、ということになります。

リビングがあれば、それぞれの個室はそこまで大きくなくても、大丈夫かと思います。

住み始めてみると、個室の大きさよりも、それぞれの部屋に優劣が少ないことの方が重要かもしれません。

私は以前のルームシェアで、自分の個室が3,3畳だったことがありますが、その分家賃を安くしてくれたので、特に不満はありませんでした。

ないよりはまし、といったところでしょうか。

ただし、その時は、ミニマリスト並みに物を減らすよう努力しました。

物が多い方はかなり荷物に占拠されてしまうので、5畳くらいは欲しいですね。

ちょっと微妙な1LDK

kitchen-1675190_640(credit:PIRO4D)

最近増えてきた間取りの、1LDKというタイプ。

寝室を同じにするカップルや夫婦なら良いのですが、友人同士の場合、個室が一つだとリビングの使い方が中途半端になってしまいます。

「俺はあんまり家にいないし、リビングで適当に寝るからいいよ!」と最初は意気込んでも、個室のある人との不公平感は否めませんし、リビングに私物が散乱することになるかもしれません。

どうしてもリビングを1人分のスペースとして使用する場合は、家賃の負担額を下げたりして、バランスを取ることが大切です。

同じ面積であっても、個別の部屋になっているのと、簡易的なパーテーションで区切られたスペースとでは、実際に生活してみると、やはり違いが出てきます。

かといって、個室を寝室として、リビングを活動スペースとして共有すると、生活リズムの違いや寝ている時のいびき、起床時のアラームがうるさいなど、問題が出てくることも。

もともとドミトリータイプであれば、そんなことも言っていられないのですが、これから少人数でお部屋を借りるという方には、個人的には人数分の個室をおすすめします。

リビングがないとどうなるか?

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(credit:Unsplash)

先ほども少し取り上げた、2Kのタイプや、2DKでもダイニングと呼べないほど狭い物件もあります。

そうなると、くつろげる共有スペースが無いに等しくなるので、交流する機会が減っていく可能性も。

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初対面同士のシェアなどで、交流が少ない方が好都合だというケースなら問題ありませんが、ここはせっかくのルームシェア!

リビングやダイニングでたまには一緒に話したり、家飲みができる時間なんかもあると、楽しく過ごせて仲も深まりますね!

個人的には、初対面同士だからこそ、交流を深めやすい間取りの方が良い経験になると思います。

とはいえ、リビングやダイニングがなければ、お互いの部屋にお邪魔して鍋パーティー、なんていうのも、それはそれで楽しそう。

少しでも家賃を減らしたいという場合は、アイデアを出し合って工夫してみましょう。

2人入居可の物件を選ぶこと

実際に物件選びをする際の注意点として、「2人入居可」「ルームシェア可」などと表示されている物件を探しましょう。

もしくは、表示がされていなくても可能な物件も案外あります。

「ルームシェアをする予定なのですが、大丈夫ですか?」と契約前に確認しておきましょう。

中には「夫婦なら良いけれど、ルームシェアはダメ。」

という大家さんもいらっしゃいます。

事前に不動産屋さんに条件としてお伝えしておくことが大切です。

ルームシェアに適した物件を探すのも、なかなか骨の折れる作業ですが、最近では都市部を中心に、シェア向けの物件なども出てきています。

2人とも収入があれば、審査に通りやすいという利点も。

「実際にシェアするとどんな風になるのか?」考えながら、物件探しにチャレンジしてみましょう!

ルームシェアには湯船はそれほど必要ではないかも

沖縄の家庭では湯船につからない入浴法が一般的だというサイトを見つけました。沖縄の賃貸アパート、特に少人数用の物件では、シャワーだけで湯船がついてないものが一般的だ、というものです。沖縄は暖かいですし、お風呂にゆっくり入って温まりたいという場合が他の地域よりも少ないのかもしれないですね。

ルームシェアで暮らす場合も、実感として、バスタブを使う人は普通よりも少ないように思います。一つしかない設備を長時間占有することになるので、長風呂する時は他の全員に前もって確認して回らないといけないですし、バスルームにトイレがくっついているようなところならもっと難しくなるでしょう。

ルームシェアに向いている間取り、について考えることも多いのですが、大きなバスタブのあるお風呂は、ルームシェアにおいてはデッドスペースとなることも多そうですね。

大きなお風呂よりも、コンパクトなシャワーブースがあって、その分の面積は他の部屋とか、リビングなどの共用スペースに回っている方が、活用されて嬉しいのかも、と思います。

今既にある家を工夫して住むのがルームシェア的ではありますが、これから新しくルームシェアしようとして場所を探すときには、シェアであまり使われない設備は小さめだったり、無かったりするものを選んだ方が、結果的に家賃を効率的に使ってることになるのではないかな、なんて思います。