クーリエ・ジャポン「やっぱり、海外で暮らしてみたい」に海外のシェア事情が多数

ちょっと前の号なのですが、海外のニュースを多数扱う月刊誌クーリエ・ジャポンの2013年10月号の特集「やっぱり、海外で暮らしてみたい。」を読んでいたところ、海外で暮らす日本人を取材した記事のいろいろなところで、ルームシェアに関する話題が出ていました。

イギリス・ロンドン

「ロンドンに着いてすぐ、会社が紹介してくれた部屋の家賃が1200ポンドもして、驚きました。ロンドンでの一人暮らしはとても高くつくので、20代の独身者はフラットをシェアするのが当たり前になっています」

クーリエ・ジャポン2013年10月号 p.31 外国人にも開かれた「国際都市」ロンドン生活を満喫する日本人たち

ロンドンは海外からの不動産投資が多く、家の値段が高いようです。そのような都市の中心部で若い人が住もうとすれば、ルームシェアという選択はごくごく自然ということでしょう。文中に出てくる「フラットシェア(flatshare)」は、ルームシェアのことを呼ぶ一番一般的なイギリス英語ですね。

シンガポール

家賃が高いシンガポールでは、1軒を何人かでシェアするのが一般的で、彼らが住んでいるのは50戸ほどの家が連なった「タウンハウス」と呼ばれる長屋型の集合住宅だ。

クーリエ・ジャポン2013年10月号 p.54 経済発展にともなって家賃も高騰… シンガポールの生活事情を聞いてみた

こちらの記事は、かなりルームシェアの話が多い記事となっています。インド人オーナーの公団住宅(HDB)で、一部屋に4人、全体で10人ほどで住んで大変だったという体験や、日本人以外と仲良く住みながら現地に詳しいルームメイトに助けてもらったり、掃除や洗濯を週一回外部の業者にまかせることで、ルームメイト間での掃除当番などのトラブルを防いでいるといったような話が紹介されていました。

シンガポールのルームシェア事情については、ルームシェアジャパンのブログでも現地の人に聞いた話をまとめています。興味のある方はぜひこちらも読んでみてください。

アメリカ・ニューヨーク

前のバンドの元メンバーが住んでいたいまの物件に空きが出たのをきっかけに、8人が巨大なフロアをシェアする部屋に入居した。もともと工業用に使われていたロフトだが、いまは1階が写真スタジオ、3階が音楽スタジオとして使われているほか、残りの4フロアは、増田のフロアと同様、何人もの若者が住居としてシェアしている。

生活空間とスタジオを兼ねた窓もない部屋に払う家賃は月800ドル。バスルームやシャワーは8人で共同だというが、生活の時間帯が個々に違うからか、意外と不便ではないと増田は言う。

クーリエ・ジャポン2013年10月号 p.66 夢を叶えるために「世界の首都」へ ニューヨーク生活はこんなに刺激的

これはまた強烈な事例ですね。倉庫のようなところを無理やり住むところに変えて住んでいる話です。8人で一つのトイレやシャワーというのは、かなり厳しい方かと思います。そんな状況でも住みたい、暮らしたいという魅力が、ニューヨークのその地区にはあるんでしょうね。

自分たちで壁を作ったり直したりして住空間をよくしていくのは、たいへんでもあるけれども楽しい、という話も出ています。

この特集の載ったクーリエ・ジャポンはこちら

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 10月号 [雑誌]
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 10月号 [雑誌]

世界6カ国での日本人の暮らしぶりが特集されている中で、3箇所でルームシェアに関する話が出てきています。シェアの話が出なかったパリやハワイでも、ルームシェアして住んでいる人はたくさんいます。

ぼくはルームシェアしたくない人にまでシェアをしろと言うつもりはまったくないのですが、こうやって世界の大都市での暮らしぶりの記事にシェアの話が(ルームシェアの特集記事というわけでもないのに)たくさん出てくるということで、ルームシェアという暮らし方が決して異常でも特殊でもない、ということは言いたいですね。

ルームシェアでも構わない、ルームシェアで得られる利点(安さとか便利さとかルームメイトからの友人ネットワークとか)も興味ある、という人は、こういった海外の都市に行ったときにルームシェアを検討するのもよいし、東京のような日本の都市でも選択できるんだなという風に知ってほしいと思います。

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外国人とのルームシェアで英語上達、というコメントを、2月27日発売の週刊ダイヤモンドに寄せました

週刊ダイヤモンド 身につく! 英語&中国語 English&Chinese

2月27日(月)発売の週刊ダイヤモンド 特集「身につく! 英語&中国語 English&Chinese」の中で、「外国人と共同生活で“英語漬け”」というコラムにコメントいたしました。

特集では、ドラマやゲーム、ネットの英会話学校など様々な英会話学習法が紹介されています。その中の一つの方法として、外国人と一緒に暮らすことで英語を話す環境に自分を置く、という観点から、シェアハウス/ルームシェアでの英語学習の体験談を求められたものです。

ルームシェアジャパンで出版した書籍「ルームシェアする生活」でも、外国人とのルームシェアのやり方などについてページを割いています。この本は現在入手困難ですが、本の元となったオンラインガイド「ルームシェア入門」はこちらで読めます。外国人・英語学習関連としては、以下の項目が特に役にたつかと思います。

英会話やその他の外国語の取得と、ルームシェアの両方に興味のある方は、ぜひ検討してみてください。

田舎暮らしの本 2011年9月号の取材を受けました

8月3日発売の宝島社「田舎暮らしの本 9月号」で、取材を受けました。

兵庫県でシェアハウスを運営されているご夫妻が、3人の女性シェアメイトをルームシェアジャパンで探されたというお話に関連して、ルームシェアジャパンの投稿に占める地方の募集の割合に関してや、さまざまな特徴のあるシェアのトレンド、シェアの問題になりやすい点、などについてコメントさせていただきました。

遊んでいる空き部屋を活用して貸す側も借りる側もメリットを得られる、という点では、ルームシェアは都会に限ったものではないと思います。都会の方が家賃など生活コストの切実な問題でシェアが起こりやすいというのはありますが、どんな環境であってもシェアで楽しめたり、何かが得られたりしないかと検討される方が増えればうれしいと思います。

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ルームシェア・ゲストハウス(シェアハウス)に関するコメント

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ルームシェアジャパンには、募集掲示板に併設して情報交換を行なうフォーラムがありますので、そちらの該当の箇所で条件を書かれて募集されれば、実際にルームシェアをされている方で取材を受けてもよいという方から連絡が来るかもしれません。

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