インタビュー
部屋を見せてもらったら、フラットの持ち主or前から住んでいるシェアメイトとの面接となります。
「明るい人もとむ」なんていう広告もありますが、不自然なほどの無理をして社交的に振舞うのは、よくないでしょう。普段どおりのあなたで受け入れられなければ、後々つらいことになるのは目に見えています。
シェアメイトを探している人たちは、応募してきたあなたのことを知りたいと思っています。危ない人だったり、いいかげんな人だったりしないか、見極めようとしています。また、人間的に問題は無くても、フラットのカラーにあわないかも、ということも考えているかもしれません。あわなければあわないで、それは今判明したほうがいいんです。どんなに第一印象がよかったり、好条件だったりしても、何がなんでもこの部屋を取らなきゃ、なんていうふうに考えるのはやめたほうがいいでしょう。
お金の話は、特に日本人の場合、文化としてお金の話をするのはよくないこと、というのがあるので、お互い聞きにくいことも多いと思います。しかし、毎月それなりの額のお金のやりとりをすることになりますから、このあたりはきっちりと話をしましょう。
自分はどのように収入を得ていて、だからシェアの分担分を払うのに問題はない、ということを伝えましょう。不定期な収入よりは、毎月定期的に得られる収入のほうが、相手の印象はよいと思います。フリーの人、収入が一定でない人は、仕事がうまくいかなくなっても○ヶ月は問題ありません、といったようなことを示すのに、預金通帳の残高を見せる、という手もあるでしょう。
また、安心してもらうために、リファレンスを提供するということも考えてください。リファレンスというのは、あなたのことを知っていて、あなたについて説明してくれる人のことです。西欧では、転職のときなどにも前の同僚をリファレンスとすることがあります。
保証人とは違い、あなたが問題を起こした場合に肩代わりしてくれるわけではありませんが、リファレンスになってくれる人を出せるということは、頼み事ができる友人が一人はいるということになります。
それから、一緒に住むことになるシェアメイトについても、いろいろと質問しましょう。インタヴュー時に全シェアメイトがいるのが一番ですが、いなかったら、インタヴューしてくれた人に聞くしかありません。何をしてる人なのか、困った趣味や悪癖はないか、何曜日が休みなのか、小うるさい人かおおらかな人か、など。答えてくれる人の話し方にも注意して、なにかトラブルの種になりそうなことがポロっとでないか、気をつけましょう。
質問することが何も思い浮かばなくなったら、相手に質問がないか聞きましょう。質問に答えているうちに、またあらたな疑問が出てくることもあります。あまり細かなことを、長々と聞くのもよくないですが、2,30分ぐらいは話が続いても構わないと思います。
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