ルームシェアの面接で話すべきこと、聞くべきこと
photo credit: East Georgia State College
さて、当日のインタビューです。
いきなり面接をするよりも、先に物件の中や貸し出している部屋を見てもらうのがいいかもしれません。キッチンはここ、トイレはここ、など案内しながら少し雑談もすると、初対面の緊張も取れてきます。
ひと通り見終わったら、座って面接を始めましょう。初対面ということや、聞くべきことを系統だてて思い出せないということなどがあるため、しーんとしてしまうこともあるでしょう。聞くべき項目を、あらかじめメモに書いて持っておくのもいいでしょう。
面接で質問する内容(貸し手)
- どうして部屋を探しているんですか? (今のところを出「なければならない」としたらどうして?)
- 何をしている人か伺ってもいいですか? (職業、家を出る時間や家に帰る時間)
- 家賃はどうやって払いますか? (収入、仕送り、貯金)
- 休日はいつですか?
- 仕事や学校に何時にいって、何時に帰りますか?
- 恋人を部屋に連れてきたり、泊めたりしますか? もしするなら頻度は?
- 友人を部屋に連れてきたり、泊めたりしますか? もしするなら頻度は?
- 掃除・ゴミ出し・皿洗いなどはこまめにしますか?
- 休日はどう過ごしますか? 趣味はありますか? (家にいることが多いか、騒音や異臭の出る屋内の趣味があるか)
- テレビは見ますか、どんなテレビを見ますか (リビングに共有テレビがある時などは、趣味があっている方がよい)
- ルームシェアの経験はありますか?
- これまでのルームシェアのトラブルで嫌だったことは?
- なにか宣言しておくべき変わった癖や趣味などはありますか?
- 今後誰かが出ていって次の人を募集する時に、募集に入れてほしい条件はありますか? (例: 現在たまたま全員が女性ですが、男女どちらでも構わず募集します。それで問題ないですか?)
- 現在の家賃や光熱費の分担割合について、納得のいかない点はないですか?
面接で質問する内容(借り手)
- どうして借り手を探しているんですか? (前のシェアメイトは円満な理由で出ていった/出ていくのですか?)
- 各シェアメイトが何をしてる人か聞いてもいいですか? (職業、家に人が多くいる曜日や時間帯)
- 各シェアメイトの休日や出勤・帰宅時間はいつですか?
- 恋人を連れてきたり泊めたりするシェアメイトはいますか/多いですか?
- 友人を連れてきたり泊めたりするシェアメイトはいますか/多いですか?
- 掃除・ゴミ出し・皿洗いなどはこまめにしますか?
- 各シェアメイトは、休日はどう過ごしますか? 趣味はありますか? (家にいることが多いか、騒音や異臭の出る屋内の趣味があるか)
- このルームシェアでこれまでどんなトラブルがありましたか? どう解決しましたか? (または、まだ解決していませんか?)
- 共用部分の掃除やゴミ出しはどうしていますか?
- 冷蔵庫の管理はどうしていますか?
- 他にルールや取り決めはありますか?
- 光熱費はどう分担し、誰がどう支払っていますか?
- 一緒にご飯を作ったり食べたりすることがありますか? その頻度は?
- ルームシェア内でパーティーをしますか? するなら、どれぐらいの頻度でしますか?
メモしておいた内容を質問し、答えてもらっているうちに、メモ以外の疑問点も出てくるでしょう。それらも尋ねると良いですし、メモにも反映して、この次からの見学・面接でも聞くようにしましょう。
答えるときの態度にも注意
質問に対して答えるときにも、その人の性格が出てきます。答え方が誠実かどうか、わからないことはわからないと言ったり、後で調べて連絡しますと言ったりするなら良いですが、わからないけどそんなことは重要じゃないでしょう、などと答える方が言ったとしたら要注意です。
あなたが大事だと思った質問に対して、それが重要だと思ってないように見えたら、それもルームシェアを初めてからお互いの意識が合わずに問題となるポイントかもしれません。
面接の切り上げ
人によりますが、30分から1時間ぐらいで、だいたいの話は済ませられるかと思います。お互い質問することが思い浮かばなくなったら、面接はお開きとしましょう。
その場で借り手が即決し、借りたいということもなくはないですが、普通は借り手側も何件か同時に見て回っているので、そのような場合は少ないでしょう。ものすごく魅力的な部屋を格安で貸している、とかでなければ、「今すぐ決めたい」「すぐ借りたい」という借り手は少し警戒をしてもいいぐらいです。それほど切羽詰まって新しい部屋を探さなければいけないのはどうしてか、前のところでトラブルがあって住むところを失ったのかもしれません。
検討して気に入ったら連絡ください、後で質問を思いついたらメールで聞いてください、などと伝えて帰ってもらうのが、一番多いパターンだと思います。
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