neighbours

photo credit: Mike Babiarz

あなたがたのシェアに対するご近所の視線は、決して好意的なものからは始まらないでしょう。このことは肝に命じておいてください。

とくに、家族もちの年代やお年寄り家庭から見れば、シェアというのは、「自分が若いときには世の中になかったこと」なのです。特に日本では、人と同じようにすることが善、変わった生き方は悪、という判断基準が根強いため、実際になんの迷惑をかけていなくても、おかしな連中、とレッテルを貼る人があらわれるでしょう。

ましてや、それぞれの友人が多く出入りしたり、パーティーが多かったりすれば、普通の家には言わないような文句でも、つけられることもあるでしょう。

特に男女混合のシェアだと、目はつけられるでしょうね。男女が混ざって住むだけで、すぐに性的なことを連想してしまうのも、上の世代からすればしょうがないことのようです。「男女が一緒に住んで何も起こらないなんて信じられない」という意見は、実は「自分だったら何かやっちゃうだろうな」という気持ちの裏返しなのですけど、こういう非難をする人達というのはそのことに気づいてくれません。育った時代が違えばものの見方も違うものです。

迷惑をかけなければそれでいい、と突っぱねるのも一つの手です。ただ僕としては、シェアが他のいろいろな暮らし方となんら変わることなく、近所にあってもなんともない社会がいいなと思っているので、普通の一人暮らし以上に、騒音やゴミ出し等について落ち度がないように気をつけているし、これからシェアをする人たちにも賛成してもらえるといいな、と思っています。