パーティー
photo credit: Lee Summers
パーティー禁止というシェアもあります。シェアメイト達が、静かな落ち着いた暮らしを望む場合には、パーティーは外でやってくれ、というのは自然なことです。逆に、せっかく何人もいるんだから、ということで、積極的にパーティーを開くようなタイプのシェアもあります。自分にとってはどういうルールがいいのか、を考えて、シェアを選ぶようにしましょう。
自分の友達を呼んでのパーティーでも、共用のキッチンやリビングを使う場合は特に、他のシェアメイトへの気遣いを忘れてはいけません。まずは、シェアメイト達をパーティーに誘ってみることが重要でしょう。せっかく近くにいるのですから、自分の友達とも仲良くなってくれれば、それぞれの交友関係も広がって、いいのではないでしょうか。
誘われたほうも、苦手とか言わず、都合があえば参加しましょう。パーティーをやっているときに、自分は部屋に閉じこもって、というのも、もちろんシェアでは個人の自由なのですが、パーティーをする側の人も気がひけますね。
そして、そういう騒ぎを、自分だけが特に多い回数やってないかも、気をつけておきましょう。自分でパーティーを企画しない人もいますから、個人の好みの問題ということもあるのですが、それでも、「ほんとうにうるさくない? 大丈夫?」と確認して、ほんとうの気持ちを聞き出すようつとめましょう。
シェアの場合は比較的広いキッチンやリビングが確保できることが多いので、ワンルームに住んでいる人に比べれば、自宅でパーティーが「できる」ことから、パーティー会場にされてしまうことも多くなるかもしれません。その時に、パーティーに来る自分の友達に対して、他のシェアメイト達の協力があって、パーティーができてるんだよ、というのがちゃんと伝わるようにして、みんなが他のシェアメイト達に感謝し、気も使い、パーティーをする前よりも全体がきれいになっているくらいに後片付けをしてもらえるようにしましょう。
木造の場合や集合住宅の場合は特に、パーティーの規模や時間帯には気をつけたほうがよいでしょう。
ご近所づきあいも少なく、誰がなにをしてても気にしない東京のような街でも、できることなら近所迷惑はかけたくないものです。前にも書きましたが、特にシェアのような変わった暮らしをしている場合、まわりに住んでいる人の評判が悪いと、どんな不利益が発生するかわかりません。
photo credit: Hometown Invasion Tour
僕のところのフラットでは、マンションの管理組合の規約で、「パーティーを開催する場合には事前に組合理事長に届け出を出すこと」なんていうのがあります。何人からがパーティーなのかという話もあるし、本気ですか? と思わなくもないので、届け出はまだしたことがないんですが。
それでも、開始時間を昼過ぎとかにして、日が変わる前には解散してるし、窓を開けて音楽を大音量で鳴らしたり、とかもしないよいうにしています。苦情は一回も来ていないのですが、日本の場合直接言わずに、何度も我慢した後で突然怒鳴り込んでくる人も多そうなので、ほんとうに大丈夫なのかどうかという心配はあります。だからといって、何も言われてないのに、こちらから「昨日はうるさくありませんでしたか?」なんて聞きに行くのも、やぶへびになりそうですが。
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