ルームシェアのよくあるトラブルの一つは音の問題。本当はルームシェアじゃなくて普通の家族でも起こる問題なのですが、家族の場合はもっと我慢できたり、率直に苦情を言ったりできるためか、そこまで大きな問題にはならないようです。

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「お願いだ、目覚ましを止めてくれ」

毎日朝起きて、会社に行かなくてもいいという人は少ないでしょう。勤怠管理が厳しい会社の場合、遅刻を繰り返すと職を失ってしまうことだってあります。そうなると、確実に決まった時間に起きたい。となれば、目覚ましの一つ、あるいは二つ、人によっては三つ四つをセットするなんてこともありそう。

自分の個室で鳴った目覚まし、大なり小なり、同じマンション・アパートの中にも音が漏れてしまいます。ルームメイトのアラームのおかげで寝坊せずに済んだ、というラッキーな場合もあるでしょうが、自分はまだまだ寝ていたい時に、他人の目覚ましで目が覚めてしまったら? これはイライラするでしょう。

最近ルームシェアを始めたんだけど、朝すぐに起きられないという個人的な問題があるんだ。目覚ましを掛けても、目覚ましが鳴って2,30分ほどは気づくこともない。つまり僕って、すごく眠りが深いんだな。気づいた時にはすくっと起きられるんだけど。

今までは一人暮らしで、目覚ましが鳴り続けてても特に誰にも迷惑は掛からなかった。でも、ルームシェアを始めてから、どうも僕の目覚ましでルームメイトが起きてしまうようなんだよね。

ヨースケ

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(image credit: The Laughing Housewife)

あなたが目覚ましの被害者の場合

どんなトラブルもそうですが、なるべく早めに、軽い感じで相手に不満を伝えることは重要です。あなたが3ヶ月我慢を重ねた後についに相手に「ちょっと目覚ましの音が大きいね」と言っても、相手は「3ヶ月何の問題もなかったのにどうしていまさら?」みたいに思ってしまう場合もあります。

それでも相手に文句を言うのは嫌だ、と思うのであれば、まずは、自分の苦情という形ではなく、相手への心配という形を取るのもありかもしれません。「ねえ、最近よく目覚ましが鳴りっぱなしだけど、体調悪かったりする? わたしが夜うるさくて眠れないとかだったらごめんね。」 などと言えば、自分の問題に気づいてくれる人もいるでしょう。もちろんそんなのでは伝わらない人もいますが。

シェアメイトのサオリが、目覚ましを止めずに会社に行っちゃうことがあるの。いつまでも鳴り続けてるから、サオリが起きられないのかと思ったら、靴もカバンもないのよ。

こないだは勝手に部屋に入って目覚ましを止めたけど、こんどはそのことをサオリがちょっと怒ってるみたいなのよね。ずっとうるさくて眠れなかったし、この場合はしょうがないと思うんだけどな。

ミナコ

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(image credit: Zapbin)

何をどうしてもルームメイトに伝わらない、あるいは、ルームメイトに対して言うことができない(これが言えないぐらいだと、他にもいろんな苦情を言えなくて困っているのではと思いますけど)場合、最終兵器として自分が耳栓をするというのもありますね。でも、もっと遅い時間だけど自分も目覚ましで起きなければ、という場合は耳栓をするわけにもいかないでしょう。

ルームシェアで暮らす以上、相手の睡眠時間を邪魔するのは許されません。このような場合に打てる手はそれほど多くありませんが、たとえば、以下のような道具もあります。

振動で起こす目覚まし

音の代わりに、シーツの下に敷いておいた機械を振動させて時間を伝えるような目覚ましもあります。

腕時計型で、手首で振動してくれるというものもあります。

ケータイのアラーム機能で、音を鳴らさずにバイブレーションモードだけで鳴らすことでも、起きられる場合はあるかもしれません。ケータイを体の近くに置いておかないといけませんし、もし体から離れたら起きられないという問題はありますが。

光で起こす目覚まし

また、明るい光だけで起こそうという目覚ましもあります。

音は漏れるけど光は漏れない、という場合は多いでしょうから、自分の部屋だけ明るくすることで起きられるなら、これも試してみてはどうでしょうか。

イヤホンやヘッドフォンを使う

寝ている間にイヤホンが耳から外れなければ、これでもいけるかとは思いますが、失敗した時のリスクがありますね。

早く寝る

眠りが深いかはともかく、どんな人でも十分な時間寝れば、一定時間後には自然に目が覚めます。単純に、もっと早い時間に寝てみて、それで自然に起きたり、目覚ましの音がもっと小さくてもすぐに起きられれば、それも一つの解決方法ですね。

あなたの目覚ましトラブル体験や、それをどうやって解決したか(あるいは、解決に失敗したか)というエピソードがあれば、ぜひコメント欄やツイッターで教えてください。