電話
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電話の共用にはいろいろと考えておかなければならないことがあります。
勝手に好きなだけ国際電話をかけられて、請求書が届いたころには遠い異国の地、なんてのは嫌ですよね。電話局に連絡して国際電話をかけられなくする、というのもできると聞いたことがありますが、それでは自分も使えなくなるし、例えば次のようにします。
デポジット(預り金)は、電話の請求書がすべて到着したら、そこの電話代を引いて返す。あるいは、フラットを出て行く時は、使った量(ここは自己申告になってしまうけど)に応じて、電話代のデポジットを預けて行ってもらう。
いずれにしても、いなくなる直前にデポジットを越えるほど大量に電話をかけまくられたら打つ手がないですけどね。どうしても心配なら、家の中に公衆電話でも置いて、毎回コインでかけてもらいますかねえ。
電話をかけてくる可能性がある人に対しては、自分以外の人がでる場合もあり、それもひょっとすると日本語が喋れないかも、ということを伝えておきましょう。最近は、個人宛の用事は携帯にかかってくる、という人も多いので、家の電話を共用にしたからといって、それほど困らないかもしれませんね。
うちのフラットでは、電話の前に簡単な英語-日本語の文例集を作って張ってありますし、電話を取ったら「ハロー」ではなく「もしもし」と言わなければいけない、というルールにもしてはいます。すこし経てば、なんとか取次ぎくらいはできるようになるように思います。
それから、電話代ですが、これはかけた人がかけた分だけ払う、とするのが一番だと思います。かける頻度も距離もばらばらなので、他の光熱費のように均等割りというわけにはいかないでしょう。
かけるたびに、かけた日時や相手の番号をメモしておきます。メモのための記入用紙を作って置いておくのもいいでしょう。電話会社のほうには、利用明細を発行させるようにしておき、後で利用明細とつきあわせることで、誰がいくら分使ったのかを計算します。メモを残し忘れる人などがいて、その追求調査などもあるので、かなり面倒な作業です。毎月交代の当番制とかでやっていくしかないでしょう。
この利用明細ですが、プライバシーを守るため、とかで、なかなか簡単には発行してもらえないので注意が必要です。NTTの場合、申し込み用紙を送ってもらい、それを書いて返送する手続きが必要で、申し込みをしても明細が実際に記録されるのは翌月から、など、シェアをはじめても一定の期間、明細が得られなかったりします。
また、明細を送らせるのは、自分が使って請求された分の証拠をくれ、ということだと思うのですが、ほとんどの電話会社で、明細には作成料や送料がかかります。月に100円とかそんな額ではありますが、明細を取るためにかかったお金も、シェアメイトで負担することになります。長距離電話や国際電話を、それぞれ違う会社にした場合、それぞれの明細発行料が必要になりますので、それぞれ安い会社を選んだつもりなのに、明細料を含めると安くなってないということも起こり得ます。
さらに愚痴っておくと、ISDNに切り替えたり、ADSLにしたり工事をするたびに、この「明細を取る」という設定が消えてしまうらしく、毎回明細が来なくなっては再申し込みをする、ということをさせられました。このあたりはサービスの改善を望みたいところです。
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