ルームシェアを始めたいと思っても、同居人のメンバー選びがなかなか難しいですよね。シェア生活の長い方は数々の良い思い出と共に1つや2つは苦い経験をお持ちではないでしょうか。
そんな事態を回避するために、アメリカの大学生向けに書かれたノウハウを少しまとめて紹介します。自分の人脈内やその延長で共同生活を始めることを前提とした、若いシェアビギナーのための覚え書きのようなものです。
(Credit: Wikipedia)
1. 親友とは住まない!
大事な友だちを、それもしょうもない家事に関する喧嘩などで失いたくないですよね?
例えばあなたのハウスメイトが言っても言っても食後のお皿を洗わずにキッチンに置いたまま出かけてしまう、という状態が何か月も続くとしましょう。そんなささいなことで友情に亀裂が入るのは残念でなりませんよね?おまけに毎日一緒に生活しているとお互い引っ込みがつかなくなってその亀裂が大きなものに発展してしまう、なんていうこともよくある話です。
それならば、今までそこまで交流のなかった人とでもハウスメイトとしての新しい付き合いを深めてゆき、大事な親友は相談先として取っておく方が賢明ではないでしょうか?
家でなにか問題があると、なるべく外に出る時間を増やして気分転換をしたくなるもの。そんなときにお互いに助けあえるのも親友と別々に住むことの利点かもしれません。
2. ハウスメイトになる人の生活パターン
特に、狭い家でのシェアの場合に大事になってくるのが、生活パターンが合うということ。
例えばパーティー三昧の学生で夜中に何人も引き連れて帰ってくるタイプの人と朝方5時出勤のフリーターが一緒に住んだら、例え同い年であっても確実にもめますよね。そこまでわかりやすくないにしても、洗濯機をまわしたり掃除機をかける時間帯なども、お互いの睡眠時間帯があまりにずれていると気になってくるものです。
いくら外で会うときは意気投合していても、実際の生活パターンはどうなっていくかイメージトレーニングをしてみましょう。
3. シェア相手の周囲の人間関係
ハウスメイトになる人の友だちや彼氏彼女と良い関係が築けそうか、またはそつなく付き合っていけそうか考えてみましょう。
言ってしまえば、ハウスメイトの近しい人たちとも同居するような感覚でしょうか。こういったところから人間関係の輪が広がっていくのがシェアの醍醐味とも言えます。
4. 掃除の度合い
掃除の程度や頻度などに関する感覚が一致していることを確かめましょう。
極論を言えば、ゴミ屋敷に住むタイプの方なら家に物が多いのがすきな人または物が多いことが気にならない人と住むのが無難でしょう。
逆に潔癖症なら潔癖症同志で、ということになります。またもしあなたが軽度の潔癖症であって、ハウスメイトもわりときれい好きなんだけどもまぁあなたの基準には満たなそうだという場合には、あなたがかなりきれい好きであるという事実をできればシェア前に相手に伝えることがカギになってくるでしょう。加えて、きれいでないと気になるので気持ちよく過ごすためにも自分の掃除の回数が少し多いのはもちろんのこと、といったスタンスを持てるとお互いの関係も良いものになるのではないでしょうか。
5. シェアを決める前に小旅行に出てみる
可能であれば、シェアをしてみたいなと思うひととちょっとした旅行にでも行ってみましょう。かなり良いシュミレーションになるはずです。裏を返すと、ここでいやな予感がした場合にはまだ引き返しがきくということです。
6. お互いの悪い部分を言い合ってみる
共同生活をするにあたってのお互いの悪いところをこの際全て言いあってみましょう。そこで気になる部分が挙がれば、対応策や妥協できる点を話し合ってみましょう。開き直って先に伝えてしまえば案外お互いに気楽に過ごせるものです。
まとめ
どの項目に関しても言えるのは、シェア相手とは、あなたの生活スタイルや癖などに関しては正直になってオープンに話をすることがカギであるということです。