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photo credit: sven_kindler

空いている部屋に新しいシェアメイトを募集するとき、実際にあって話し、その人がこれから一緒に暮らしていける相手かどうかというのを判断しなければいけません。

メールや電話だけで決めてしまい、引越ししてきてから初めて相手に会う、というのも絶対に無いとは言い切れませんが、よほどの特殊な条件がない限り、面接をせずに知らない人を受け入れるのは避けるべきでしょう。

メールや電話のやりとりでも、相手のことをいろいろ訊ね、また自分たちのことやシェアするアパート・マンション、地域や最寄り駅の情報などは伝えておいたほうが話は早いです。

その上で、話した内容から相手に、そして相手と自分たちの相性などに問題が無さそうだと感じたら、いよいよ面接を行うことにします。

面接の日時の決め方

面接の日時は、借り手、貸し手のどちらかが都合のつく日時をいくつか提示し、相手側がその中から可能な時間を選ぶ、という形で決めましょう。

面接の場所の決め方

面接の場所は、実際の空き部屋がある自分の家でというのが、そのあとの話の進みは早くなります。しかし、最初から必ず自宅で会わなければいけないというわけではありません。

特に、以下のような場合、まずは駅前のカフェなどで会い、物件や部屋の確認の前に(お互いの)人物の確認をするというやり方も十分考えられます。

  • 貸す側が一人で、知らない借り手と室内で一対一になることに不安がある場合
  • 借りる側が一人で、知らない貸し手と室内で一対一になることに不安がある場合

メールや電話番号ぐらいしか知らない人と、他に誰も見ていない場所で会うことが常に安全とは限りません。よりリスクを低くするために、たとえば、以下のような準備をすることもできます。

  • 友人、あるいは恋人を連れて複数人で見学に行く
  • 相手がメールで名乗っている人物本人であることを確認するために、相手から連絡してよい先方の知人(親、会社、友人など)の電話番号を聞き、実際に電話を掛けて実在の本人であることを確認する。
  • 相手が他人に公開できるソーシャルメディア(ミクシィ、フェイスブックなど)のアカウントを教えてもらい、ソーシャルメディアでの書き込みや、友人・勤務先などを確認する

借り手からみれば、ある家に住んでいて目の前で鍵を開けているのだから、そこに住んでいる人に間違いない、と思いがちですが、鍵のコピーを入手したり、なんの権限もない居候だったり、いろんな落とし穴は考えられます。慎重になることは大事ですし、もし慎重になって打っておいた対策を見て「自分が信用できないのか?」などと怒るような相手は、それこそ何か隠しているとか誤魔化している可能性もあるでしょう。

また、ルームシェアすることは決まっていても、場所が決まっていないとか、人を集めてから場所を探す、といった場合には、当然部屋が存在しないので、どこか他の場所で面接ということになります。

待ち合わせの約束

メールで問い合わせのやりとりをしていても、待ち合わせの時までには相手の携帯電話の番号を訊いておくようにしましょう。当日や直前になって、事故や病気など突然の急用ができて待ち合わせに間に合わなかったり、行けなくなったりということもありえます。

それに、世の中には、たくさんの相手ととにかく見学の約束をしたのに、当日になって突然気分を変えて現れないようなタイプの人がいます。約束したのに、何も言わずに来ないような人は、一緒に住んでも色々と問題を起こすに決まってるので、もし来なかったからといって、わざわざ電話して引き止める価値のある人ではないですが、「電話番号を訊いておく」ことは、そのようなすっぽかしの防止にはなります。

駅などのわかりやすい場所まで迎えに行くことにしても良いですし、最近は住所がわかればスマートフォンの地図で知らないところも辿り着きやすいので、自宅の住所を教えて部屋まで直接来てもらうこともできるでしょう。

時間に余裕があれば、駅まで迎えに行って、部屋まで一緒に歩きながら、駅や周辺の環境、スーパーやコンビニの場所など説明したり、なんでもない雑談をしながら相手がどんな人か知ろうとする、というのも一案です。

面接で訊くこと

さて、実際に面と向かって会うことができたとしましょう。自宅であればお茶ぐらい出してもいいでしょう。(まだ相手の正体が不安だ、という場合は、出された飲み物や食べ物には手をつけず、持参した飲み物を飲むというのも良いでしょう)

面接でどんなことを話し、尋ねると良いかについては、この次の記事で説明することにします。