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シェアメイトがいることで心細さがなくなる

一人暮らしの女性なんかだと、表札に男性名を書いたり、男物の下着を干したりして、男性と一緒に暮らしている風に見せることで、変質者から目をつけられることが無いようにする、なんていう話を聞きますね。特に都会では、そういう予防をしておかないと危ない目に遭うこともあるのでしょう。

ルームシェアはこの点、フリをするんじゃなくて本当に他の人が一緒に住んでいるわけですから、防犯面では心強いでしょう。女性ばかりのルームシェアでも、複数人で住むことで、ちょっとした物音にもびくびくしたりすることもなくなるでしょうし、見知らぬ訪問者(宅配便の配達とか、セールスとか)への応対でも少しは気が楽になるのではないでしょうか。

番犬(?)としての男性シェアメイト

女性だけのシェアでも、一人は男性を入れる、というスタイルのものがときたまあって、もちろんこういうシェアで採用される男性は、「そんなところならどれだけ家賃が高くてもお入りたい」なんていう、下心のあるようなタイプではなく、あまり男性を意識させないキャラクターだったりします。番犬といっては言葉が悪いかもしれませんが。

場合によっては最初からゲイ限定、という募集だったりということもあるでしょう。日本ではまだ、そういう募集がたくさん出てくるには社会に非寛容な人が多いですが。

全員同性で異性がいないと、緊張感がないのが嫌だ、という人にも会ったことがありますが、わざわざ女性だけのところに男性を限定して募集する場合、やはり第一には、防犯のためという意味合いが強いのではないかと思います。

実際、ストーカーの被害にあっていて、その対策として男性を募集してルームシェアを始めたという女性のお話を聞いたこともあります。

よく知りもしない女性を遠くからつけまわすようなストーカーは、おそらくつけまわす対象の女性に対してなんらかの幻想を持っているところがあるのではないでしょうか。そういう連中にしてみれば、男性と一緒に住んでいるが、ただのルームシェア仲間だ、なんていう真相をわざわざ伝えることもないですし、勝手に幻滅して他に興味を移していってくれるかもしれません。

しかし、そういう隠れた動機があって男性とシェアを始めるという場合、相手の男性には、自分がストーカーの被害にあっていることは伝えておかなければなりません。どんなとばっちりがあるかわかりませんから、そういうのを了承した上で、それでもいいという人でなければならないでしょう。相手を危険に巻き込む可能性があるのであれば、それを隠してシェアをするのはフェアとは言えないですね。