友達とのシェア

知り合いや友達同士のルームシェアは、まったく知らない他人とのシェアと比べると、注意が必要です。

元々の知り合いと一緒に複数部屋のアパートやマンションを見つけてルームシェアする場合と、すでにルームシェアしているところに参加して知り合いになる場合では、どちらもルームシェアですがその運用に微妙な違いが出てくることがあるのです。

Free Two Happy Girls Holding Hands Walking to School at Sunrise Creative Commons
Free Two Happy Girls Holding Hands Walking to School at Sunrise Creative Commons / Pink Sherbet Photography

友人同士のシェアの利点

  • 気心がしれている。はじめに緊張することはない
  • 信用がある。危ない人かどうかと心配しなくてもいい
  • 互いの生活レベルを把握している
  • 同じ場所に住んでいるので、一緒に遊んだり出かけたりする機会も増える
  • 趣味が近いなら、物や服の貸し借りもできる

友人同士のシェアの欠点

  • けじめがつかない(「友達だからいいじゃん、大目にみてよ」)
  • 言うべき文句を、友達だからということで言えないかもしれない
  • その友達には見せてない自分の世界がばれる
  • 友達の嫌な面も見つけてしまうかも(こんな人だとは思わなかった)
  • シェアがうまくいかないことで、友情にもひびがはいるかも

「私と○○ちゃんはこんなに仲がいいんだから、一緒に住んだらきっと楽しい」と考えるのは自然なことです。ですが、「友達づきあいの相性と、一緒に住むために必要な相性とは違う」のも事実です。ベストフレンド、が、必ずしもベストシェアメイト、になれるとは限らないのです。

元々知らない他人であれば、ルームシェアがうまく機能しなければ、シェアを解消して元の他人に戻ることができます。しかし、元々は友人だったのに、ルームシェアをしたせいで仲が悪くなってしまった、という話はよく聞きますし、その時に「この人は一緒に住むとイライラして(あるいは他の理由で)ダメだけど、ただの友人としては素晴らしかった」というのを思い出せるか、そして昔のようなつきあいができるか、というと、なかなか難しいものがあるようです。

どんな友達ならルームシェアがうまくいくか

友情関係にもいろいろな形があります。以下のような条件が多く当てはまるようであれば、友達とのシェアもうまく進められるのではないでしょうか。

  • 関係が対等である。どちらかが他方に依存した関係だと破綻の可能性が高いです
  • 必要と思ったら相手が嫌がる事でも伝えられる
  • 友達が自分の知らない世界を持っていても気にならない
  • 友達の友達とも友達になりたい(相手の友達とも仲良くなれる)。または、友達の友達は気にならない(相手の友達づきあいまでは気にならない)
  • 友達だけに恋人ができても気にならない。喜んであげられる
  • 逆も同じ。自分だけ恋人ができても相手は気にしないタイプである
  • 金銭感覚や生活スタイルが似ている(または違っていても気にならない)
  • 大金の貸し借りをしたことがない
  • 全体的にアバウトである。または寛容である
  • 以前に他人とのシェア経験があればプラス

友達といっても、常に一方が他方に頼るような形の友情の場合、ルームシェアがうまく機能しないことが多いようです。学校で会ったり休日に一緒に遊んだりという活動では、依存関係のある友情でもうまくやっていけることはあります。

しかし、一緒に生活するとなったときに、相手にもたれかかるようなタイプのシェアメイトと四六時中一緒に暮らし、掃除やゴミ出しなども分担しなければいけないとなったとき、依存される方の負担の増え方はたいへんなものになります。

また、人生相談や恋愛相談をよく受けたり、仕事の愚痴を聞いたりを一方向にしている場合、そのような相談事を朝から晩まで自宅でされる可能性もあります。よほどできた人物でなければ、そのような強い依存を受けることはストレスになるのではないでしょうか。

他に、相手の友情を独占したがるようなタイプの友人であれば、相手の行動や人付き合いまで監視したり、コントロールしようとしたりする場合も出てくるかもしれません。

今の友情が大事と思えるような友達であればあるほど、ルームシェアでも友情が続くのか、というのは慎重に考えたり、シミュレートしてみたりする必要があるのではないかと思います。

参考: 体験談

ただ、これは多くのルームシェア経験者の声でもあり私個人の意見でもあるのですが、元々の友人とシェアをするのは本当に気をつけたほうがいいです。
というのも、友人とシェアをすると、かなりの確立で友情はぶっ壊れます。シェアメイト→友人、はアリですが、友人→シェアメイトは人をよく選んだ方がいいです。

ルームシェアについてどう思いますか? – Mizuインタビュー

世界中に友達が

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とにかく、今の場所で今まで通り生活していても、勝手にいろんなところから人が来てくれる、ってのはいいですね。

日本に来て永住する人もいれば、帰る人もいます。でも、まぁ、帰る人の方が圧倒的に多いでしょう。シェアメートが帰国するということは、その国に、あなたのことをを良く知ってる友達が住んでいるっていうことです。もしあなたが彼ら/彼女らを訪ねるチャンスがあれば、お決まりの観光地じゃなくて、現地の人しか知らないような素敵なところに案内してくれるかもしれません。

僕の最初のルームメートはオーストラリア人で、その後スイスで働いてましたが、この前日本に遊びに来て、それから旅行でアメリカに行ってしまいました。シドニーの彼の家に遊びにいくのは、もうちょっと先になるでしょう。

二番目のルームメートのイタリア人とは、特に気もあって、毎晩いろんな話をしたものです。労働ヴィザが取れなくて、あっという間に帰ってしまったけれど、たまにメールしてきては、「いつ遊びに来るんだ?
いつでも歓迎だぞ」って言ってくれます。彼は日本人女性と結婚したので、その後一度、東京に戻ってきたことがあります。このときは、一緒によく遊びました。いつか必ずイタリアを訪問したいなぁと思ってます。

最終的に条件があわなくて一緒に住まなくても、友達になれる場合もあります。問い合わせはたくさん来るから、「こいつ、面白いな」「楽しい奴だな」とか思ったら、できるだけ親切にしてあげましょう。あなたのお部屋は、ちょっと彼/彼女の職場からは遠かったかもしれないけど、たまに会う飲み仲間としてはいいやつかもしれません。むこうだって、せっかく日本に来たんだから、日本人の友達がほしいと思ってるはずです。

ただし、ルームメートがかならず友達になれるわけではないという点には注意しておいてください。色々と親切にしてあげたからといって、当然のように見返りを期待するのは間違ってます。人によっては、「なんでこの人はこんなに親切にしてくれるんだろう?」でおしまいです。特に、対等な立場ではなく、あなたが「大家」になる場合は、相手が「友達」とは思ってくれないことも、ありがちでしょう。

ただし、あなたが、常に「よき同居人」であるように気をつけて暮らせば、相手もそうしてくれる可能性は高いし、そうなれば、「よき友達」になるのはそれほど難しいことではありません。がんばってみてください。