週末だけのルームシェア、平日だけのルームシェア

ルームシェアでの共同生活、ほとんどの場合、常にシェアをしている状態かと思いますが、もっと柔軟に考えることで、変わった形式のルームシェアをすることもできます。

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(credit lumaxart)

観光地や都心で、週末だけのルームシェアを提供する

もしもあなたが観光地のど真ん中に住んでいたり、都心の便利な場所に住んでいて、しかも週末はよく遊びに出かけるので家に居ない、としたら、週末のあなたの家は、ほとんど空き家状態だということになりますね。

「平日、仕事から疲れて帰ってきた時には一人きりでのんびり過ごしたいけど、遊びに行っていることも多くリラックスしている週末には他人が居ても構わない」ということであれば、週末だけルームシェア、というちょっと変わった形のルームシェアが可能となります。

この場合の貸し手は、

  • 週末は遊びに出かけて不在がちな、アクティブな人
  • 実家が近く、会社に行かない時は実家で過ごすのが楽という人
  • 単身赴任していて、週末は家族の元に帰る人

などが考えられるでしょう。

借り手は、

  • 週末は都心や観光地に拠点を置いて遊びたいという人
  • 週末は副業で都心の仕事(セミナー講師、司会業、観光ガイドなど)をしに来ている人
  • (貸し手の場所によっては)、サーフィンやスキーなど、普段の家と離れたところで週末を過ごすことが多い人

などが、このような形式の「週末ルームシェア」を活用できる人になるのではと思います。

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(credit: mikebaird)

平日だけのルームシェア

逆に、「週末はのんびり、家で一人で過ごしたい」という人との組み合わせでは、平日だけ泊まれればよい、というシェアメイトとの組み合わせが考えられます。

貸し手は、たとえば、絵画や陶芸、音楽演奏といった家でする趣味を週末にやりたくて、他人が家にいると落ち着けない、といったケースがありそうですね。

借り手は、

  • 単身赴任等で、週末は家族の元に戻るので、会社に行くときだけ寝泊りする場所があればよい
  • 実家が近く、会社に行かない時は実家で過ごすのが楽という人
  • 家も通勤圏内だが、平日は残業が多くて家まで帰るのが大変という人
  • 平日は飲むのが仕事、いつも終電まで飲んで、毎日タクシーで帰るのはお金がたいへん、という人

などが考えられるでしょうね。夜中に来て寝るだけの同居人が、平日の分の家賃を払ってくれるなら、貸し手にとっても経済的に助かると言えるでしょう。

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(credit: gullevek)

平日だけ・週末だけの分け方をどれぐらいきっちりやるか

自分の居場所が常にあるルームシェアと違って、日や時間帯で分けるルームシェアをする際は、その設計や実施についてはより多くの注意を払わないといけません。

分けかたの厳格さについても、さまざまなレベルが考えられるでしょう。

  • 契約で泊まれる曜日や出入りできる時間帯を縛り、ダメな日時には絶対入れないとする
  • おおむねこんな感じ、という取り決めだけをして、元の分け方とは異なる訪問や宿泊が必要になったら、その都度相談するなど柔軟に運用する
  • 生活や仕事のスタイルから、結果的にそうなるだろうということで、特に取り決めはしない

最後のケースでもうまく回るルームシェアもあるでしょうけれど、相手の仕事やライフスタイルが変った時には、「こんなはずじゃなかった」という問題も出てくるかもしれません。たとえば、単身赴任で週末は居ないと思ったからルームシェアした相手が、離婚してしまったために週末もずっと居ることになった、とか。

なんにしても、相手との信頼感をきちんと保つことは大事ですし、状況が変わった場合もシェアメイトに報告し、変わった状況でもルームシェアをそのまま続けていけるのか、あるいは無理がない近い将来に解消する方向に持っていくのか、といった相談ができる関係であることは必要だと思います。

クリエイティブなルームシェアで、みんなが利益を得られるように

普通のルームシェアよりも難易度が高くなるかもしれませんが、部屋や設備をいつ使って使わないのか、といったことを考え直すことで、ルームシェアはできないかも、と思っていたアパート・マンションでもルームシェアできるケースはあるでしょう。

特殊な条件の場合、それにぴったりあてはまる相手を探すのも難易度は上がりますが、ルームシェアジャパンの募集掲示板なども活用し、自分の現状や相手に求める条件を明らかにして募集してみることで、そんな変わったシェアメイトの組み合わせを作ることも、十分に可能だと思います。そんな「自分たちだけのルームシェア」で、通勤や趣味など日ごろの問題をいっぺんに解決できたら、すごくないですか?

誰かが近くにいることの安心感

一人暮らしとの対比になりますが、同じ建物の中に誰か他の人もいる、というのは安心感があります。

生活音一つを取ってみてもそうでしょう。台所で料理をする音や、洗濯機を回している音などが遠くで聞こえているだけで、心細さはなくなるでしょう。もちろん、そういった小さな音のすべてが嫌だ、という神経質な人もいるのでしょうけれども、普通の人にとって、まったくの無音で一人で暮らすというのは想像以上に寂しいものです。

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風邪で寝込んだときなど、身動きが取れないような状況で、介抱してくれたり、必要なものを買ってきてくれたり、というような助けをくれるルームメイトはもちろんありがたいですが、そこまでしてくれないルームメイトでも、すぐ近くにいたり、本当にヤバイと思った時には助けを求められる、と思えば、その安心感は一人暮らしでは得られないものでしょうね。

宅配便の配達人やセールスマン、宗教の勧誘、そして空き巣まで、特に都会ではいろいろな人が家にやってきます。そういった人を迎えるとき、あるいは追い払うときにも、自分の後ろにルームメイトがいる、何かトラブルになってもそれに気づいてくれる人がいる、というのは利点でしょう。

防犯というメリットでも一人じゃないことの良さをいろいろ書きましたが、防犯だけではなく、心理面でのメリットも多いのではないかと思います。

参考

はい、楽しいです。

私は大学進学と同時に実家を出て 一人暮らしをしていたのですが、シェアを始めてから 誰かの生活音を聴きながら過ごす事が、こんなにも心地よいものだったのかと、気づかされました。

自室は別々なので、お互いかなり自由に過ごしていて、でも何かあれば、共有したり協力したり頼ったり。

ルームシェアは楽しいですか? _erさん

ルームシェアのメリット・デメリット

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photo credit; empracht

ルームシェアを普通の一人暮らしと比べた時のメリット、デメリットはなんでしょうか?

メリット

  • 一人暮らしより安く住める
  • より都心近く、便利な場所に住める
  • より広い部屋や、家族向けの立派なキッチンやお風呂が使える
  • 光熱費やインターネットなどを割り勘で使える
  • よりよい家電製品などを揃えられる
  • CD・本やゲーム機などを貸し借りしたり共用できる
  • 滅多に使わないものや高価なものを貸し借りしたり共用できる(車・ドレス・キャンプセット・楽器等)
  • 帰ったら他の誰かがいる安心感
  • 複数人家に居るので防犯面で安心感が増す
  • 話し相手・相談相手が手近にいるうれしさ
  • 職場や学校とは別の知り合いや友達が作れる
  • 他人と協調性を持ってつきあうことができる人だと思われる
  • (料理をする場合)作ったものを食べてくれる人がいる喜び
  • (料理をする場合)大人数でこそおいしい料理を楽しめる
  • パーティー等が開きやすい(人によってはデメリットになるかも)
  • 家族以外の他人と交渉したり協調したりするよい練習になる

デメリット

  • シェアメイトが家賃等を払わないリスク
  • 物音や気配で眠れなかったりするかも
  • 掃除や片付けの方針が違ってもめる
  • 光熱費や消耗品の費用などの分担でもめる
  • 家具や家電の所有権や、故障時の費用負担、廃棄コスト等で揉める
  • 相手の大事なものを使ったり壊したりして揉める
  • 友達や彼女を連れてきたり泊めたりすることで揉める
  • シェアメイトの防犯がなってなくて自分も被害に遭うかも
  • 一人になりたくても、完全な孤独状態にはなることができない
  • 退去のあと次が見つからず二人分以上の負担がかかってくるリスク
  • キッチンや風呂・トイレなどを使いたい時に使えないことがある
  • キッチンや風呂・トイレなどの共用部を使ったまま放置できない
  • 裸や薄着で自分の部屋から出られない
  • 物を壊されたり、盗まれたりというリスク
  • ルームシェアに理解のない親や恋人に誤解されたり反対される
  • 精神的に相手に寄りかかってしまう
  • 精神的に相手に寄りかかられてしまう
  • シェアメイトが勝手に居なくなったときの後片付けの手間や費用

他にもあったらぜひコメント欄で教えてくださいね

ルームシェアなら、初めての街でも頼もしい味方を持てる

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自分が既に住んでいる街や、よく遊びに行っている街でそこのルームシェアに加わるパターンもありますが、よく知らない初めての土地に引っ越すときにルームシェアをする場合も多いでしょう。

初めて住む土地へ、既存のルームシェアに入居する形で引っ越すことの利点として、現地の情報に詳しいシェアメイトの助けが得られるということがあります。

進学や就職、転職などで、まったく知らない土地に移ることになった場合、その新しい街でいろいろなことを調べたり、探したりする必要が出てきます。

そのような新しい発見をすることも引越しの一つの楽しみではありますが、進学や就職で引越ししてきた場合には、慣れない新しい学校や仕事に適応するというメインの苦労もありますし、何から何まで手探りでやっていくのは大変なことも多いでしょう。

新しいルームシェアメイトは、その地域の良質のガイドでもある

ルームシェアで新天地での生活を始める場合、なんといっても、同じ屋根の下にその地域で既に暮らしているシェアメイトがいて、そのシェアメイトを何でも知っている先輩、ガイド役として頼れることは大きな利点です。

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シェアメイトは、その街に既に数ヶ月から数年住んでいるわけですから、どこになにがあるか、地域の人しか知らない便利な情報なども知っているかもしれません。具体的にいうと、おいしいお店やバー、いいスーパーや商店街の場所や開店時間、美容院や歯医者、図書館や公共プールなど便利な施設などがそれです。

こういった様々な情報を入手するのは、一人暮らしで入ってきたときにはなかなか難しいこともあります。街によっては、有名だったり人気があったりする街で、ガイドブックやウェブサイト、テレビ番組等で紹介されることもあるでしょうけど、それでも、生活情報に関して、実際に住んでいる住人の生の声には勝てません。しかも、シェアメイト達の情報には、駅からの距離ではなく、あなたが住んでいるまさにその家・マンションからどれぐらい近いか、ということまで含まれているのですから、きめも細やかです。

地域のお店などの情報は、新しいシェアメイトとの最初の話題としても有用

新しいシェアメイトとの会話に慣れる意味でも、入居する前でも入居した後でも、いろいろとこういった事柄を質問するのはいいことですし、逆に新しく入ってきたシェアメイトには、積極的にこういったお店情報などをアドバイスしたり、時間があれば一緒に飲みに行ったり、というのも悪くないでしょうね。

友達とのシェア

知り合いや友達同士のルームシェアは、まったく知らない他人とのシェアと比べると、注意が必要です。

元々の知り合いと一緒に複数部屋のアパートやマンションを見つけてルームシェアする場合と、すでにルームシェアしているところに参加して知り合いになる場合では、どちらもルームシェアですがその運用に微妙な違いが出てくることがあるのです。

Free Two Happy Girls Holding Hands Walking to School at Sunrise Creative Commons
Free Two Happy Girls Holding Hands Walking to School at Sunrise Creative Commons / Pink Sherbet Photography

友人同士のシェアの利点

  • 気心がしれている。はじめに緊張することはない
  • 信用がある。危ない人かどうかと心配しなくてもいい
  • 互いの生活レベルを把握している
  • 同じ場所に住んでいるので、一緒に遊んだり出かけたりする機会も増える
  • 趣味が近いなら、物や服の貸し借りもできる

友人同士のシェアの欠点

  • けじめがつかない(「友達だからいいじゃん、大目にみてよ」)
  • 言うべき文句を、友達だからということで言えないかもしれない
  • その友達には見せてない自分の世界がばれる
  • 友達の嫌な面も見つけてしまうかも(こんな人だとは思わなかった)
  • シェアがうまくいかないことで、友情にもひびがはいるかも

「私と○○ちゃんはこんなに仲がいいんだから、一緒に住んだらきっと楽しい」と考えるのは自然なことです。ですが、「友達づきあいの相性と、一緒に住むために必要な相性とは違う」のも事実です。ベストフレンド、が、必ずしもベストシェアメイト、になれるとは限らないのです。

元々知らない他人であれば、ルームシェアがうまく機能しなければ、シェアを解消して元の他人に戻ることができます。しかし、元々は友人だったのに、ルームシェアをしたせいで仲が悪くなってしまった、という話はよく聞きますし、その時に「この人は一緒に住むとイライラして(あるいは他の理由で)ダメだけど、ただの友人としては素晴らしかった」というのを思い出せるか、そして昔のようなつきあいができるか、というと、なかなか難しいものがあるようです。

どんな友達ならルームシェアがうまくいくか

友情関係にもいろいろな形があります。以下のような条件が多く当てはまるようであれば、友達とのシェアもうまく進められるのではないでしょうか。

  • 関係が対等である。どちらかが他方に依存した関係だと破綻の可能性が高いです
  • 必要と思ったら相手が嫌がる事でも伝えられる
  • 友達が自分の知らない世界を持っていても気にならない
  • 友達の友達とも友達になりたい(相手の友達とも仲良くなれる)。または、友達の友達は気にならない(相手の友達づきあいまでは気にならない)
  • 友達だけに恋人ができても気にならない。喜んであげられる
  • 逆も同じ。自分だけ恋人ができても相手は気にしないタイプである
  • 金銭感覚や生活スタイルが似ている(または違っていても気にならない)
  • 大金の貸し借りをしたことがない
  • 全体的にアバウトである。または寛容である
  • 以前に他人とのシェア経験があればプラス

友達といっても、常に一方が他方に頼るような形の友情の場合、ルームシェアがうまく機能しないことが多いようです。学校で会ったり休日に一緒に遊んだりという活動では、依存関係のある友情でもうまくやっていけることはあります。

しかし、一緒に生活するとなったときに、相手にもたれかかるようなタイプのシェアメイトと四六時中一緒に暮らし、掃除やゴミ出しなども分担しなければいけないとなったとき、依存される方の負担の増え方はたいへんなものになります。

また、人生相談や恋愛相談をよく受けたり、仕事の愚痴を聞いたりを一方向にしている場合、そのような相談事を朝から晩まで自宅でされる可能性もあります。よほどできた人物でなければ、そのような強い依存を受けることはストレスになるのではないでしょうか。

他に、相手の友情を独占したがるようなタイプの友人であれば、相手の行動や人付き合いまで監視したり、コントロールしようとしたりする場合も出てくるかもしれません。

今の友情が大事と思えるような友達であればあるほど、ルームシェアでも友情が続くのか、というのは慎重に考えたり、シミュレートしてみたりする必要があるのではないかと思います。

参考: 体験談

ただ、これは多くのルームシェア経験者の声でもあり私個人の意見でもあるのですが、元々の友人とシェアをするのは本当に気をつけたほうがいいです。
というのも、友人とシェアをすると、かなりの確立で友情はぶっ壊れます。シェアメイト→友人、はアリですが、友人→シェアメイトは人をよく選んだ方がいいです。

ルームシェアについてどう思いますか? – Mizuインタビュー

生涯ルームシェア、という考え方

ようやく日本でも理解されはじめた「ルームシェア」ですが、そのほとんどは20代から30代の若者同士が一緒に住むというものです。

しかし、海外、特に英米あたりのルームシェア事情を観察すると、若い時だけではない人生のさまざまな場面でルームシェアが活用されていることがわかってきます。

Black and White
Creative Commons License photo credit: Brian Auer

ルームシェアの基本は、「使っていない余った部屋を活用する」ことで、出費を抑えたり副収入を得たりすることにあります。ですから、実際にはシェアメイトが若いかどうかとは関係ないのです。

若者向けのこじんまりとしたワンルームマンションが多数存在する日本の都会と違って、英米では家族が住むような何部屋もある住居を何十年、時には百年以上も使うというのが普通です(ニューヨークやパリの中心部では、さすがに一人暮らしの物件も充実していますが)。

何部屋もある家に長く暮らしていくうちに、部屋が余ることもあるでしょう。そのような場合のすべてで、ルームシェアは活用されています。これは、今の日本のルームシェアにはほとんど見られないものです。

たとえば、結婚したばかりで子供がいない若夫婦。彼らが2部屋、3部屋の家を借りたり買ったりしたとして、まだ使う予定がない子供部屋は、独身の若者に貸してルームシェアをするのは普通です。日本の住宅事情とは違って、家全体が広かったり、壁も厚かったりというのはあるかもしれませんが、カップルと独身者のシェアも、独身者だけのシェアと同じように存在しています。

また、小さな子供がいる家族でも、空き部屋があればそこに独身者を入れてルームシェアすることは良くあります。英語圏は特に需要が多いのですが、イギリスなら東欧や南欧から、アメリカなら中南米から、英語を学びに来ている若い外国人に空き部屋を貸し、その代わりに子供の面倒を見てもらう、といったルームシェアも人気です。このような子守りを兼ねたホームステイのような形態のことを、au pair=オペア、オーペア、などとも言います。

そして、子供が大きくなって進学や就職・独立で家を離れたときも、またルームシェアが登場します。大学のある町などでは特に、老夫婦と若者のシェア、独居老人と学生のシェア、などが多数見られます。

老人から見ると、家に若者が住んでいるというのは、孤独を紛らわすという点でも、防犯の点などからも利点があり、単に部屋を貸して家賃を取るという以上のメリットがあるでしょう。借りる学生たちから見ても、ルームシェアすることでより安く住めるなら、そのような選択肢が有ることに損はありません。

このようないろいろな形態のルームシェアが海外では機能しています。

日本でも、老夫婦が子供部屋を余らせているようなケースは多いでしょう。ホームステイ等で外国人学生を受け入れている方もいらっしゃると思いますが、日本人の若者とでも、長期でシェアメイトとして同居することを検討してくれる方が増えたりすると、若者側にも借りられる物件が増えていいのではないかな、と僕などは思っています。みなさんはどう思われますか?

ルームシェアって危なくないの?

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photo credit: Ryusuke Seto

世の中にある様々な事、一人暮らしとか自動車とかお酒とか、なんだってそうだと思いますけども、ルームシェアも「絶対安全」とか「必ず危険」とか言うことはできません。

ルームシェアしたことがない周囲の人の、典型的な反応

僕が、ルームシェアを始めた時の話をしましょう。

当時は日本でルームシェアをする人のほとんどが外国人という状況でした。実家の両親に最初に「外国人とルームシェアというのをするんだ」と話した時に何て言われたと思いますか?

「殺されるかもしれないから、そんな危険なことはやめなさい」

というものでした。

ひどいことを言ってる気もしますが、特に年配の人、人生で外国人と接触する機会が少なかった人からすると、外国人はみな銃を乱射したり物盗りだったり騙したりする存在のようです。映画やCMぐらいでしか外国人を見ることがないから出てくる反応だと思いますが。

あなたが誰か他の人とルームシェアしようとすると、あなたの周りの人の中には、相手が○○だから危険、□□だから危険、というようなことを忠告してくるかもしれません。

それは、あなたのためを心配しているから、というのは間違いないでしょう。その気持ちはありがたく受け取りましょう。

しかし、一般化したレッテル貼りよりも、「ルームシェアするその相手本人がどんな人か」のほうが、ずっと安全に関わる情報でしょうね。

上の例で言えば、日本人にだって、安全な人もいれば危険な人もいます。赤の他人でも安全に住める人もいれば、親兄弟、夫婦で殺し合いをする人だっていますよね。

夫婦間での殺人事件のニュースを見たからと言って、誰も「結婚は殺されるリスクがあるからやめたほうがいいよ」などとは言いません。その時その時の状況や相手を考えずに、何かで知らない誰かをラベルづけして、安全とか危険とか決めることはできません。

人を見る目、人から見られる目

ですから、ルームシェアをするはまず何よりも、人を見る目を養う必要があります。

また、人を見る目、を養うことも重要ですが、それ以前に、ごく普通の同居人に悪い気を起こさせるような振る舞いをするほうにも、問題があると言えるでしょう。

例えば、共有スペースのキッチンのテーブルの上に財布や預金通帳を転がしておくとか、自分の部屋であっても廊下から見えるようなところに高価な持ち物をコレクションとして並べておくとか。ルームメートが質素な生活をしている横で、何につけても派手な金遣いをしてれば、元々そういう気が無かった人でも、何か金銭的に困った時などに変な気を起こしてしまうかもしれません。もちろん、泥棒する人が一番悪いのは当たり前ですが、無用に危険を呼び込むような行動を取らないことも、ルームシェアに限らない、危険を避けて生きていくための賢さだと思います。

女性の場合は、性犯罪に対する姿勢を、雑談の中ではっきりさせておくのもいいかもしれません。痴漢やレイプには断固として対処すべきだし、万一自分がそんな目にあったら、必ず相手を訴えないと、他の被害者が増えてしまう、といったことを日頃主張しておいても、損をすることはないでしょう。

僕の結論としては、相手が何人だろうと、同性だろうと異性だろうと、老人だろうと中年だろうと若者だろうと、危ない人は危ない。それだけです。

すべてのリスクを避けたい、ということなら、人と同居するなんて無理、と言う以外にないですけれどね。そういう人にルームシェアは勧めないですし、家族との同居や恋人との同棲、結婚なども勧めることはないです。

危機管理の判断は最終的に自分の責任です。みんな、常に最善の判断ができるわけではありませんが、それでも、小さな判断ミスをしつつもより良い判断ができるようになっていくこと、自分の判断に責任を持つこと、が大人になるということかな、とも思います。

これも良く言っていることですが、家族になる、といった人生の大きな判断に比べれば、ルームメイトになってみたり、ルームシェアを解消したりというのはずっと簡単で楽なことです。ルームシェアを通じて、他の人がいい人か、どれぐらいいい人か(あるいは悪い人か)というのを判断する練習ができれば、その判断力自体が今後の人生でも、仕事でも、役に立ってくれることでしょう。

中心(都心)に近く、広い家に住める

Temple House

photo credit: David A. LaSpina

シェアでより広い家に住める

賃貸でも販売でも、不動産のチラシや雑誌があったら見てみてください。2部屋の物件はワンルームの物件の2倍するでしょうか?
3部屋だと3倍? そんなことはないですね。部屋数が2倍になっても、トイレや風呂の数まで2倍になるわけではないですし、敷地面積だって2倍にはなりません。

つまり、2人、3人が集まって住めば、一人当たりの家賃は安くなるのです。

また、部屋数の多い物件は、キッチンやリビング、お風呂なども大きめになります。ルームメートもあなたも、いつも家に閉じこもってるわけではありませんから、時には広い一軒家をあなた一人が自由に使えたりすることもあるでしょう。自分の部屋が狭くてもリビングが広々していると自分の空間が広がったような気分になります。

シェアでより便利な場所に住める

同じことが、広さだけでなく距離についても言えます。同じ広さを確保するのに、シェアだとより少ない家賃で済ませられるということは、この予算だったら普通はこのあたり、というエリアよりも、より中心部のほうに住むことができるのです。通勤通学の時間が減って自分の時間が増えるという効果もあるので、このメリットは大きいでしょう。

設備の充実

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photo credit: Bonnie

「広い家にすめる」と同じことが、家にあるいろいろな設備についてもいえます。

家具や道具をみんなで分担

洗濯機や冷蔵庫、最近はやりの食洗器なんかは、一人だと揃えるのが大変です。しかし、2,3人で共用するということなら、何分の一かの値段で購入できます。ビデオデッキやオーディオ、自転車、場合によっては自家用車など、時々しか使わないものって多いですよね。これらもお互い貸し借りしたり、共同で買ったりできます。

全部一人で揃えることを考えてください、使わない時の置き場所だってばかになりません。

また、あなたがその地方に出てきたばかりの場合、ほとんどの大きな家具や電気製品は、持っていないかもしれません。このような場合はとくに、シェアの利点が生きてきます。ああいった白物家電や家具を一通り揃えるのも、けっこう馬鹿にならないお金がかかりますからね。

共用で使わせてもらえるものも多いですし、前のシェアメイトがベッド等の大きな物を置いていくことも多々あるので、荷物を持っていない人のほうがよりそのシェアにフィットする場合もあります。

ソフトウェアもみんなで分担

シェアの利点が生きるのは、家具や道具だけではありません。ソフトウェアについても安上がりになります。たとえば、新聞。3人いても、同じ新聞を3紙取ることはないでしょう。3分の1の値段で新聞を取れるとか、家で複数の新聞を読めたりできます。

インターネットも、自分だけの為に契約するより、みんなで割り勘したほうが安上がりです。シェアで持てばより安く、より高速な環境を手に入れることができます。

また、ケーブルテレビもそうでしょう。毎月の料金も、3分の1や4分の1となれば、驚くほど安上がりです。レンタルビデオなども、一緒に見ても楽しいし、返却前だったら「見てもいいよ、そのかわり返しに行ってね」なんていうこともできます。

ゲーム類も、複数人集まれば持ってるソフトも多くなるし、おまけにシェアだったら対戦相手までついてきますね。もっとも、楽しすぎてはまらないように気をつけないといけなくなるかもしれませんが。

土日が休みという人は多いでしょうから、自転車や自動車などは、確かに、使いたいときが重なってしまうこともあるかもしれません。でも、何人かで維持してることで安い値段で持てているわけだし、どうしてもそれが必要な状況なら、前もって事情を話して空けておいてもらうことだってできますね。

一人暮らしに特有の危険を避けられる

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シェアメイトがいることで心細さがなくなる

一人暮らしの女性なんかだと、表札に男性名を書いたり、男物の下着を干したりして、男性と一緒に暮らしている風に見せることで、変質者から目をつけられることが無いようにする、なんていう話を聞きますね。特に都会では、そういう予防をしておかないと危ない目に遭うこともあるのでしょう。

ルームシェアはこの点、フリをするんじゃなくて本当に他の人が一緒に住んでいるわけですから、防犯面では心強いでしょう。女性ばかりのルームシェアでも、複数人で住むことで、ちょっとした物音にもびくびくしたりすることもなくなるでしょうし、見知らぬ訪問者(宅配便の配達とか、セールスとか)への応対でも少しは気が楽になるのではないでしょうか。

番犬(?)としての男性シェアメイト

女性だけのシェアでも、一人は男性を入れる、というスタイルのものがときたまあって、もちろんこういうシェアで採用される男性は、「そんなところならどれだけ家賃が高くてもお入りたい」なんていう、下心のあるようなタイプではなく、あまり男性を意識させないキャラクターだったりします。番犬といっては言葉が悪いかもしれませんが。

場合によっては最初からゲイ限定、という募集だったりということもあるでしょう。日本ではまだ、そういう募集がたくさん出てくるには社会に非寛容な人が多いですが。

全員同性で異性がいないと、緊張感がないのが嫌だ、という人にも会ったことがありますが、わざわざ女性だけのところに男性を限定して募集する場合、やはり第一には、防犯のためという意味合いが強いのではないかと思います。

実際、ストーカーの被害にあっていて、その対策として男性を募集してルームシェアを始めたという女性のお話を聞いたこともあります。

よく知りもしない女性を遠くからつけまわすようなストーカーは、おそらくつけまわす対象の女性に対してなんらかの幻想を持っているところがあるのではないでしょうか。そういう連中にしてみれば、男性と一緒に住んでいるが、ただのルームシェア仲間だ、なんていう真相をわざわざ伝えることもないですし、勝手に幻滅して他に興味を移していってくれるかもしれません。

しかし、そういう隠れた動機があって男性とシェアを始めるという場合、相手の男性には、自分がストーカーの被害にあっていることは伝えておかなければなりません。どんなとばっちりがあるかわかりませんから、そういうのを了承した上で、それでもいいという人でなければならないでしょう。相手を危険に巻き込む可能性があるのであれば、それを隠してシェアをするのはフェアとは言えないですね。