アメリカ人の使う「ルームメイト」の定義

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photo credit: Walter Parenteau

「ルームメイト」「ルームシェア」を、「ルーム」だから一部屋の中に何人もが一緒に住んでいる状態だけを指す言葉かなと思ってしまうこともあるでしょう。アメリカ人はどう考えているのでしょうか?

英語を勉強するための、とあるポッドキャストで、アメリカ人の暮らし方を説明するというテーマで、ルームシェアが取り上げられていた回がありました。ここでは、以下のように”roommate”という単語の意味を説明しています。

sharing apartment = 2 people live in the same apartment

roommate = someone that is in the same room, although usually we use that if someone is just in the same apartment with you, we call that a roommate.

You might also hear the term housemate, someone lives with you in a same house.

ESL Podcast 131 – Sharing an Apartment

訳してみます

「アパートをシェアする」というのは、二人の人が同じアパートに住むことです。

「ルームメイト」というのは、同じ部屋の中にいる他の誰かのことです。しかし、普通わたしたちは、同じアパートの中にいる誰かのことも、「ルームメイト」と呼びます。

また、あなたは「ハウスメイト」という表現を聴かれたこともあるかもしれません。これも同じ家に住む他の誰かを指す言葉です。

言葉の語源から考えれば、同じ部屋の中の他人がルームメイトですが、アメリカでの単語「ルームメイト」は、ハウスメイトと同じく、別々の部屋でも同じ屋根の下に居る人すべてをカバーするということですね。

なお、イギリス英語の場合は、アパートの一戸を表す「フラット(flat)」から来た、フラットメイト(flatmate)という言葉も使われます。

外国人とルームシェアするには?

外国人と日本でルームシェアしたい場合、どこでどうやって探せばいいのでしょう? そのとき、外国人を指定する理由は何でしょうか? 「外国人とルームシェアしたい」という動機にも色々な理由があって、その理由によっても探し方は変わってきます。

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日本人以外の友達を作りたい

ルームシェアジャパンの掲示板も、日本語と英語を切り替えられるバイリンガルな募集掲示板なのですが、英語での募集はそれほど多くありません。中には外国人が日本語で募集しているシェアもあるので、そういうのも一つのとっかかりにはなると思います。

語学を勉強したい

語学、特に英語に多いパターンだと思いますが、外国人と住むことで、日常生活の中で外国語を使わなければいけない状況に自分を追い込む⇒外国語が話せるようになる! という連想で外国人と住みたい人もいるかもしれませんね。海外留学とかに比べれば手軽だし、実益もありますが、注意しないといけないこともあります。

まず、相手が無料の語学教師にされるのを嫌がる可能性。英語教師として日本人来ているなら、英語を教えることは彼らの商売です。職場で一日英語を教えて疲れているのに、用もないのに英語で長話をされたりすると、不快に思う人もいるかもしれません。また、日本人と住んでいる時点で、相手は「日本語を勉強したい・練習したい」と思っているかもしれません。

それから、自分のレベルがあまり高くなければ、ネイティブと住むとたいへんでしょう。ネイティブの話者はとても早く喋ることができますから、あなたの語学が初心者レベルだと、イライラされて会話にならないかもしれません。中級者レベルまでは、ネイティブと喋るよりも、日本語のわからない他の外国人と喋ったほうが、おたがい低いレベルで会話が続き、結果的に多く喋るチャンスができることも多々あります。

探し方・探し場所

アメリカで人気の個人広告サイトCraigslist(クレイグズリスト)には東京版もあり、ここに英語でのルームシェア募集がいくつか載っています。本家アメリカ版と比べるととても少ないのですが、英語を話す外国人と住みたければチェックするといいでしょう。業者によるゲストハウス(シェアハウス)も混ざってます。

クレイグズリスト東京版 – ルームシェア

東京を中心に配布されている外国人のための英語無料雑誌「メトロポリス」にもクラシファイドのコーナーがあり、紙・ウェブサイトの両方で住居の募集コーナーが存在します。

掲載が有料なこともあって、業者によるゲストハウスの広告がほとんどですが、個人でルームメイトを探す広告もありますし、自分で募集広告を出すという手もあります。

同様のフリーペーパーで、Tokyo Notice Board(東京ノーティスボード)というのもあります。こちらも英語でのルームメイト募集が掲載されています。

同じく、Tokyo Weekender(東京ウィークエンダー)のクラシファイド欄。これもゲストハウスの中にたまに個人のルームシェア募集があります。

関西については、Kansai Flea Market(関西フリーマーケット)のクラシファイド、Kansai Scene(関西シーン)のクラシファイド等があります。

その他の地域では、上記のような英語のフリーペーパーが商売として成り立つほど外国人の読者が居なかったりするので、あまり無いとは思いますが、もしあればコメント欄で教えてください。

また、英語以外の外国人向けの雑誌やフリーペーパーがあれば、そこにもクラシファイドの機能がついていることはあるでしょう。中国語やスペイン語を使いたいとかそれらを喋る友達を作りたいとかいうことであれば、そういった雑誌もチェックしてみるといいでしょう。

時代が変わりましたね

1990年代に僕が東京でルームシェアを始めた頃は、ルームシェアをしている人のほとんどは外国人で、募集も英語のフリーペーパー等を使うしかなく、「どうやったら日本人のルームメイトを探せるんだろう?」という状況でした。ルームシェア募集掲示板のルームシェアジャパンは、つまり、その悩みを解決するために自分で作った掲示板でした。

しかし、ルームシェアジャパンの募集内容を見てもわかるとおり、今では日本人ですと書かなくても募集する側も応募する側もほとんどが日本人になっていますね。「ルームシェア」という用語を、説明しなくてもみんなが理解してくれるようになりましたし、とてもルームシェアがやりやすい環境になってきていると思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-DVD-%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%B9/dp/B00029NMWW

英語のインタヴュー(その1)

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credit: freedigitalphotos.net

やはり、百の言葉より、直接来てもらって部屋を見せるのが、話が早いでしょう。
電話だけで「よし、じゃあそこに住むことにします」なんてことは、少なくとも僕のフラットでは、起こったことがありません。ですから、電話でいくつか質問に答えて、それでもまだ興味があるようだったら、自然と、「じゃあ、一回見に来てくださいよ」ということになります。言い方はこんな感じ。

  • I think you’d better come and see the room.(実際見に来たほうがいいね)
  • Why don’t you come to see here? (同上)

あるいは、電話の中で向こうからこんな風に言ってきます

  • So when will you be available? (で、いつなら都合がいいです?)
  • Could I see the room? (部屋を見せてもらっていいかな?)

あなたの都合がよい日、時間をいくつか言って、選んでもらえばいいでしょう。可能であれば、部屋の見栄えがよくなる時間に紹介できるとよいです。日当たりのよくなる時間帯とか、隣の学校から児童が帰宅して静かになった後とか。

すっぽかしには注意です。約束しても、平気で来なかったりする人がたまにいます。僕も2回ほどこれをやられてます。当日あなたの都合が悪くなることだってあるし、相手の電話番号は必ず聞いておきましょう。約束したのに、何も言わずに来ないような人は、一緒に住んでも色々と問題を起こすに決まってるので、もし来なかったからといって、わざわざ電話して引き止める価値のある人ではないですが、「連絡先を言わせておく」ことは、すっぽかしの防止にはなります。

駅からわかりやすいようなら、フラットまでの道順を説明してもいいですし、相手にファックスがあれば、地図を送ります。あるいは、駅でまちあわせて迎えにいくという約束もありえるでしょう。

僕の場合は最初はずっと迎えに行ってました。潜在的なフラットメートに、フラットまでかかる時間や周りの街の様子なども含めて判断してもらいたいので、駅から案内しながらいっしょに歩き、店を教えたり、歩きながら、どこから来て、なにをしてるのか、といった基本的な事柄を聞き出したりします。

ただ、件数が増え、すっぽかしもでてくると、だんだん大変になってきたので、ファックスで地図を受け取れる相手なら、地図を送って自分で来てもらうことが増えてます。

ルームシェアのいろいろな言いかた

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「ルームシェアのことを表すのに、他にも色々違う言葉があるみたいだけど、どう違うの?」

  • 複数人で1つの場所に共同で住むことを「○○シェア」
  • ○○シェアしている仲間のことを「○○メイト」

と言います。○○の部分は、どんな場所でシェアしているか、に応じて変わります。

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合は、ルームシェア
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時は、フラットシェア
  • 一軒家でみんなで住むときは、ハウスシェア

となります。ただ、上記のようなケース全体を指して「ルームシェア」と言いますので、細かな違いについて語りたいのでなければ「ルームシェア」でよいかと思います。

また、シェアしている建物を主役として話す場合には、

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合の部屋を、シェアードルーム
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時のマンションを、シェアードフラット
  • 一軒家でみんなで住むときの家を、シェアードハウス

ともいいます。

シェアの様々な呼び方
シェアしている場所 シェアの呼びかた シェア仲間の呼びかた
一軒家 ハウスシェア, シェアハウス、シェアードハウス ハウスメイト(ルームメイト)
マンション/アパート
(=フラット)
フラットシェア, アパートシェア、シェアードフラット フラットメイト(ルームメイト)
一つの部屋 ルームシェア ルームメイト, ルーミー
全部の場合をまとめて シェア(ルームシェア)、シェアハウス、シェアードハウス シェアメイト(ルームメイト)、ルーミー

ただし、英語圏でも、国によって多少違いがあるようです。イギリスやオーストラリア/ニュージーランドでは、建物の種類による区別がはっきりしていますが、アメリカ英語で「ルームメイト」といった場合、上の3つ全てを含む場合が多いようです。総称としても使われるわけですね。

英語でのシェアの名称
シェアしている場所 アメリカ
カナダ
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド
一軒家 shared house, rooms for rent shared house, houseshare
Condo(マンション)
Apartment(アパート)
flat(=フラット)
shared rooms, rooms for rent flatshare, shared apartment
一つの部屋 roomshare roomshare
全部の場合をまとめて shared rooms, shared housing flatshare, houseshare

それから、全寮制の大学などで、同じ部屋に2人とか4人とかが住むような場合も「ルームメート」と言います。

このあたりの呼び方は人によってそれぞれで、どれを使ってもそれなりには通じると思ってかまいません。

僕は、特に外国人と話す場合、好んで「フラットシエア」の方を使います。これは、以前に”roomshare”を使って広告を出してた時に、問い合わせをしてきた人から、「一つの部屋に二人で住むんじゃないよね?」という念押しを結構されたからです。「ルームシェア」と言った場合、前述のように、一つの部屋を分け合って住むという意味にも取れ、まぎらわしいので、部屋は別々だよ、というのがはっきりわかる「フラットシェア」の方を使っています。

ただし、最近(2004年)の状況をみると、日本語としては「ルームシェア」が定着しつつあるようですね。「ルームメイト」や「シェアメイト」が通じにくければ、「同居人」でもいいのかもしれません。

いろいろな共同生活、いろいろなシェア

シェア以外の共同生活やその場を表す用語としては、以下のようなものがあります。

  • ゲストハウス(guesthouse)
  • 寮/ドミトリー(dormitory)
  • ユースホステル(youth hostel)
  • Y.M.C.A/Y.W.C.A
  • ホームステイ(homestay)
  • ベッド アンド ブレックファスト(bed and breakfast、B&B)
  • ボーディングハウス(boarding house)
  • ロッジングハウス(lodging house)
  • 下宿/ベッド アンド ボード(bed and board)
  • 貸間
  • マンスリーマンション/ウィークリーマンション
  • ビジネスホテル/カプセルホテル
  • 老人ホーム
  • 福祉施設
  • 同棲
  • 家族で同居
  • 兄弟姉妹で同居
  • 親戚と同居

また、一つのものを共有することで安く済ませる、という意味のシェアとしては、他にもこんなものがあります。

  • トラベルバディ(知らない人と旅行を共にする)
  • ライドシェア(ある地点から別の地点まで、車の乗りあいをする
  • オフィスシェア(事務所を複数の会社や個人で共用する)
  • カーシェア(車をたまにしか使わないメンバーで共用する)
  • ワークシェア(一人分の仕事、たとえば週40時間を、二人の人間で半分ずつ行う)