アメリカ人の使う「ルームメイト」の定義

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photo credit: Walter Parenteau

「ルームメイト」「ルームシェア」を、「ルーム」だから一部屋の中に何人もが一緒に住んでいる状態だけを指す言葉かなと思ってしまうこともあるでしょう。アメリカ人はどう考えているのでしょうか?

英語を勉強するための、とあるポッドキャストで、アメリカ人の暮らし方を説明するというテーマで、ルームシェアが取り上げられていた回がありました。ここでは、以下のように”roommate”という単語の意味を説明しています。

sharing apartment = 2 people live in the same apartment

roommate = someone that is in the same room, although usually we use that if someone is just in the same apartment with you, we call that a roommate.

You might also hear the term housemate, someone lives with you in a same house.

ESL Podcast 131 – Sharing an Apartment

訳してみます

「アパートをシェアする」というのは、二人の人が同じアパートに住むことです。

「ルームメイト」というのは、同じ部屋の中にいる他の誰かのことです。しかし、普通わたしたちは、同じアパートの中にいる誰かのことも、「ルームメイト」と呼びます。

また、あなたは「ハウスメイト」という表現を聴かれたこともあるかもしれません。これも同じ家に住む他の誰かを指す言葉です。

言葉の語源から考えれば、同じ部屋の中の他人がルームメイトですが、アメリカでの単語「ルームメイト」は、ハウスメイトと同じく、別々の部屋でも同じ屋根の下に居る人すべてをカバーするということですね。

なお、イギリス英語の場合は、アパートの一戸を表す「フラット(flat)」から来た、フラットメイト(flatmate)という言葉も使われます。

ルームシェアとは?

ルームシェアの定義

一戸建てや2DK, 3LDKといった個室が複数あるアパートやマンションなどで、家族/親族/恋人などではないまったくの他人と一緒に住むことを「ルームシェア」といいます。

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(credit: Ambro FreeDigitalPhotos.nets

ルーム(room)は英語で「部屋」のこと、シェア(share)は、「共有する」という意味の単語です。

余談: 単に英語で”share”と言うとき、「株価」という意味になる場合もありますが、これも、会社を株式で共有=シェアすることから来ています

ルームシェアは住居のシェア全体を指す言葉でもある

シェアする対象によっていろいろな言葉があります。 シェアをする建物がハウス(家)かフラット(日本で言うマンションの中の一戸)かルーム(部屋)かによって、

  • ハウスシェア (houseshare)
  • フラットシェア (flatshare)
  • アパートメントシェア (apartment-share)
  • ルームシェア (roomshare)

などとも言いますが、これら全体を指して「ルームシェア」とも言います。

また、ルームシェアをしている家のことをシェアードハウス(Shared House)とも呼びます。これが日本語に入ったときに和製英語となり、いわゆる業者が運営する独身寮のようなゲストハウスのことを「シェアハウス」と呼ぶことも、2008年ぐらいから増えてきました。

dec 9 2008: 65/365 Creative Commons License
( credit: megan.barton)

日本では「ルームシェア」というカタカナが、シェアのすべての場合を指す言葉として定着しつつありますが、実は英語では”roomshare”という言葉はそれほどは使われていません。ルームシェアの歴史がより長い欧米でどんな呼び方をしているかにに興味のあるかたは、こちらに別途まとめましたので読んでみてください。

ルームシェアでは何を「シェア」するのか?

玄関・リビング・キッチン・バス・トイレなどは共同で使い、寝室は各個人の占有スペースとなります。

炊事や洗濯などの家事については、みんなで一緒にするところも無いとはいえませんが、一般的には、各人が自分の分を、共用のキッチンや洗濯機を使って行うのが普通です。

一緒に「借りる」のがルームシェアなの?

ルームシェア・フラットシェアサイトの中には、「他人と一緒に部屋を借りて住むのがルームシェア」と書いているところもありますが、これは間違いです。その家やマンションを借りているか、持っているかに関わらず、ルームシェアと言います。

一緒に「借りる」ことではなく一緒に「住む」ことがルームシェア

日本にない新しいライフスタイル?

日本では、戦後何十年もの間、家族でもない赤の他人と一緒に住むという習慣がありませんでした。

ですので、なかなか想像しづらいかもしれませんが、欧米、特に個人主義の強い、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語圏(アングロ=サクソン文化)、合理的で倹約を尊ぶプロテスタント文化の北欧やドイツでも、ごく一般的に普及しています。

それらよりは家族主義が強いラテン系(フランスやスペイン、南米)やスラブ系(ロシア・東欧)でも、大都市圏ではごく普通に、若者の住まいの選択肢として存在しています。

また、東京や大阪と同様、人口過密で住宅事情の悪いことで知られる香港、台北、シンガポールなどアジアの大都市でも行われています。

それに、第二次大戦よりも古い時代、東京に「ワンルームマンション」などが存在しなかった明治・大正、あるいはそれより前の江戸時代には、長屋、下宿、など、都会で他人と共同生活する「シェアな暮らし」が日本でもごく普通に見られました。

他人と一緒に暮らす「ルームシェア」は、高度成長期に日本が一旦失ってしまったライフスタイルだ、と言うこともできるかもしれませんね。

日本のルームシェアの歴史

メディアの取材を受ける際によく訊かれるのは、ルームシェアはいつ頃から日本で普及してきたのか、というものです。僕が知っている範囲でまとめてみましょう。

1990年代

僕が日本でのルームシェアを始めたのは1996年のことです。当時は、Windows95が出て、インターネットが大学や企業以外の人に使われだした頃です。その頃は、ウェブ上にルームシェアに関する記事は一切ありませんでした。また、インターネット以前の日本のパソコン通信でも、ルームシェアに特化した場所があったとは聞いたことがありません(パソコン通信は業者ごとに閉じた世界のため、仮にあったとしても見つけるのは難しかったと思いますが)

自分でルームシェアを始めてから、自分のルームシェア体験談を日本語で少しずつウェブページとして公開しはじめました。また、体験談の読者との交流や情報交換、ルームメイト募集を目的にディスカッションフォーラムを立ち上げています。

2000年前後には、このような体験談や募集サイトが10個弱、存在していました。まだ、「ルームシェア」という用語も、シェアのことを指す用語として確定はしていませんでした。英語ではroomshareとはそれほど言いませんし、僕は「フラットシェア」という言葉のほうを好んで使っていました。

2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ
2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ

僕が最初にウェブサイトにつけたサイト名は「フラットシェアリング in Tokyo」でした。ルームシェアだと一部屋に何人も住んでいるような解釈も出来てしまうので、日本の家族向けマンションでやるシェアに一番合いそうな単語として、イギリス英語のflatshareを選んだものです。

僕としては、英語の「~している(生活)」という意味でingをつけたのですが、人によっては語感がいいのか、シェア生活のことを「シェア」じゃなく「シェアリング」と言い出す人がでてきます。今ルームシェアやシェアのことを「シェアリング」と呼んでいる人もいるのはここからでしょう。

当時のルームシェアは、ほとんどが東京近辺で、しかも在日の外国人によって行われていました。英語では「クラシファイド」といわれる募集広告が載っているのも、日本にある英語のウェブ掲示板かフリーペーパーで、広告や交渉もすべてが英語ベースで行われていました。

この頃にルームシェアをしていた日本人は、ほとんどが海外留学からの帰国経験者で、海外で知ったルームシェアの楽しさを続けたり、海外で身につけた語学力の維持を目的として外国人とシェアをする、というケースがほとんどでした。

2002年頃

ルームシェア入門を基にして、日本ではじめてのルームシェア解説書「ルームシェアする生活」を執筆したのがこの年です。この頃、サイトのフォーラムでルームシェアに関する質問が増えてきていたこともあり、ルームシェアとは何で、どうやったらうまくできるのか、という情報が求められている、というのが当時の出版社サイドの企画意図でした。

ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)
ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)

「ルームシェアする生活」は、残念ながらルームシェアの大きなブームを引き起こすことはできませんでした。「ルームシェア」という言葉が何を指すのかも知らない人が多い中、増刷されることもなく現在は絶版状態となっています。(チャンスがあれば今もう一度書きたいと思いますので出版社の方はぜひ御連絡ください)

まだ、「ルームシェア」というものが何か伝わらなかったこともあり、書店でも住宅関連の棚に置かれるか、ライフスタイルの棚に置かれるか、あるいは若者向けコーナーに置かれるか、と売り方も難しかったと言うのが著者としての感想です。

2004年頃

2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)
2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)

この年に、ルームシェアジャパン(当時はルームメイトジャパン)の募集数や閲覧数は1.5倍ほどの伸びを示します。きっかけはNHKのドラマ「ルームシェアの女」でした。NHKの視聴者には高齢者や地方の人も多いことから、「ルームシェア」という用語とその意味が一気に広まり、このあと、人に「ルームシェアしてます」というのが説明なしに通じるようになったと感じます。

ルームシェアの女 DVD-BOX
ルームシェアの女 DVD-BOX

それから、それまで基本的に不動産屋の賃貸でルームシェア可能な物件を探すのは無理だったのですが、この前後からまれに「ルームシェア可」という物件やルームシェアしたい人を受け入れる不動産屋が登場してきます。

また、2000年に入ってから民放でもいくつか、ルームシェアやゲストハウス(シェアハウス)を舞台とした連続ドラマが放映されます。かって海外ドラマで見ていた「面白そうだけど自分には関係ないシェア」から、より実現性のある日本でやっているシェアのモデルが、テレビで目につくようになってきました。

もっとも、ドラマの中にはルームシェアの良い面、楽しい面を過剰に強調しすぎているものもあり、準備や情報不足のままにいいかげんにルームシェアを始めてしまい、フォーラムでのトラブル相談が増えたというのもありました。ドラマというものはそういうものだと思いますが、「ドラマみたいな生き方をしてみたい」という思いを持つ人も多いのでしょうね。

2008年

1990年代のバブル崩壊のあとずっと、とりたてて景気がいいとはいえませんでしたが、この年起こった世界的な金融不況の影響で、さらに世の中の不透明感が増し、職を失ったり給与をカットされたりという話が新聞やテレビで増えました。それまでの景気のニュースが「給料が上がらなくなる/下がる」話中心だったとすれば、この辺りから「仕事が無くなる/無くなるかもしれない」という話が多くなってきます。

その少し前からメディアでよく取り上げられていた「エコロジー」と、不況による節約/倹約のちょっとしたブームがあいまって、ルームシェアやその他のシェア「カーシェア」や「オフィスシェア」がメディアに出てくるようになります。

海外帰りや合理的な若者が、楽しみや寂しさ解消を求めてルームシェアをする、という割合よりも、不況に押されて経済的な事情でルームシェアやゲストハウスへ、というケースが目につきはじめた年でもあります。

2009年

2009年頃から、突然新しい言葉「シェアハウス」がニュースに登場してきます。それまで「ゲストハウス」と呼ばれてきた、業者が運営する台所やシャワーが共同の共同賃貸住宅はずっとあったのですが、ドラマ「ラスト・フレンズ」でこの「シェアハウス」という言葉が使われた影響か、「ゲストハウス」と「シェアハウス」の並立状況が続きます。

大きな新聞社では、過去にかならず「ゲストハウス」の記事を書いているはずなのですが、担当が代替わりしたのか、「シェアハウス」というのが突然新しく出てきたものだと誤解されたような記事も増えています。

「ルームシェア」は個人間の空き部屋貸しが中心で、少しそれらとは違うのですが、そういった用語の混乱の中で、メディア記事によっては「ルームシェア」と「シェアハウス」の混同も見られるのが現状です。

2013年~現在

業者が一人一人に個室(二段ベッドや押入れのこともありますが)を貸すシェアハウス(ゲストハウス)は、メディアの露出を受けて参入者が増え、過当競争になりつつあるようです。窓がなかったり火災などの避難対策がされていないものや、不当な労働と引き換えに住まわせたり生活保護を受け取らせてしかも横取りするような、弱い立場の人を搾取するいわゆる貧困ビジネスにあたるシェアハウスも報道が増えてきました。

個人が空き部屋を貸し借りするルームシェアは、シェアハウスの流行の影に隠れて、大きなニュースになることもなく、掲示板の募集数なども、大きく増えも減りもしないという状況です。

ルームシェアジャパンとしては、ワンルームマンションから共同生活のシェアハウスに移った人たちの中に、これまで不動産屋に払っていた金額を単に業者に払うようになっただけという人が多いのではと見ています。共同生活がどういうものかを知るのに、シェアハウス/ゲストハウスで入門してみるのは悪くないと思いますが、誰かに余分なお金を払うのではなく、貸したい人から直接借りるルームシェアという、一番無駄がないルームシェアという暮らし方を、欧米のようにもっと多くの人が認知し、試し、楽しんでもらえればいいなと考えています。

ルームシェアに向く人、向かない人

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ルームシェアは、いろんな住みかたの中の一つの選択肢です。日本でもシェアの経験者、ルームシェア人口が増えてきたので、以前よりも始めやすくなりましたが、それでもいろいろと難しい点はあります。

どんな人が、シェアという仕組みをうまく活用できるのか、を考えてみましょう。これまでの経験や、相談を受けた中から見えてきた、ルームシェアがうまくいく人とトラブルになる人の特徴は、以下のようなものです。

ルームシェアに向く人の特徴

  • 伝えるべきことは遠慮せずに伝えられる
  • おおらかである
  • 他人の異なる価値観を許容できる
  • 自分のことは自分でできる

ルームシェアの掲示板等でよく荒れるのが、「常識」です。「夜は静かにするのが常識です」とか「便座の蓋を下げないのは非常識です」などと簡単に書く人がいますが、こういう人はいろいろとシェアメイトとのトラブルを抱えているようです。

何が常識か、ということは、自分と良く似た人たちの間での感覚的なものでしかありません。人はそれぞれ違うバックグラウンドを持っているのですから、日常生活のこまごまとしたことに対して違う意見や習慣を持つのはあたりまえで、そこで「相手の常識が無い」ではなく、「自分と他人では常識が違うんだ」とわかっている人は、トラブルが少ないように見えます。

常識が人によって違う、と思っている人なら、常識かどうかではなくて「自分はこうしたい」と率直に相談することができますし、「相手はこうしたいんだろう」と想像する力もあるのではないでしょうか。狭い家の中で一緒に暮らすには、そういう能力が尊重されるようです。

ルームシェアに向かない人の特徴

  • 几帳面
  • 自分の価値観をおしつける
  • 片付け魔
  • 片付けられない
  • 他人に厳しい
  • 他人に依存してしまう
  • 言いたいことを言えない

「几帳面」とか「綺麗好き」というのは、一般的には良い意味の形容だと思います。しかし、これと「他者への不寛容」が結びつくと、シェア生活はとたんにギスギスしたものになります。

誰もが自分と同じレベルまで整理整頓をしなければ気がすまない、という人は、ルームシェアには向いていないでしょう。どれぐらい片付いているのが、あるいはどれぐらい散らかっているのが一番快適か、というのは、人によって異なるものです。

「気になった人が片付ける」というルールの場合は特に、シェアメイトの中で一番綺麗好きの人ばかりが片付けることになったりします。それを、「自分が特に綺麗好きだからしょうがない」と思えればいいのですが、「シェアメイトは自分と同じぐらい綺麗好きで『あるべき』」と思う人は、毎日不満を募らせることになるでしょう。

ある程度はあったほうがよくて、でも度を過ぎるとまずい特徴

  • 計算好き(細かすぎるとダメ)
  • 整頓好き(片付け魔はダメ)
  • 会話好き(お喋りが止まらないのもダメ)

まったく無くても困るし、ありすぎても困るのがこれらの特徴です。ルームシェアでは出費を計算したり分担したりということも多いので、計算が嫌でないなら素晴らしいことです。しかし、あまりに細かくなんでも計算しきろうとすると、これもまたギスギスにつながります。

普段からちょっとしたお喋りが行なわれていると、相手に対する意見や依頼をするのもやりやすくなりますし、良好な関係を維持するのにはいいのですが、相手の都合を考えずに何時間も愚痴を聞かせたりということまでいくと、これもまた問題でしょう。

ルームシェアとゲストハウス(シェアハウス)はどう違う?

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photo credit:fukapon

「ルームシェアと、シェアハウスやゲストハウスは違うのでしょうか?」という質問が最近増えてきています。

漫画「ルームシェアとシェアハウスの違いって?」

共同生活、という意味では共通点も多いのですが、違いも存在します。

ルームシェアと、シェアハウスなどその他の共同生活の比較

ルームシェアには基本、「管理人」はいない

所有者がルームシェアを運営している場合は、シェアメイトの一人が、その戸建てやマンションを所有するオーナーで大家、という場合もあります。賃貸物件でルームシェアをしている場合は、誰か一人が代表として物件を借りてそれを他のシェアメイトに又貸ししているという場合や、住人がそれぞれ管理会社と契約を結ぶ場合などがあります。

どちらの場合でも、第三者や企業による「管理人」がいるわけではなく、住んでいる人が当事者同士で管理し、運営する形態となります。

ゲストハウス・シェアハウスは企業が運営

「ゲストハウス・シェアハウス」は、それ以前にあった「独身寮」のようなものです。建物全体を運営する誰か(普通は会社組織)がいて、その貸主が、廊下やトイレ・シャワー・キッチンなど共用部分の管理をし、寝室部分だけをそれぞれの借主に貸し、家賃を集めます。

それを、昭和の時代であれば、「独身寮」と呼びましたし、90年代に外国人が東京近辺で住んでいたものは「外人ハウス」、そのあと日本人向けの物件が増えてきて「ゲストハウス」などとも呼ばれていました。2008年頃からは、ゲストハウスと差別化するために一部の業者が名づけた「シェアハウス」という名前が、ドラマ「ラスト・フレンズ」などが採用した影響で、広まってきています。

参考:ドラマ「ラストフレンズ」のシェアハウスは理想?! | エキサイトニュース(2008年7月3日)

“sharehouse”という言葉は英語には存在しない、いわゆる和製英語ですが、このドラマをきっかけに、ゲストハウスのことをシェアハウスと呼ぶ人も増えています。また、2013年1月には「シェアハウスの恋人」というドラマも始まり、シェアハウスという言葉の認知が大きく広がりました。以下のグラフは、2004年から2013年までのグーグルでの検索数の移り変わりです。

roomshare-guesthouse-sharehouse

シェアハウスという言葉を、以前は誰も使っていなかったことがわかります。

ゲストハウス・シェアハウスは、今では都内各地に数多く有ります。その特徴は、変わったものを除けば、「初期費用が安い」「短期滞在が可能」といったところです。

企業が大規模に運営すると、中には悪徳企業も

ただ、ルームシェアとは違って企業の営利目的のため、月額の家賃はそこまで安くはなく、中には貧困ビジネス化している場合も見られます。

参考:第13回 シェアハウスに映る死、夢、そして孤独の今|開沼博 闇の中の社会学 「あってはならぬもの」が漂白される時代に|ダイヤモンド・オンライン(2012年11月20日)

部屋は、本当に「寝室のみ」で、シャワーやキッチンは共同です。自分だけの個室の寝室のものもあれば、一部屋にベッドがたくさんあって、知らない他人と5,6人で寝る、というのもあります(ドミトリー形式などと呼びます)。日本では聞きませんが、海外では男女の区別もなく雑魚寝するようなところもあります。イメージとしては、学生寮や独身寮の形式に近いですね。

ドミトリー

総じて、便利な場所にあるようです。「安くて便利」なものが多いし、だからこそ建物や設備が古かったりしても人気があるのだと思います。それに「古い/汚い」と言っても、住むのには問題ない程度のものも多いので、潔癖症の人でもなければ、生活に困るようなものではないでしょう。

ゲストハウス・シェアハウスの多くでは、共有部分は管理人が掃除してくれたり、ゴミ出しをしてくれたりするので、この点はルームシェアよりいいですね(まったく掃除しないシェアメイトという恐ろしい存在も、世の中にはいます)。

ソーシャルアパートメントなどに代表される高付加価値シェアもある

また、通常の賃貸マンション・アパートに共用施設を付加したものや、廃止された企業の社員寮を改装したような、比較的大規模で高級なゲストハウス/シェアハウスも存在します。基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用ですが、最近では共有部にライブラリーやフィットネスルーム、スタジオ、シェアオフィスなどを設置し、人と人との交流が出来る点、通常の賃貸では利用できないような設備を利用できる点などで付加価値を高めています。

これらの業者も、シェアハウスと名づけた業者と同じように、「普通の独身寮やゲストハウスとは違うんだ」という気持ちで、自分たちの住み方に固有の名前をつけたりしています。「ソーシャルアパートメント」というのもありましたし、プログラマーが集まることを売りにした「ギークハウス」、漫画家志望者が集まることを売りにした「トキワ荘なんとかハウス」といったものもありますね。

ゲストハウス・シェアハウスとの共通点・類似点も多い

ルームシェアもゲストハウス・シェアハウスも、不動産屋の仲介を受けずに、貸し手と借り手が直接契約をするのがほとんどです。インターネットの普及で、借りたい人が物件を直接探すのが簡単になったことも状況を後押ししているでしょう。

敷金や礼金といった初期費用も、ゼロだったり非常に少額だったりしますし、一般の賃貸のような2年契約が基本、ということは少なく、短期間の予定しか決まっていない人や職場の近くなどにセカンドハウスが欲しい人、長期の海外旅行などによく行く人にとっては便利です。

大きな家具類は持たないし、寝ることさえできれば十分、お金が貯まれば長期で海外旅行に行ったりするので、アパートを借りるのはちょっと、というような人達に取ってみれば、都心にあるルームシェアやゲストハウスは理想の住まいと言えるかもしれません。

図解: ルームシェアとゲストハウス/シェアハウスの違い・共通点

以上をまとめてみました。

住人構成 運営者 仲介 敷金・礼金
ルームシェア 他人と住む 自分たち 直接 取らない
ゲストハウス,
シェアハウス
他人と住む 運営業者 直接 取らないのが主流
一般の賃貸住宅 一人・家族だけ 自分たち 仲介業者(不動産屋) 取る

実際には、これらの間にはっきりとした線引きがあるわけではなく、貸し手や借り手の事情などによっても、どちらにも取れるような境界線上の形態のところも多いでしょう。

ルームシェアはどこからきた?

ワンルームマンションで一人暮らしは、世界標準ではない!

日本で一人暮らしというと、ワンルームマンションに住んでいる人は多いと思います。しかし、このワンルームマンション、こんなにたくさんあるのは日本だけなのです。

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photo credit: epSos .de

家族用のマンション/戸建てに、他人と住む

欧米では、一人で住むための小さなフラット(ステュディオ=studio などと言います)は、大都会以外はほとんど存在しません。都会でも、一人用の物件がそれほど多いわけでもありません。一番多いのは、家族が住むような部屋がいくつもある戸建てやフラット(=日本でいうアパート/マンション)になります。

では、家族が住むような部屋が複数ある物件ばかりで、独身者や若者・学生はどうやって一人暮らしをするのでしょう? それがルームシェア(フラットシェア)です。

お金持ちだったら、部屋が3つも4つもある家を一人で借りたりできますが、特に若くて独身の若者は、ルームシェアで他の人と一緒に住むことによって、家賃を安く上げるのが一般的です。

アメリカやイギリスなどのアングロサクソン系のヨーロッパ文化にといては、高校を卒業するぐらいの歳で親元を離れるのが普通です。たとえ実家から通えるような地元で進学や就職をしても、実家で親と住むことは恥ずかしい、独立心がない、とみなされるようです。ですから、それほど収入がないうちでも、なんとか自分の住むところを確保しなければいけません。そういうときの最初の選択肢が、シェアということになります。

ちなみに、スペインやイタリアなど、ラテン系の文化では、結婚するまでは親と同居が普通なので、一口に欧米といってもいろいろありますね。(もちろん、ローマやマドリッドといった大都会に出てくる若者は、これらの文化圏でも多くがルームシェアをします)

若者や学生じゃなくても、他人と住む

また、独身の若者でなくても、大借金をして家を買ったばかりの若夫婦(家には子供部屋がありますが、まだ子供がいないわけです)や、子供が巣立ってしまった老夫婦などが、使われていない余った部屋を、独身の若者などに貸すということもよく見られます。

それに、工場跡を改造して住んだり、事務所と兼用にした上で起業仲間とシェアしてみたり、いろんなシェアの形態がありうるでしょうね。

家族だったら同居で、家族じゃなければ絶対同居しない、という、過去4,50年ほどの日本のスタイルは、世界から見ても、また歴史的にみても、特に普通というわけではなかったのです。

フィクションの中のルームシェア

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photo credit: plural

ここでは、映画などのフィクションの中に登場するルームシェア/フラットシェアについて紹介してみたいと思います。

欧米ではシェアはごくあたりまえのことなので、ドラマなどでも、ごく自然に、フラットシェアをしている場面が出てきます。

それらの映画やドラマから、シェアがどんなものか、というヒントを得ることができます。もちろん、映画やドラマは脚色されているものですから、これらを見るだけで真のフラットシェアが理解できる、というものではありませんけど。良く描いてるもの、悪く描いてるものいろいろあるので、自分でバランスを取って観てくださいね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002LHQWC/flatshare-22/ref-nosim

(Roommates)

ピーターフォーク(コロンボ刑事で有名)が老人を演じています。107歳の祖父と孫の同居を描いた暖かいストーリーのコメディ

USA 1995

(Single White Female)

サイコホラーもの。これを観たらるーむしぇあするのが怖くなるかもしれません。元の英語題名は、「独身白人女性(求む)」というよくフラットメート募集広告などで使われるフレーズから。

USA 1992

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FPR2/

(Notting Hill)

ヒューグラント演ずる好(?)青年は、フラットメートと二人で住んでましたね。トラブルメーカーという感じの同居人でしたが。

USA

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005H3H8/
(True Romance)

タランティーノ脚本。主人公が西海岸の友人を頼っていったとき、その友人のフラットメートがでてきました。ここでもフラットメートはどうしようもないダメな奴として描かれてました。ま、なんの問題もない善良なフラットメートなら、映画の登場人物にはなれないですけど。

USA 1993

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066O2R/
(True Romance)

フランス製のエロスな映画らしい

フランス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00029NMWW/
(L’Aubenrge espagnole)

ヨーロッパからマドリッドに集まった7人のルームシェアで起こる国際交流。ルームシェアであることも大きな比重を占めている映画。

フランス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HPBU/flatshare-22/
(Friends)

NBCの大人気シトコム(=シチュエーション・コメディ)。日本でも第7シーズンまでのDVD/ビデオが出ています。イギリス、香港でも第7シーズンまで出てます。本家アメリカではビデオの発売なし(再放送でも視聴率が取れるため?)。TVでは第9シーズンまでやってます。

USA 1994

Young Ones (ヤング ワンズ)

一昔前の人気TVシリーズ。サッチャー時代の英国。4人の変わった学生達のフラットシェアを描いたコメディ。スラップスティックな感じ。(元フラットメートの)PamおよびKikoご推薦

UK 1982

Love, Sidney

NBCで2シリーズ製作(1981-1983)された、孤独な商業芸術家と、友人でシングルマザーとその娘の3人のシェア生活を描いたシチュエーションコメディ。

USA 1981

おかしなカップル (The Odd Couple)

1970年からABCで放映されたシトコム

USA 1970

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MMD2/

(Ally McBeal)

日本でも NHK の放送で人気になった、法廷コメディものシトコム。主人公のアリーはルームシェアしています

USA 1998

http://www.amazon.co.jp/Golden-Girls-Complete-Season-Import/dp/B0002W4SX6/

(Golden Girls)

7年間も続いた人気シトコム。フロリダでハウスシェアすることになった、4人の中年(以上の)女性達の暮らしを描く。TVドラマとしては、若者でないシェアを描いた初の作品。

USA 1985

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FSSB/

(Someday, Somewhere)

絶対シトコムファンに違いないとふんでいる脚本家三谷幸喜によるドラマ。ニューヨークのフラットで、西村雅彦、飯島直子、石橋貴明演ずる3人の男女の話。おしかけルームシェア。

Japan 199?

http://www.amazon.co.jp/dp/B001G75F7Y/

(Spaced)

イギリス製のルームシェアsitcom(シチュエーションコメディ)。全2シリーズ。ロンドンでフラットを借りるために恋人のふりをする2人を中心に繰り広げられるドタバタ劇

UK 1999

The Real World

リアリティショウの元祖ともいわれる、MTV の人気シリーズ。7人の男女をおしゃれな一軒家でハウスシェアさせ、その様子を撮る。アメリカ各地、そしてパリやロンドンまで各地を回って、現在は第15シーズンがフィラデルフィアを舞台に放映中

USA 1992

日本で初めて、ルームシェアを話のメインに据えて作られたドラマ。押尾学、ともさかりえ

Japan 1992

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9-DVD-BOX-%E7%B9%94%E7%94%B0%E8%A3%95%E4%BA%8C/dp/B00067HDZW/

織田裕二と矢田亜希子によるロマンティックコメディ。偶然ルームシェア状態になってしまう二人の恋愛話。

Japan 2004

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A5%B3-DVD-BOX-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E7%9F%A5%E5%AD%90/dp/B0008GGTRY/

NHK 連続ドラマ。15分x24話。30代の男女が諸事情によりルームシェアを始めるドラマ。さすがのNHK効果で、この2004年頃を境にお年寄りに「ルームシェア」という言葉が通じるようになっていきました。

Japan 2005

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066578/

家庭用ゲーム機のゲーム。かわいい女の子と同居するはめになって、僕ちん困っちゃう〜。というゲームらしい。意外にも何作も作られているようで、人気があるんでしょうか。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403610560/

僕の好きなこの長編漫画も、あらためてみればハウスシェアである。親戚関係のものもいるが、基本的に「椰子のように流れ着いてきた」みんなが集まる居心地のよい場所、として書かれているオーガス家は、すばらしいシェアなんではなかろうか。

Japan

80年代少女マンガのヒット作。ロイがハルと住み始めたあたり、「シェアってどうやって始めるんだろう」という僕の最初の疑問の答えになっているかもしれません。もっとも、これを読んでた当時(学生だった)は、アメリカではこういうのがあるんだな、ぐらいにしか見てませんでした。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091922317/

家出少女どころか、別れた元妻や会社とまで同居するハメになる男のドタバタコメディ。しかし、ふつうのコメディにみせて、違法建築の問題や独居老人の問題など、話の中に織り込まれています。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592134184/

ちょっとしたきっかけで同居することになった3人の恋愛物。女性が読んでどう思うかはちょっとわからないけど、男性読者のツボを突く描写や絵柄。

Japan

大ヒットしている少女漫画と、そのアニメ化やドラマ化。二人の夢を持つ少女によるルームシェアが主な舞台

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483228214X/flatshare-22/

花音コミックス。いわゆるBL漫画のようです

Japan

成年向け漫画

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489829927X/flatshare-22/

ワニマガジンコミックス。青年向け

Japan

http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88-1-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%A4%95%E5%87%AA-%E8%96%AB/dp/478592537X/

こちらも青年向けコミックス

2DKで男女5人という共同生活の奇妙な日常を書いた小説

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4125004870/

育ちのよさそうなルームメイトには裏の顔があった。ミステリー。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087747018/

芥川賞受賞後の第一作。主人公の女性(風俗嬢)と男性(変態)がルームシェアしている。ネット上には下品すぎるという評判も。

Japan

平凡な毎日を機嫌よく暮らす、ひつじのOLドリーの物語

Japan

男女4人の共同生活を舞台とした小説

Japan

ロンドンのルームシェアを舞台にした恋愛コメディもの

England

ドッグ・イン・スペース

(Dogs in space)

http://www.amazon.co.jp/dp/B0083Z55PY/

80年代のオーストラリア青春映画。主人公達がハウスシェアをしています。シェアの様子はまさに混沌、「誰が住人で誰がゲストなのかわかんねーぞ」。(thanks to 水族館さん)

Australia 1986


(With Honors)

ハウスシェアをする4人のハーバード大学生に、浮浪者がからんでくる。最初は迷惑がっていた主人公Montyだが、不思議な友情が芽生え。。。佳作。

USA 1994


(Shallow Grave)

サスペンスもの。冒頭に、シェア応募者をシェアメイト全員でインタビューするシーンがありますが、そのインタビューがあまりにひどいので、観るとインタビューされるのが怖くなるかもしれません(笑)

USA 1994

スリーサム

(Threesome)

三人の男女によるルームシェアと恋愛、同性愛と三角関係のドラマ

USA 1994

Roomies

USA 2000

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005ET69/
(Love and Other Catastrophes)

メルボルンでの大学生活とルームシェアを描いた青春映画

Australia 1996

都心に暮らす男女、それぞれの愛のかたち。
35歳目前にマンションを買う決意をする独身女性、出会ったばかりのルームメイトに恋心を持つ女、出会い系サイトで知りあった男と情事を重ねる主婦…都心に暮らす男女の心の隙間を描く恋愛小説集。

Japan 2006

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家出するつもりで学校を休んだ亀戸(かめこ)しま奈は、ぶらついていた公園で怪しい着物の男の人に出会った。家から閉め出されたと言うその男は、しま奈に格安で住む家を紹介してやると言い出すが、しかしそのかわり条件を!?

Japan 2008

世紀末を無事に越えたブッダとイエスは、東京・立川でアパートをシェアし、下界でのバカンスを送っていた。女子高生にジョニー・デップに似ていると言われ、照れるイエス。近所の小学生に額のホクロのようなものを強く押され、それが弱点だと気づくブッダ。そんな「最聖」コンビが送るぬくぬくコメディ。

Japan 2008

「実家を出たいけど、一人ぐらしはお金も掛かるし寂しそう・・・」「なんか毎日が楽しい暮らしかたがしてみたい」「人と一緒に住んでみたい」などなど、そんな思いを抱えた20代~30代の若者が増えています。
本書は、「特に気が合うわけではないけれど、楽しく毎日を暮らしている」女子3人のルームシェアの様子をつづった、一緒ぐらしコミックエッセイ。シェア物件探しの秘訣から、お金関係の切り出し方、病気になった時のことなど、ルームシェアならではの住みかたのコツが満載です。

Japan 2010

いままで付き合った男すべてに浮気をされたという恋愛遍歴を持つ斉藤美央、24歳。そんな美央は、「完璧に素敵な部屋」で、同じ歳の男、月島陸とルームシェアしていた。恋愛感情はないまま5年も一緒に暮らしていたふたりだが、ある日、未央が陸に「彼氏(仮)」になってほしいと頼み込んだことから、ふたりの関係が少しずつ変わり出す……。選考委員が絶賛した第5回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品、待望の文庫化です!

Japan 2012

前作も好評な「ルームシェア」シリーズ第2弾。今回は、趣味も性格も正反対な、理系男子と文系女子が織り成す、キュートな恋の物語です。主人公・高井詩織は、ひょんなことから水元蓮という大学生の部屋に“居候”することに。予想以上に快適な蓮との暮らしを、戸惑いながらも満喫する詩織。20歳の誕生日にはふたりでお酒を飲み、ときには昔ハマったドラマをふたりで観賞する――ふたりの“友達以上、恋人未満”におとずれた、変化のときとは……? 日本ラブストーリー大賞・大賞受賞作、シリーズ第2弾。

Japan 2013

roomshare-japan-movie

新しいシェア関連のフィクションを発見された方や、追加情報、間違いの訂正などあれば、ぜひフォーラムで教えてください。

ノンフィクションの中のルームシェア

Teen Non-Fiction
photo credit: jtyost2

ここでは、ドキュメンタリーや入門本など、ノンフィクションの中に登場するルームシェア/フラットシェアについて紹介してみたいと思います。

ルームシェアする生活 チープな家賃で気の合う仲間と暮らす

拙著。当ウェブサイトの「ルームシェア入門」を元に加筆し、いろいろな人の体験談と一緒にした、シェアのノウハウ本です。

Japan 2002

 

「金持ち大家さん」になる マル秘裏マニュアル アパート・マンション経営塾

大家さん向けの賃貸アパート運営指南で有名なコンサルタントの浦田健さんによる「金持ち大家さん」シリーズの第3弾。akky は以前に浦田さんから取材を受けており、その結果この本の第3章は大家さんに「入居者探しで困っていたらルームシェアで貸すという手もありますよ」というアピールとなりました。これをきっかけとしてルームシェアに理解のある大家さんが増えてくれればと思います。

Japan 2005

 

ゲストハウスに住もう!―TOKYO非定住生活

ルームシェアとは違うが類似点も多いゲストハウス生活について取材を元に書かれたガイド本。

Japan 2004

 

NYCのシェアハウス~「共に住む家」の個性派インテリア

Japan 2009

 

他人と暮らす若者たち

Japan 2009

 

大家さん!これからの不動産投資は「ゲストハウス・シェアハウス」が絶対お得です!

Japan 2010

 

東京シェア生活

Japan 2010

 

これからの日本のために 「シェア」の話をしよう

Japan 2011

 

荻窪 シェアハウス小助川

Japan 2012

 

大人のためのシェアハウス案内

Japan 2012

 

住み開き: 家から始めるコミュニティ

Japan 2012

 

シェアハウス わたしたちが他人と住む理由

Japan 2012

 

第3の住まい-コレクティブハウジングのすべて- (住総研住まい読本)

Japan 2012

 

シェアハウスで暮らす: シェア生活の良いところも悪いところもぜんぶ書きました!

Japan 2013

 

「いますぐ始めるシェアハウスガイド」 (TOKYO NEWS MOOK 345号)

Japan 2013

 

高齢者限定シェアハウス [Kindle版]

Japan 2013

 

僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方

Japan 2013

 

新しいシェア関連のノンフィクション・ドキュメンタリーを発見された方や、追加情報、間違いの訂正などあれば、ぜひ掲示板に書き込みお願いします。

ルームシェアのいろいろな言いかた

what-is-blablashare

「ルームシェアのことを表すのに、他にも色々違う言葉があるみたいだけど、どう違うの?」

  • 複数人で1つの場所に共同で住むことを「○○シェア」
  • ○○シェアしている仲間のことを「○○メイト」

と言います。○○の部分は、どんな場所でシェアしているか、に応じて変わります。

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合は、ルームシェア
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時は、フラットシェア
  • 一軒家でみんなで住むときは、ハウスシェア

となります。ただ、上記のようなケース全体を指して「ルームシェア」と言いますので、細かな違いについて語りたいのでなければ「ルームシェア」でよいかと思います。

また、シェアしている建物を主役として話す場合には、

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合の部屋を、シェアードルーム
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時のマンションを、シェアードフラット
  • 一軒家でみんなで住むときの家を、シェアードハウス

ともいいます。

シェアの様々な呼び方
シェアしている場所 シェアの呼びかた シェア仲間の呼びかた
一軒家 ハウスシェア, シェアハウス、シェアードハウス ハウスメイト(ルームメイト)
マンション/アパート
(=フラット)
フラットシェア, アパートシェア、シェアードフラット フラットメイト(ルームメイト)
一つの部屋 ルームシェア ルームメイト, ルーミー
全部の場合をまとめて シェア(ルームシェア)、シェアハウス、シェアードハウス シェアメイト(ルームメイト)、ルーミー

ただし、英語圏でも、国によって多少違いがあるようです。イギリスやオーストラリア/ニュージーランドでは、建物の種類による区別がはっきりしていますが、アメリカ英語で「ルームメイト」といった場合、上の3つ全てを含む場合が多いようです。総称としても使われるわけですね。

英語でのシェアの名称
シェアしている場所 アメリカ
カナダ
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド
一軒家 shared house, rooms for rent shared house, houseshare
Condo(マンション)
Apartment(アパート)
flat(=フラット)
shared rooms, rooms for rent flatshare, shared apartment
一つの部屋 roomshare roomshare
全部の場合をまとめて shared rooms, shared housing flatshare, houseshare

それから、全寮制の大学などで、同じ部屋に2人とか4人とかが住むような場合も「ルームメート」と言います。

このあたりの呼び方は人によってそれぞれで、どれを使ってもそれなりには通じると思ってかまいません。

僕は、特に外国人と話す場合、好んで「フラットシエア」の方を使います。これは、以前に”roomshare”を使って広告を出してた時に、問い合わせをしてきた人から、「一つの部屋に二人で住むんじゃないよね?」という念押しを結構されたからです。「ルームシェア」と言った場合、前述のように、一つの部屋を分け合って住むという意味にも取れ、まぎらわしいので、部屋は別々だよ、というのがはっきりわかる「フラットシェア」の方を使っています。

ただし、最近(2004年)の状況をみると、日本語としては「ルームシェア」が定着しつつあるようですね。「ルームメイト」や「シェアメイト」が通じにくければ、「同居人」でもいいのかもしれません。

いろいろな共同生活、いろいろなシェア

シェア以外の共同生活やその場を表す用語としては、以下のようなものがあります。

  • ゲストハウス(guesthouse)
  • 寮/ドミトリー(dormitory)
  • ユースホステル(youth hostel)
  • Y.M.C.A/Y.W.C.A
  • ホームステイ(homestay)
  • ベッド アンド ブレックファスト(bed and breakfast、B&B)
  • ボーディングハウス(boarding house)
  • ロッジングハウス(lodging house)
  • 下宿/ベッド アンド ボード(bed and board)
  • 貸間
  • マンスリーマンション/ウィークリーマンション
  • ビジネスホテル/カプセルホテル
  • 老人ホーム
  • 福祉施設
  • 同棲
  • 家族で同居
  • 兄弟姉妹で同居
  • 親戚と同居

また、一つのものを共有することで安く済ませる、という意味のシェアとしては、他にもこんなものがあります。

  • トラベルバディ(知らない人と旅行を共にする)
  • ライドシェア(ある地点から別の地点まで、車の乗りあいをする
  • オフィスシェア(事務所を複数の会社や個人で共用する)
  • カーシェア(車をたまにしか使わないメンバーで共用する)
  • ワークシェア(一人分の仕事、たとえば週40時間を、二人の人間で半分ずつ行う)