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自分が住むために使っている場所は、経費にはなりません。貸している場所は、経費になります。ということで、アパートやフラットをまるごと貸す場合に比べて、計算がちょっと面倒になります。

これは、自分の生活にかかるお金と、商売として得るお金を、理にかなった規則でわけて、それに従って計算をするということです。シェアでなくても、たとえば自営業の人でも、自宅の一部が仕事場になっているような場合、仕事場の分については経費にする、というようなことをしているようです。

たとえば、僕の場合は、税務署の相談窓口で、次のようなやり方を教えてもらったので、使っています。まず、貸している場所と、自分で使っている場所の面積を計算します。次に、フラット全体の面積に対するそれぞれの比率を求めます、そして、この比率を使って、かかった経費を按分するのです。

言葉ではちょっとわかりにくいので、数字を挙げてみます。フラットのうち、自分の使っているところが6割、シェアメイトが使っているところが4割だとします。また、住宅ローンのその年の利息の支払いが、10万円だったとします。すると、その利息のうち4割が、シェアをするためにかかった費用ということで、10万円かける0.4の4万円が、ローンの経費となります。