という研究があることを知りました。
12個とか24個とか入った大きなパッケージを買えば、一個あたりの値段は安く手に入ります。また、セールで安く売っている時にまとめて買って家に貯めておけば、一個あたりは安く使うことができます。
しかし、この二つの行動を、貧乏な人はとりづらい、というのが、実際に払った額に差がでてきてしまう原因だそうです。
たくさん買えば割安なのはわかっているけど、そこに多く出費すると他のものが買えなくなってしまう。セールの時に買えば割安なんだけれど、給料日の後しか財布に余裕がない。結果的に、割高になるけれども小出しで2個とか、小さい個数のパッケージを買い続けてしまう、と。結果的に、お金がない人はある人と比べ、同じブランドのものであれば5.9%余分にトイレットペーパー代が掛かっているのだそうです。
お金が足りない人ほど節約をする必要があるのに、お金に余裕がある人の方が節約できてしまう、という問題ですね。トイレットペーパーに限らず、消耗品ではこういう購買行動の差があるのでしょう。
上に出た二つの相違点のうち、「大きなパッケージだと割安」という点については、ルームシェアなどの共同生活の利点が出てきそうですね。みんなで使うものを共同で買うことができれば、一回ずつは小さい差でも、長いうちには大きな節約になっていそうです。
そういう意味で言うと、ルームシェアであっても個別に消耗品を買っている場合は、一人暮らししている時と同じで、大量買いの効果は無いということになります。
また、ルームシェアによっては醤油や味噌など、調味料を共同にしているところもあるでしょうけれど、こういう場合も小さな一人用のパッケージはすごく高くつくので、大きなボトルをみんなで買うことによる節約効果はあるでしょうね。食材まで全部共同でみんなで作って食べる、みたいなのは、さらに少ないスタイルだと思いますがこれも家計にはすごく効きそうです。
トイレットペーパーや洗剤、ごみ袋などの消耗品を共同購入することは、「だれかが無駄づかいしているのでは」という疑念から別の不和を引き起こすこともありますが、共同で買うだけでみんな少しずつ特になっている、ということも考えて、小さな消費量の差に目くじらを立てない、というのもいいんじゃないかと思います。