シェアハウス投資「かぼちゃの馬車」問題とルームシェアへの影響を考える

詐欺的にサラリーマンなど個人にアパートローンを借りさせてシェアハウス建設を進めていた企業が支払い停止のトラブルを起こしています。

スマートデイズ(SD)社が首都圏で展開する女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」。初期費用が安く家具などの準備も不要。身一つで上京したい地方の若い女性がターゲットだが、この“馬車”が今や大揺れだ。

同社が4割前後しかない入居率を高く偽り、職業紹介などの事業外収入が潤沢なように見せかけていたことも告白。出席者はどよめき、「もう破産するしかない」「もって数カ月だ」と悲痛な声も飛び交った。

「家賃保証」の嘘で借金1億 年収800万のリーマン大家、破産の危機〈AERA〉

この会社、テレビCMまで打ってシェアハウスの宣伝をしていたのだとか。

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」などの運営会社スマートデイズ(東京)が手がけるシェアハウス投資で、オーナーとなった会社員らに約束通りの賃料が払われなくなり、破産者が続出しかねない事態だ。賃料収入を頼りに、建設費のために借りたお金を返す計画だったはずが一転。「借金地獄」に苦しむオーナーから弁護士に相談が相次いでいる。

「かぼちゃの馬車」魔法とけ借金地獄「気が狂いそう」、シェアハウス投資の賃料停止で相談相次ぐ – 弁護士ドットコム

もともと「シェアハウスは思ったほど安くない」という意見も良く耳にしますが、業者が運営して利益を抜いてるのでコスト的なメリットはそもそも出るはずがないですね。

今回の事件では、「ルームシェア」ではなく「シェアハウス」という日本オリジナルのシェア住居を広めようとしてきた人たちが何を狙ったビジネスをしていたか、実態がいろいろとニュースに出てきました。

トイレや浴室が共用のシェアハウスは1人あたり居住スペースは7㎡ほどと広くないが、初期費用が低く抑えられ、地方から上京してくる女性が多く入居すると見込んだ。入居した女性を、人材派遣会社に紹介するビジネスにも期待をかけていた。

シェアハウスのような形態は海外ではほとんど見ませんし、本来の個人間のルームシェア回帰が起こってくれればいいなと考えています。海外ではルームシェアのためにわざわざ新築の建物を建てることなどありえません。ファミリーが住むような家をそのままルームシェアで使えばいいのですから。

日本のいわゆる「シェアハウス」にしても、昔からやっているところは既存の独身寮や社員寮などで使われなくなったものを転用しており、わざわざ新築のコストを載せて家賃も高くする、なんてことはしていません。

結局のところ、「狭くても共同生活でも都会に住みたい」といった人たちに安定した住居を提供することや、シェア生活というスタイルの良いところを理解して広めたい、という気持ちはそこにはなく、相場が高騰して一般的な賃貸アパート・マンション経営が成り立たない昨今の状況で、小金持ちやアパ・マンローンを引っ張れる高所得サラリーマンたちに成功率がはっきりしない新築案件を買わせるために、シェアハウスという良く実態の知られていない形態が利用されたようにも思います。

今回濫造されたシェアハウス物件、人気もなく空き部屋が多いところもたくさんあるそうですが、今から一般の賃貸に再改造するコストも馬鹿にならないでしょう。騙された副業会社員たちは多少気の毒ではありますが、しかしその建築においては銀行からローンを引っ張るために不正に手を染めた人もいる、などとも報じられています。

それらの不良債権化した新しめのシェアハウス物件が、結果としてルームシェアに使えるような状態で割安で出てくるかもしれませんね。自分たちでルームシェアを企画できる人にとっては新たなチャンスとなる可能性もあります。

見通しの甘い計画に載せられてシェアハウス物件を建ててしまった大家も、他人任せではなく直接借り手を募集したり、あまりにも空きが多いようであれば、ルームシェア希望者に貸すなど考えてみていただければと思います。

「ギークハウス越路の解散」を読んで思う

新潟県長岡市でギークハウス越路というシェアハウスを運営されている方のブログで、シェアハウス解散宣言の記事が公開され、話題になっています。

シェアハウスを解散するにあたってのエントリ | ギークハウス越路

ギークハウスという個人運営のシェアハウスのブランドは、今はエッセイなども書く執筆家兼ニートとして有名な pha さんという方が始めたものですが、実は最初のギークハウス、ギークハウス南町田というのは僕が人生で初めてルームシェアをした僕のマンションでした。仕事の関係で都心に移った僕が、「町田でのルームシェアを続ける手間がたいへんで手放すしかないかも」と思っていた時に、pha さんが物件を探していたことから提案して始まったものです。

ギークハウスは「ネットで知り合った人たちとゆるく共同生活しよう」といったコンセプトで、ルームシェアとシェアハウスの境界線にあるような形ではありますが、そこには業者がやるシェアハウスと同様に、誰か場所を確保してシェアを立ち上げて、そこに他の人が(あまり責任のない形で)入居する、という形のところが多かったように感じます。ギークハウス南町田が無くなった(やはり場所が不便でしたね)後も、各地にギークハウスが誕生しています。

個人運営のシェアハウス、の限界

今回は、新潟の豪雪に伴い雪下ろしや暖房費など予想できなかったコストや手間が運営にのしかかってきたことが第一の原因らしいですが、主宰の方の振り返り記事を読んでいくと、地方で安く住めるような設定で人を集めたのに、その安い家賃も滞納される、などの問題もあり、豪雪はこれまでの問題にトドメを指したに過ぎないようにも見えます。

地方の空き家(たくさんあります)を格安で提供し、都会から若者を呼び込もう、というプロジェクトは、それこそ日本中に発生していて、ベースとなる家の費用が少ないことから、都会の家賃を考えると驚くほどの低家賃で住むことができます。さらにそこをシェアによってコストを下げるのですから、出ていく額面だけを見れば非常に住みやすく見えるでしょう。

ただ、今回の解散記事を読むと、「シェアハウス」と言っているように、家を借りて整備して貸し出す「運営者」と、そこにやってきて住むだけの「賃借人」の立場ははっきりと分かれているようで、運営者のやりたい事に他のシェアメイトの意識がついてきてなかったのではないか、という風にも見て取れますね。

それルームシェアじゃだめなの?

ヨーロッパでもアメリカでも、コスト的に一人で借りて住むのがたいへんな若者は、ルームシェアをして生活コストを下げています。その中には上の記事で触れられているような長時間の仕事が続かない人や色々としっかりできない人が多いルームシェアもあるとは思いますが、少なくともそこに「この人たちを教化しよう」とか「相互に助け合うことで立派な人間になろう」とかそういった関係はありません。

可能な限りコストを下げ、やらなくていいことをやらずになんとか生きていければよし、それも無理なら出ていく(もっと安い地方や親元に移ることも含めて)というのをルームメイトの個々人が自分で決めているので、結果としてそれぞれの自己の判断に置いて、続く人が残って続く(続く人が居ない場合は単に続かない)というだけになるのではと。

一人一人が個々に交渉したり、不満や文句があれば声を上げて問題を解消する、という元々海外のルームシェアにあった仕組みを、なんとなく「面倒だな、避けたいな」と思う気持ちに、日本独自の「シェアハウス」という仕組みが生まれて、そのままずるずると一大勢力となってしまいました。最近では個人の不動産投資家のお金を吸い上げる機械としてシェアハウスという仕組みが悪用されて社会問題にもなってきています。

しかし、西洋でもどこでも、他の国では単に空いている部屋を持ってる人が直接借りたい人に貸して、嫌になったら解消する、というルームシェアが十分に機能していることを考えると、間にこの「運営者」的な人を置いてその人にいろいろな面倒事を押し付ける、というシェアハウスは、やはり無駄の多い仕組みではないかな、と思わざるを得ません。

ルームシェアでは自分の時間が持てないという悩み

私とは別の家でルームシェアをしている友人が、最近こんなことを相談してきました。「最近シェアメイトが家でダラダラしていて、つい一緒になって夜中までしゃべってしまう」のだそうです。

女性同士2人でマンションの1室に暮らしており、間取りは1人ずつの個室にリビングという、ルームシェアをするには理想的とも思える部屋です。仕事のために資格を取る勉強もしたいのに、部屋にこもりっきりだと、「何してるの?」と聞かれる。かといってリビングで勉強していると話しかけてくるので、勉強が進まないのだとか。

気が合うからこそ仲良くしてしまうという悩み

(credit:kaboompics

一緒に暮らすシェアメイトとは性格は合うし、シェア生活自体は楽しいのだそうですが、それ故に発生する悩みのような気もします。やらなきゃならないことはたくさんあるのに、一緒にご飯を食べに出かけてしまったり、「明日は休みだから映画に行こう」と誘われて行ってしまうなど、直前に予定が入ってしまうことも。

私自身も経験があります。楽しい反面、「これで良かったのかな?」と反省することもありました。そんな経験を踏まえて、現在では自分の時間は徹底して確保するようにしています。

充実していて楽しいのはとても良いのですが、やるべきことを何もやらずに週末が終わってしまった!という状況にもなれば、さすがに生活リズムが崩れてしまいます。相手にリズムを崩されたくないからルームシェアはしない、という方もいるのではないかと思います。

ルームシェアこそ時間管理が必要

(credit:フリー素材ドットコム

その友人は本来、自分の夢を叶えるために資格を取ったり転職を検討したりと、仕事や人生のステップアップを考える向上心の高い人です。シェアメイトもそれをわかっているはずなので、夢を叶えるために相手に気を使う必要もありません。

一緒に楽しむ時は楽しむ、勉強する時は勉強にいそしむ。メリハリをつければ、自然とライフスタイルが確立されるのではないでしょうか。「来週の休みは勉強をがんばろうと思う」などと、先に明言してしまうのも良いですね。早めに予定を入れたり、自分の時間をしっかり管理することが大切です。

頑張っている姿を見たら、シェアメイトもだんだん誘いづらくなってくるのではないかと思います。それどころか、相手も何か夢に向かって動き出すきっかけになる可能性も。シェアメイトがダラダラ過ごしていて困るのなら、将来の夢を聞き出せば、その気持ちに火をつけることができるかもしれません。

時には自分の行動も振り返ってみる

そもそも一緒に暮らしているのですから、時間の合う時だけリビングに集まって話をするだけでも、他の友人よりははるかに多くの時間を共にしていることになります。少し話をするだけでも、コミュニケーションは図れるはずです。

夢を叶えるため、節約のためにシェアを始めたのに、相手のリズムに流されていては本末転倒です。特に個室が用意されているのであれば、それぞれの時間を確保するために活用するべきです。

反対に、夢のためにがんばろうとしているシェアメイトに対して、自分が相手のリズムを崩していることがないか?考えてみることも時には必要かもしれません。「自分にも原因があるかもしれない」と考えることは、ルームシェアにおいてとても大切なことです。

ルームシェアが有意義な時間となるように。いつか、あの時の頑張りが自分を飛躍させたと過去を振り返ることができるように、お互いに刺激を与え合える暮らしができたら素敵ですね!

ルームシェアを経験してできるようになった3つのこと

ルームシェアを初めて経験してから約4年が経過して、その間一人暮らしをした時期もありましたが、現在もシェア生活をしています。

今日はそんな私が、ルームシェアをしたことによってできるようになったこと、考え方が変わったことをお話しします。

物を持たない暮らしができるようになった

(credit:kjhmicro)

元々私は物持ちが良い方で、インテリアにこだわったり、本やCD、レコードなど、好きなものを収集するクセがありました。ところがルームシェアを始めることで、物をたくさん持ち込めない状況に陥ります。

これはどうしても捨てられないという物、処分するか迷う物、不要になった物などと仕分けしているうちに、「どうして私はこんなにたくさんの物を抱え込んでいるのだろう?」という気持ちに変化していきます。

例えば洋服などは、日頃から自分の所有物をきちんと管理できていれば、仕分けする時間自体も必要なくなるわけです。まとめて片付ければ、その分時間がかかります。

ルームシェアに限った話ではありませんが、物がたくさんあると、物を置いておくスペースが必要になってきます。それはその分家賃を払っていかなければならないということに他なりません。

現に私は、収納スペースが多い広めの部屋にしてもらっているので、他のシェアメイトよりも家賃が高いです。かなり荷物は減らしたのですが、それでも他の人と比べるとまだまだ多いのです。

身軽であれば次に住む場所も自由に選べて、すぐに動ける。そのチャンスもタイミングも逃さずに済みますよね。

テレビを観ないようになった

(credit:mojzagrebinfo)

初めてルームシェアをした家には、たまたまリビングにしかテレビがなく、予約機能もなかったので、自然とテレビを観る生活から遠ざかっていきました。

以前から、見たい番組だけ録画予約しておいて、あとでCMは飛ばして1,3倍速で観る、などという方法を利用していて、それでもかなり効率的だと思っていました。

しかし、いつしか予約した番組を観ることに追われて、テレビを観るための時間を作るという、有意義なのかどうかも分からない行動を取るようになっていきました。観ていない番組が溜まるのも気になってきます。

テレビを観ない生活をし始めると、録画予約した番組を観るという行動だけでも、かなり無駄な時間があることに気付きます。

現在は、本当に観たいスポーツ番組や仕事に役立つ番組だけを観るようにして、普段は配線をつないでいません。それでもまったく不自由しないどころか、時間に余裕ができて快適になりました。

もちろん、好きな番組を観ることは娯楽の一つになりますし、流行を知ることも大切。良い番組もたくさんあるので、時間をうまく使いながら上手に利用するのが、一番賢い方法なのではないでしょうか?

朝活できるようになった

私は時々、シェアメイトと朝活する約束をして一緒に早起きすることがあります。一緒にといっても、同じことをする必要はなく、それぞれのやりたいことをするのです。

ヨガやストレッチをしたり、近所のカフェでモーニングを食べながら、ニュースをチェックしたり、読書をしたり・・・何をしても良いのですが、早起きをする目的を作ってお互いに宣言し合います。

一人だとくじけてしまいそうな朝でも、一緒に起きる仲間がいるということや、宣言したからには起きなければ、という気持ちが働くので成功しやすいのです。

家族と同居していたり同棲相手と行うのとはまた違った感覚で、自分自身の生活にプラスに取り込むことができます。シェアメイトとも良い関係性を保つことができるようになります。

(credit:Engin_Akyurt)

ルームシェアをしている方は、ご自身で考えが変わったこと、できるようになったことなど、思い浮かぶことも多いのではないでしょうか?

それを自分の暮らしに上手に活用できれば、さらに快適なシェア生活が叶うかもしれません。

英語を話せるようになりたいなら外国人とルームシェアがおすすめ!

「英語を話せるようになりたいけど、英会話教室に通うのはお金もかかる。」「なかなかきっかけもないし何だか恥ずかしい」と躊躇している方も多いのではないでしょうか?

それなら、お金もかからず楽しく身につく、おすすめの方法がありますよ!

外国人とルームシェアしよう!

(credit:HypnoArt)

ルームシェアを考えていて、英語などの外国語も習得したいと考えている方なら、外国人とルームシェアすることをおすすめします。

海外では、日本に比べてルームシェアが盛んなので、苦手意識がなくフレンドリーな方が多いです。

その上日本は家賃も高いので、日本でルームシェアをしている外国人も多めです。シェアメイトの募集も見つかりやすいのではないかと思います。

私も以前、外国人とシェア生活をしたことがあるのですが、とても楽しくて英語の勉強にもなり、海外の文化や生活習慣も知れるなど、良い刺激をたくさんもらえました。

友達を集めてちょっとしたホームパーティーをしたり、休みの日に思いっきりアウトドアを楽しんだりと、日本人にはない感覚をもたらしてくれます。

1人だったら家でだらけてしまう休日も、シェアメイトのおかげで充実した1日になったり。とても貴重な経験をさせてもらえましたし、シェアを解消した今でも交流があります。

ランゲージエクスチェンジでお互いにプラスになる!

(credit:Wokandapix)

日本に住んでいる外国人は、日本に興味があって在住しているわけですから、日本語や文化などを知りたいと思っている方が多いです。そのため、日本のことを教えてあげるととても喜んでくれます。

相手が少しでも日本語を話せる外国人であれば、英語と日本語を使うことができるので、苦手意識も薄れるはず。

「今の表現は英語で何ていうの?」と生きた英語を身につけることができます。

自分だけ教えてもらおうと考えるのではなく、相手にも自分や日本について知ってもらいたいという気持ちを持つことが大切。language exchange(言語交換)という意識を持てば、お互いに成長できますよね。

しかも家賃も折半できて、授業料もかからない。普段の生活の中で覚えていくので、日常で使える英語が身につきます。

それは相手にとっても同じこと。生きた日本語を喜んで覚えて、次の日から使ってくれると、嬉しくなってもっと教えてあげようという気持ちにもなります。

日本に居ながらにして新しい価値観を知ることのできる、ルームシェアならではの利点!きっと貴重な経験となってくれることでしょう。

シェアメイトと仲良くなる秘訣はたこ焼き!?

先日、シェアメイトのミッキーと山ちゃんと一緒に、久々にたこ焼きパーティーを開催しました。

ビール片手に談笑しながら、美味しい手作りたこ焼きをみんなで食べる!最高に楽しい時間です!

お酒も進んで、たくさん用意していたはずのビールがすぐになくなり、またコンビニに買い出しに行ったり。

そんなささいなことが息抜きになって、楽しいんですよね。

タコパのパワーおそるべし!

(credit:kojikamei)

たこ焼きパーティー(以下:タコパ)は、以前のルームシェア先でもよくやっていて、当時ドン・キホーテで購入したたこ焼き器を、引っ越し先にもずっと大事に持参し続けています。

年期も入って、もはや嫁入り道具です(笑)

タコパのパワーって実はあなどれません!みんなで輪になって一緒にたこ焼きを作って食べると、自然と距離が縮まるんですよね。

できた物を買って来て食べるのもいいのですが、コミュニケーションを図るためには、やっぱり自分たちで作って食べるのがおすすめ!

「シェアメイトとなかなか仲良くなれない」「距離を縮めたい」と考えている方には、ぜひおすすめしたい方法のひとつ!

初対面のシェアメイトと新生活を始める時なんかにも使えますね。きっとすぐに仲良くなれるはずです。

材料費もかからず、手軽にできて美味しくて楽しい。ルームシェアにはぴったりのアイテムだと感じています。

材料はタコじゃなくてもOK!

「タコを用意するためにスーパーに行くのが面倒だし、お金もかかる」という方でも大丈夫!

我が家では、タコの代わりにイカやちくわなどで代用することも。たこ焼きソースとかつお節をまぶせば、だいたいそれらしい味になるので心配いりません(笑)

チーズやネギを混ぜてみるなど、オリジナルのたこ焼きメニューを考案するのも楽しいですし、コミュニケーションのひとつになってくれます。

生地を変えれば、ベビーカステラなんかも作れます。こちらはチョコレートソースなどをかけて、〆のデザートとして食べるのもいいですね!

たこ焼き屋さんが使っているようなキリなどの道具がなくても、お箸などで代用できます。

たこ焼き器も手軽な値段で売っているので、ぜひ購入してみてくださいね。

たこ焼きなら苦手な方も少ないですし、みんなで作っていると自然と会話も弾みます。

一家に一台「たこ焼き器」!楽しいルームシェア生活にはぴったりです。

独身がファミリーマンションを購入するメリット? ルームシェアでしょう!

のらえもんという方がマンション購入についての次のようなブログ記事を書かれています。

ケーススタディ集「シングルがファミリーマンションを購入するメリット/デメリット」

「シングルがファミリーマンションを購入して住む場合に考えられるデメリットを教えて下さい。」という読者からの質問に対して、メリットはいくつもあると回答されています。デメリットは特にない、というのがマンションを買うことを薦めるブログらしいところですが。

大きなメリットは税制面での優遇。50平米以上(壁の内側の面積です。50前後の場合は必ず不動産屋に確認しましょう)のマンションだと、住宅ローン控除で税金が返って来たり、様々な税金の軽減が得られたりします。

また、その結果として、マンションを売らなければいけなくなったときにも、有利な値段で売れるというのがあります。そのマンションを買う人も、上記のようなメリットを得られますから、その分割高でも欲しくなる、ということですね。具体的な相場データを出しての解説がリンク先のブログにあります。

こののらえもんさんの頭にはルームシェアという考え方は無さそうで、一人で面積が要らないなら賃貸の方がいいのでは、という結論になっていますが、ファミリーマンションを購入してルームシェアすることにより、家族がいない独身者でも、大きなマンションを購入するメリットを受けたまま、自分の自宅(の一部)で不動産投資ができる、という手段が取れますね。

さまざまなルームシェアのメリットについては「ルームシェア入門」のこちらから。これらのメリットの中に、より割安で資産価値も高いファミリーマンションを持てる、というのも入りますね。もしワンルームマンション購入を検討してる独身の方がいらしたら、ルームシェアによるこんな選択肢もあるというのを検討されてみてはどうでしょうか?

意外とあなどれない!ルームメイトのいびき問題

「この人となら性格も合うし、ルームシェアもうまくいきそう!」そう思っても、意外な盲点というのはあるものです。

そのお相手の睡眠中に遭遇したことはありますか?

どんなにいい人でも、悪気がなくても、睡眠時は無意識にいびきをかいてしまったり歯ぎしりをするクセがある方もいますよね。

私はこのいびき問題、ルームシェアにおいてかなり重要視するべき要素だと思っています。相手だけでなく、もしかしたら自分が迷惑をかける側になるおそれも。

すでにこの問題に直面している方もいらっしゃると思いますので、解決策も含めて考えてみましょう!

お酒を飲むといびきはひどくなる

(credit:Pexels)

普段はいびきをかかなくても、お酒を飲んだ日はかいてしまう、という方もいます。そういう場合はお酒を控えればいいのですが、仕事の付き合い上そうも言っていられなかったり、事情はありますよね。

アルコールには筋肉を弛緩させる作用があるため、顔の表情筋が緩んで、鼻からのどにかけての気道を圧迫して狭くさせます。すると、吸い込んだ空気が気道にぶつかりやすくなり、粘膜が振動を起こすという原理。

普段からいびきをかいてしまう方は、シェアメイトが明日早起きで大切な用事がある、などという場合はお酒を控えるなど、未然に防げることはあります。少なくとも、努力している姿を見るだけでも、イライラする気持ちが収まることも大いにあるでしょう。

個室にすればだいたいは解決する

いびきが心配であれば、ドミトリーは避けて個室で別々に寝ることは何よりの解決策になります。しかし、予算上それが難しい場合や、いびきの音が大きい人は壁を伝って聞こえてくるケースもあるのです。

現に私は、それを経験しました。以前シェアしていた家で、隣の部屋で寝ているシェアメイトのいびきが、地響きのように聞こえてきて眠れなかったことが。そこまでのパターンはまれですが、無きにしもあらず、ということは頭に入れておきましょう。

個室でもベッド同士が壁ごしに隣合わない配置にするなど、工夫をすればたいていは問題ないと思います。

横向きで寝る

(credit:Unsplash)

いびきは仰向けで寝ている時に発生することがほとんど。いびき対策として、リュックを背負ったまま寝るという治し方も実際にあるそうです。

そこまではできなくても、気づいたら横を向くように心がけるだけでも、少しは変わるかもしれません。

鼻腔を広げるテープを貼る

鼻づまりもいびきの原因になります。ブリーズライトなどの、鼻づまりを解消するテープを貼ってみる。これで、30%程度鼻づまりが緩和されるそうです。

また、鼻がつまるとどうしても口呼吸になるので、のどが乾燥したりウイルスが体内に入って風邪を引きやすくなるなど、体にもよくありません。

鼻の通りを良くするスプレーや、メントール配合の塗り薬などもありますので、利用してみると良いかもしれません。

いびき外来に通う

自分で対策しても良くならなければ、病院で相談してみるのも一つの手段です。いびき外来、もしくは睡眠時無呼吸症候群外来とも言われているそうです。耳鼻咽喉科が専門のようですね。

先ほど前述した、いびきが壁を伝ってくる私の以前のシェアメイトも通院していました。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質も下がりますし、命の危険もあります。たかがいびきと軽視せずに、対策を考えましょう。

また、この症状は自覚がない場合が多いそうなので、もしシェアメイトがいれば、自分が寝ている時に無呼吸の状態になっていないか、見てもらうのもいいですね。

いびきや歯ぎしりなどのクセに加えて、眠りの深い方はアラームが鳴り続けても起きないなど、睡眠時のトラブルは意外と根深いもの。ルームシェアを考える時には、事前に相手の特徴を知っておき、トラブルを回避することも有効です。

若者と老人とのルームシェア

世田谷区長の保坂展人さんが書かれた記事 「高齢者の孤独」を癒す「学生・若者とのホームシェア」の可能性は を読みました。

世代交代に伴う空き家の増加や、その活用がされずに廃屋が増えていることが社会問題となりつつありますが、世田谷区でも空き家をどのように活用するかという研究がなされているようです。また、同じ文脈の中で、フランスのNPOによる高齢者と若者のルームシェアマッチングの話や、オランダでの老人ホームに若者を住まわせる話なども紹介されています。

Black and White
photo credit: Brian Auer

いざという時のトラブル解消のバックアップ等の仕組みを整えて、高齢者の孤独を癒し、そのことと若者・学生への住宅支援が両立する仕組みに取り組んでいきたいと考えています。

日本の場合、投票などの政治行動に置いて高齢者の人数も参加率も高いため、行政としてはどうしても高齢者に訴求する箇所がより多く取り上げられることが多い気がしますが、単に若者を労働力やヘルパーとして使うということではなく、高齢者とルームシェアする若者にも十分なメリットがなければならないでしょう。

若者の敬老精神やボランティア意識につけこんで依存するような形ではなく、そのルームシェアをする若者にとっても得があるようにとなると、やはり一番は家賃などの対価が市場に比べて割安であること、など思います。

不動産を所持して使わない個室やスペースを持て余している人が、ルームシェアジャパンのような掲示板を使って住処を必要としている若者にそれを安価に提供してくれれば、東京のような大都会の住みづらさも少しは解消されるのではと期待しています。

一生涯を通して(部屋が空いている時に)ルームシェアをするということについては、「ルームシェア入門」でも書いたことがあります。

生涯ルームシェア、という考え方

ルームシェアでも住民票登録できる?世帯主は?

最近「ルームシェアをしている住所に住民票を移せるの?」「世帯主は誰になるの?」と友人から質問を受けたり、ネット上で見かけることがあります。

ルームシェアの場合、自分の住まいを正しく登録するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

ルームシェアしていると住民票登録できない?

(credit:いらすとや)

自宅を誰かとシェアしていて、同一の住所に家族以外の人同士で住んでいる場合、別々で住民票を登録することはできないのでしょうか?

家族以外で同居している場合でも、それぞれが住民票を登録することはできます。その場所で生活しているかぎりは、ルームシェアだから住民票を移せないなどということはありませんので、安心して登録してください。

新住所に引っ越しをして、1年以上住み続けるという場合は、14日以内に住民票の異動を届け出ることが義務付けられています。

世帯主は誰になるの?

では、住民票を実際に登録する際、世帯主を書く必要がありますよね。世帯主は物件を契約した名義人でなければならないと思っている方も多いようですが、そんなことはありません。

生計を共にしている家族で同居している場合には、世帯主は1人になりますが、友人同士で住んでいるなら、それぞれが世帯主ということになります。

つまり、同じ住所に世帯主が2人以上存在するということ。「同居」と「同一世帯」は違う意味だということです。

もしも住民票を移す前の状態や、一時的な理由で同居だけしているような状態ならば、世帯主はその家で住民票を登録している人。続柄は「同居人」という関係になります。

そもそも世帯主ってなに?

(credit:geralt)

世帯主は1人じゃなければならないということではありません。2人でも3人でも、もしくはそれ以上存在することはあり得ます。我が家も世帯主が3人いる状態になっています。

そもそも世帯とは、居住と生計を一にする社会的生活を営む、単位のようなもの。

家族であっても、親世帯と子世帯が別々の家計で同居している場合などは、同じ住所に世帯が2つ存在しているということになるのです。

ルームシェアでは、世帯主として社会的に認められないのではないか、と心配されることがありますが、決してそんなことはありません。

自分の収入で家賃や生活費を支払っているなら、それは立派な世帯です。もしもルームシェア物件に引っ越しをした場合は、すみやかに管轄の市区町村役場で登録をしましょう。