経験者が考える「ルームシェアの魅力」3選

はじめまして!ライターのhaseです。

今回から、ルームシェアについてのブログ記事を担当させていただくことになりました。

私自身、3年ほどのルームシェア経験があり、とても貴重な時間を過ごしてきました。

その経験を生かしつつ、さまざまな角度から役立つルームシェア情報をお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

さっそく初めてとなる今回は、私自身のルームシェア経験をもとに、あなたにルームシェアの良さを伝えられたらと思います。

ルームシェアの良さはここでお伝えできないほどたくさんあるので、私の思うメリット3点を厳選してみました!

「ルームシェアを始めてみたい!でも、なかなか最初の一歩が踏み出せない・・・」

こんな風に迷っている方もいらっしゃると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

luggage(credit: andremergulhaum)

メリットその1:計画的に行動する習慣がつく

ルームメイトがいる場合、お風呂に入ったり洗濯をしたりと、一人暮らしだったら自由にできることも、譲り合いながら、時間配分を考えながら使うことになります。

「もうすぐルームメイトが帰ってくる時間だから、先にお風呂に入っておこう」とか、「キッチンが混み合う時間帯を避けて、早めに明日のお弁当を作っておこう」というように、早め早めに行動するクセがつくのです。

一見デメリットのようにも思えますが、自分だけだといつまで経ってもぐーたらして、なかなか重い腰を上げない私にとっては、絶好の環境と言えるのです(笑)

何でも先送りしてしまう悪いクセが直り、その後の時間を有効に使うことができます。

私はその余った時間を使って、お風呂上りには読書とストレッチをすることにしていました。

計画性にも優れ、時間の節約にもなるという素晴らしいメリットだと言えます。

メリットその2:セキュリティ面で安心できる

door-327820_1280(credit: bykst)

女性ならルームシェア経験がなくとも、容易に想像がつく利点だと思います。

「一人暮らししたいけど、防犯面が心配でなかなか踏み切れない」という女性の方も多いのではないでしょうか?

実家を出て初めての一人暮らしだったら尚のこと、ご実家の親御さんも心配なさることでしょう。

そんな時、ルームシェアなら同居人がいてくれるので、心強いのです。

暗い夜道を帰る時は、家のカギをかける瞬間まで心配だった一人暮らしも、灯りのついた家に戻るのは安心感がありますね。

帰宅時間が合えば、一緒に帰ることもできるわけです。

私の場合、男性も居るルームシェアだったので、これはもう個人的に、本当に心強かったですし、家族もその点で非常に安心してくれました。

「ただいま」が言える嬉しさも実感できます。

常に家の中に誰かが居てくれる、安心感や温かみ。

ひとりじゃないって素晴らしい(笑)

メリットその3:夢に向かってがんばれる!

notepen_jpg(credit: monochr)

個人的推察ですが、ルームシェアを始めるきっかけは、経済面で節約できるという利点も去ることながら「何か新しいことを始めたい」とか自分自身が変わるきっかけにしたいと考えている方も、相当数いるのではないかと思うのです。

私自身もその1人で、誰かがそばに居るということは、怠けグセのある私にとっては一人暮らしよりもこう、シャキッとできるのではないかと考えました(笑)

先ほども述べたように、私は異性ともルームシェアをしていたので特に、ダラダラした姿を人様にはさらせない。

そんな単純な考えです。

それくらい単純だったとしても、それがやる気に結びつくなら良いと思いませんか?

そして記念すべきルームシェア初日、私は目標を考えて、箇条書きにリストアップしました。

「この部屋を1年以内に出る!そしてそれまでにこんな目標を達成したい!いや、するんだ!!」という具合に。

もしもそういう考えはなく、「ただただルームシェアをするよ!」という方は、その道をまっすぐ進んでいただきつつ(笑)それでも目標も立てることはおすすめします!

まったく新しい環境での、一からのスタート。

もう考えただけでワクワクしてきませんか?

私は今、もう自分のことのように浮き足立っています(笑)

ともすれば、シェアメイトとの時間が楽しくて毎日に流されそうになるかもしれません。

しかし目標を定めれば、自分の夢に近づく大きなチャンスに変えられる可能性大です!

例えばこんな風に・・・

  • 絶対に半年で出て、その後は海外に留学する。
  • なるべく自炊して30万円貯める。
  • 習い事を始めて資格を取得する。
  • 外国人とルームシェアして英語が話せるようになる。

などなど、何でも良いので目標を立てて、有意義にシェア生活を楽しんでほしいと思います。

あなたの夢を達成するための環境づくりを、強制的に作ってしまうと良いでしょう。

そして「この半年間で、私はこういう人間になるよ」と新しいシェアメイトに堂々と公言してください。

そんな前向きなあなたを見て、シェアメイトも刺激を受けて何か行動するかもしれません。

ルームシェアの良いところって、そういう相乗効果が得られる点も大いにあると、私は思うのです。

まとめ-フレキシビリティに富んだライフスタイル-

ということで今回は、私自身の経験から考える、ルームシェアの意外な魅力について取り上げてみました。

ルームシェアは、一般的な賃貸物件に比べると居住期間が短いという特徴があります。

短期で住めることもメリットの一つだと思うのですが、シェアメイトと合わないなどの消極的な理由から、短期間で退去しているのでは?と考えられている面があります。

しかし、悲観的な理由からだけではありません。

「夢をつかんで一人立ちできる日が来た」とか「起業するために引っ越しをする」「新たな自分を探す旅に出たい!」などという、前向きな理由も多いです。

そんな仲間と生活できることは、自分にとっても良い刺激になります。

「寝っ転がって動画みてばっかりじゃダメだな」とか、気づけるわけです(笑)

休日はもっと活動的になりたいのに、つい部屋でゴロゴロしてしまうという方には、とても良い環境なのではないでしょうか。

自由度の高い居住スタイルなのですから、短期間で退去することも自然な流れだと感じます。

フレキシブルに住まいを変えられるって、素晴らしいことだと思いませんか?

迷っている方はぜひ、次の一歩を踏み出してみてください。

きっと、まだ見ぬ自分や仲間との出会い、新たな発見があるはずです!

米を炊かなかった、で包丁で切りかかった同居人

こんなニュースが…

食事を巡るトラブルから同居人を切りつけたなどとして、愛知県警中川署は13日、名古屋市中川区柳川町、大学生、ファン・バン・カン容疑者(20)=ベトナム国籍=を殺人未遂の疑いで逮捕した。

(中略)

同署によると、2人は一室で生活をともにしており、炊飯器内の米を最後に食べた方が、次の食事のために米を炊くというルールを取り決めていた。しかし、ファン容疑者はそれを守らなかった。このため男性がとがめたところ、トラブルになり、鍋に入った熱湯をかけるなどしたという。

毎日新聞

大学寮でのルームメイトということですが、何がもとでトラブルになるか、わかりませんね。

なんとなくではなくルールを決めていたのはむしろトラブル予防のためにいい事だったと思うのですが、ルールを決めてもルールが守られないばかりだと、かえって「ルールなのに…」と怒りが溜まってしまうこともあるかもしれません。

それにしても、ねえ…

ルームメイトとの取り決めたルールをちゃんと守っているか、相手が包丁を持ち出しそうなぐらい怒ってないか、ちょっと振り返ってみてもいいかもしれません。

ルームメイトが大家に家賃を払ってなかった!

家賃の支払いに関するルームシェアのトラブル相談事例です。

二人分の家賃をルームメイトが集めて、大家に払ってくれるというやり方でずっと過ごしていました。自分は遅れることなくルームメイトに毎月の家賃を払っていました。

しかしある時、大家さんと直接話す機会があり、そこで半年分の家賃が滞納されていることがわかりました。

ルームメイトにどういうことか問い詰めたところ、自分の遊びに遣い込んでいて、家賃を払ってなかったと言われました。大家さんからは今すぐ滞納分を払わなければ、来月で出ていくようにと言われています。

私自身に落ち度はないと思うのですが、出ていくしかないのでしょうか?

まず、大家とルームメイト、そしてあなたの3者の関係がどうなっているか、を確認しましょう。もし、

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となっていた場合、つまり、大家から借りているのはルームメイトで、あなたはルームメイトから又借りしているだけという場合。この時、ルームメイトが大家に滞納している分については、あなたは責任がありません。

「家賃についてはルームメイトに言ってください」でいいでしょう。法律的な義務はありませんが、大家と対決姿勢になるのはあなたにとっても得ではないでしょう。ルームメイトがあなたに又貸しをすることが契約で禁止されているケースもあり、そうなるとどのみち契約は解消、あなたも出ていくしかなくなります。

家賃の受け渡しがルームメイトに任されていたとしても、契約や賃貸の責任が共同であなたにもある場合は、もっと難しくなります。

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契約書の書き方によっては、ルームメイトの誰かが家賃を払わない場合は、残りのルームメイトにその分を支払う責任がある、というようなものも珍しくありません。

どうしてもその家に住み続けたいのであれば、滞納分をあなたが一人で支払い、ルームメイトに預けた分やルームメイト自身の分の家賃についてはあなた自身がルームメイトから取り立てる、どうしても支払わない場合は裁判を起こす、というのもできなくはないですが、大家に事情を話して多少待ってもらうにしても、全体の家賃を払う上にあなたの分は一時的に2回支払うことになり、出費が大きいです。また、そういうルームメイトであれば、大きな金額となった預けたお金や滞納額を返してもらうのはとても難しいでしょう。

今の家に住み続けるのは諦めて、なるべく早くそこを出るのが、全体のロスを最小限に抑える方法かと思います。これから出ていくまでの期間の家賃のうちあなたの分は、ルームメイトではなく大家に直接支払いましょう。

滞納分の家賃については、あなたの分はルームメイトに支払った、と大家に伝え、大家にはルームメイトに請求してもらうのが一番良いかと思いますが、そのためには「支払った証拠」が重要となります。ルームメイトや友達の間であっても、お金を渡したら領収書を書いてもらうとか、銀行振り込みにして通帳に証拠を残すとか、そういう証拠がなければ、大家や他の人(もし裁判になったら裁判官も)からみたら、ルームメイトが遣い込んだのか、あなたがルームメイトにそもそも払っていなかったのか、区別がつきません。

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もし何の証拠も無く、現金を毎月手渡ししていたとなると、今からでも証拠を用意できないかを考えましょう。ルームメイトがだらしなくて遣い込んだだけで、悪意が無いのであれば、今からでもルームメイトに受け取りの領収書を書いてもらうよう頼みましょう。ルームメイトが意図的にやっている場合は、書いてくれないとは思いますが。

「落ち度がない」ということですが、ルームメイトに払った証拠を残していなかったことや、ルームメイトが本当に大家に家賃を支払っていることを確認しなかったことは、落ち度と言えなくはないでしょう。勉強代は高くつきましたが、次のルームメイトや、ルームシェア以外でもお金を共同で集めて収めるような機会では、支払ったことの証拠を残す、支払われていることを確認する、のを必ずするようにしましょう。

住宅ローン35年とルームシェア

謎のイタリア人コラムニスト・パオロ・マッツァリーノさんがブログで国の持ち家政策の矛盾について書いています

今回の記事を書くために過去の資料をいろいろ調べましたけど、一般向け住宅ローンが普及しはじめた70年代前半には、住宅ローンは15~20年の返済期間が限度とされてました。40歳まで社宅暮らしをし、その間に頭金を貯めて家を買い、55歳の定年のころに返済終了、という想定だったわけです。

ところが80年代には30年、35年ローンがあたりまえになってしまいました。逆算すると、定年までに返済を終えるためには、30歳くらいで家を買う決断をしなければならないわけです。実際、新築マンションには小さい子がいる30歳くらいの夫婦が目立ちます。

でもいまどきのサラリーマンにはなんの保証もありません。35年後もいまと同じ会社にいられるのか、会社自体が存在してるのか、だれにも予想できません。

確かに、今東京圏でマンションを買おうと思うと、住宅ローンの見積もりは当然のように30年、35年という期間で出てきます。また、それぐらいの長期で計算しないと買えないぐらい、家の価格が高くなっているという状況もあります。

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昭和のような終身雇用やボーナス、退職金などが整備された時代ならともかく、先々どうなるかわからない今の日本で35年続く借金を背負ってまで家を買うことが安全なのかどうかは、怪しいところですよね。

ルームシェアの収入を見込んで家を買うことは僕も決して薦めないのですが、病気や怪我もせず、会社も倒産せず、仕事もなくならず、という前提で高額なローンを組むのであれば、ルームシェアをすることで得られる予定外の収入は、何かあった時のリスク対策として有用なものの一つになり得ると思うのです。

実際に僕の場合、ルームメイトからの賃貸収入で10年と掛からず最初の中古マンションのローンを繰り上げ返済できてしまったわけで、そこは本業の会社員でも順調だったとか節約を頑張ったとかの要因もあるのですが、35年のローンを7,8年に短縮できたことで、2軒目の購入にしても転職にしても、自分の選択肢を広げられたなあ、と思うところはあります。

また、パオロさんも書かれているとおり、

30歳そこそこで、定住を選んでしまっていいのかな。今後べつの場所でちがう仕事がやりたくなったりしませんか。そういう気持ちになったとしても、持ち家が足かせになって踏み出せないのでは。

といった側面もあるわけです。まだどこでどんな仕事をしていきたいか固まっていない若い人は、他の人がやっているルームシェアに入って住むことで、フットワークを軽くしたまま、安く便利なところに住むことができます。

必要もないものを無理な計画を組んで買わない、というのも、人生設計では大事ではないかなと改めて思いました。

家 住宅ローン 借金 電卓

データからみたアメリカのルームシェア家庭の割合

「アメリカやイギリスではルームシェアは普及していて一般的」とは、僕もたびたび言っていることですが、実際にどれぐらいの家庭がルームシェアしているのでしょうか?

アメリカの家庭調査データから、ルームシェアを含めた家族構成として典型的なパターンの上位25をまとめたページがありました。

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いろいろな暮らし方がある中で、一番多いのは27.48%の「一人暮らし」、24.71%の「夫婦子供なし」、8.67%の「夫婦子供1人」と続きます。

丸の色の灰色が家の代表者を表し、それ以外の色は、代表者との関係性を示しています。緑の丸は、代表者と結婚していたり子供だったりですね。赤は「親や兄弟姉妹」、水色は「孫」、黄緑は「そのほかの親戚」です。

ルームシェアの関係性にあたるのが、紫の「友達や(夫婦ではない)パートナー」や黄色の「親戚ではない他人」。このパターンで一番多いのは、4.10%で6位の、「友達やパートナーと二人でルームシェア」ですね。

  • 6位 4.10% 友達やパートナーと2人暮らし
  • 10位 0.89% 友達やパートナーとその子供で3人暮らし
  • 12位 0.68% 他人と2人暮らし
  • 14位 0.58% 友達やパートナーとその子供2人で4人暮らし
  • 20位 0.35% 友達やパートナー2人とで3人暮らし
  • 23位 0.25% 友達やパートナーとその子供3人で5人暮らし

と、上位25%だけでも6種類の「ルームシェア」が登場します。ここに出てこない「友達や他人との4人暮らし」とか5人以上のルームシェアは、0.19%よりも少ないのですね。

上記の6種類を全部足すだけでも、6.85%となります。100戸のアメリカ家庭があれば、そのうちの7戸ぐらいは、ルームシェアをして暮らしている、というのが、実際のデータからわかるわけですね。

記事ではさらに、2014年と1970年のデータを切り替えて表示できるようになっています。1970年のデータで同様にルームシェアと思われるパターンを足し合わせても、2%ぐらい。ルームシェアが一般的に行われているアメリカでも、50年前は2%程度がそのような家で、50年弱でルームシェアして暮らしている人の割合は3-4倍ぐらいに増えた、と言えそうです。

日本の社会はいろいろな面でアメリカのトレンドを後追いしていますから、日本でもルームシェアは長期的に増えていくでしょうね。

ルームシェアをしたくない理由1位は?

レオパレスがインターネットで行ったアンケート調査の結果によれば、「ルームシェアをしてみたいと思ったことがある」人の割合は21%だそうです。

また、そのルームシェアをしたいと思った人が実際にルームシェアしていない理由も訊かれています。

(レオパレス 調査結果)
(レオパレス 調査結果)

1位は「生活リズムを乱されたくないから」

キッチンやトイレ、シャワーなど、共用の設備がルームメイトに使われていれば、ちょっと待たないといけないこともあるでしょう。また、寝る時間の違いやテレビ・音楽などの音などで、自分の理想的な生活パターンを送れない、ということもあるかもしれませんね。

2位の「お金の分担が面倒だから」は、共同で購入する消耗品の購入・清算や光熱費の支払い・計算など、生活で掛かる費用の公平な分担をしようとすると手間が掛かるということでしょう。ルームメイトの中にこういうのが苦にならない人が居れば、なんとかなるポイントでもあるのですけど。

3位の「お風呂やトイレのシェアが嫌だから」、5位の「家具・家電や食器のシェアが嫌だから」は似ているところも多い項目だと思います。トイレのシェアが嫌な人は会社のトイレは気にならないの?と思うし、食器のシェアはレストランやカフェでも普通にあることなので、シェアすること自体が問題というよりも、それが清潔に管理・運用されないかもしれないということへの恐れがあるのかなと思います。

調査はルームシェアとシェアハウスの区別がついてないなど、ちょっと適当なところもありますが、一人暮らしでないと困る、という人がどこに困るかというのがわかる点では良い調査だと思いました。

「マイナビ賃貸」より「ルームシェアのトラブルと予防」について取材を受けました

マイナビ賃貸ニュースの記事 はじめる前に知っておきたい!ルームシェア失敗談 にて、ルームシェアで起こりがちなトラブルの代表例や、それを避けるための注意点についてお話させていただきました。

mynavi賃貸記事

ルームシェアで起こりうるトラブルはたくさんあり (→ ルームシェア入門)、全部をお話することはもちろん無理なのですが、15年以上のルームシェア経験から一番重要と考え、かつルームシェアを初めてする人にとって見落としがちな点を中心にお話しました。

これからルームシェアを始められるみなさまにとって、記事がお役に立てばいいなと思います。

貧乏人はどうしてトイレットペーパーによりお金を払ってしまうのか

という研究があることを知りました。

12個とか24個とか入った大きなパッケージを買えば、一個あたりの値段は安く手に入ります。また、セールで安く売っている時にまとめて買って家に貯めておけば、一個あたりは安く使うことができます。

しかし、この二つの行動を、貧乏な人はとりづらい、というのが、実際に払った額に差がでてきてしまう原因だそうです。

たくさん買えば割安なのはわかっているけど、そこに多く出費すると他のものが買えなくなってしまう。セールの時に買えば割安なんだけれど、給料日の後しか財布に余裕がない。結果的に、割高になるけれども小出しで2個とか、小さい個数のパッケージを買い続けてしまう、と。結果的に、お金がない人はある人と比べ、同じブランドのものであれば5.9%余分にトイレットペーパー代が掛かっているのだそうです。

お金が足りない人ほど節約をする必要があるのに、お金に余裕がある人の方が節約できてしまう、という問題ですね。トイレットペーパーに限らず、消耗品ではこういう購買行動の差があるのでしょう。

上に出た二つの相違点のうち、「大きなパッケージだと割安」という点については、ルームシェアなどの共同生活の利点が出てきそうですね。みんなで使うものを共同で買うことができれば、一回ずつは小さい差でも、長いうちには大きな節約になっていそうです。

そういう意味で言うと、ルームシェアであっても個別に消耗品を買っている場合は、一人暮らししている時と同じで、大量買いの効果は無いということになります。

また、ルームシェアによっては醤油や味噌など、調味料を共同にしているところもあるでしょうけれど、こういう場合も小さな一人用のパッケージはすごく高くつくので、大きなボトルをみんなで買うことによる節約効果はあるでしょうね。食材まで全部共同でみんなで作って食べる、みたいなのは、さらに少ないスタイルだと思いますがこれも家計にはすごく効きそうです。

トイレットペーパーや洗剤、ごみ袋などの消耗品を共同購入することは、「だれかが無駄づかいしているのでは」という疑念から別の不和を引き起こすこともありますが、共同で買うだけでみんな少しずつ特になっている、ということも考えて、小さな消費量の差に目くじらを立てない、というのもいいんじゃないかと思います。

ルームシェアには湯船はそれほど必要ではないかも

沖縄の家庭では湯船につからない入浴法が一般的だというサイトを見つけました。沖縄の賃貸アパート、特に少人数用の物件では、シャワーだけで湯船がついてないものが一般的だ、というものです。沖縄は暖かいですし、お風呂にゆっくり入って温まりたいという場合が他の地域よりも少ないのかもしれないですね。

ルームシェアで暮らす場合も、実感として、バスタブを使う人は普通よりも少ないように思います。一つしかない設備を長時間占有することになるので、長風呂する時は他の全員に前もって確認して回らないといけないですし、バスルームにトイレがくっついているようなところならもっと難しくなるでしょう。

ルームシェアに向いている間取り、について考えることも多いのですが、大きなバスタブのあるお風呂は、ルームシェアにおいてはデッドスペースとなることも多そうですね。

大きなお風呂よりも、コンパクトなシャワーブースがあって、その分の面積は他の部屋とか、リビングなどの共用スペースに回っている方が、活用されて嬉しいのかも、と思います。

今既にある家を工夫して住むのがルームシェア的ではありますが、これから新しくルームシェアしようとして場所を探すときには、シェアであまり使われない設備は小さめだったり、無かったりするものを選んだ方が、結果的に家賃を効率的に使ってることになるのではないかな、なんて思います。

古民家ルームシェアの魅力を語る!

こんにちは。ルームシェアアドバイザーのまな蜜柑(まなみかん)です。

古民家って聞いたことありますか?100年程前の昭和以前の建築物を指して言う場合が多いと思います。

世代交代が進んで、近年は古民家が住民の手を離れて、カフェやギャラリーになっていたりしますよね。

私は2014年〜2015年4月まで、1年間、愛知県の古民家でルームシェアをしていました。

今回はそのときに感じた古民家の良さを語っちゃおうと思います。

m.k
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1. 古民家は、広い!

古民家は、歴史があります。

今の日本の家族のあり方と違い、3世帯や使用人、下宿生などが居住できる作りになっています。

洋室と違い、ふすまや障子で仕切られているので、これらを取り外せば巨大な空間になります。

この写真のように、みんな集まってご飯を食べて、机を片付けて就寝、なんてこともできるので、

人を呼んでイベントをしたり、宴会して泊まっていくのに最適なのです。

子供を連れてくると、走り回れる空間があるので、友達を作ってワイワイ遊んでいますよ。

2.古民家は、味がある!

古民家は、一つ一つ作りが違います。

現代の建売住宅のように同じかたちの家を作って売るのではなく、

大工さんが請負い、数年かけて作っていたそうです。

一部分ができれば、家族はそこに引っ越して、住みながら他の部分を作っていったとか。

100年以上前の古民家は、お金を積んで同じものを作ろうと思ってもできるものではありません。

逆に、今一般的に使われている機械工具や、化学的な処置をしている建材を全く使用していないので、

においや手触り、目に映る風合いが気持ちの良いものだとも言えます。

誰かが大切に使用していたから、古民家はこの場所に残されているのです。

今では貴重な巨大な梁や欄間の飾りなどに囲まれていると、

これらを作った方々の想いを感じて、なんとも言えない贅沢な気持ちになりますよ。

3.古民家は、人が集まる。

前述の通り、古民家は貴重な建築物です。

古い木材、昔の品の良いデザインは、心を落ち着かせる効果があります。

また、古民家の良質な空間は、人の良い部分を引き出し、魅力的なアイデアを引き出します。

たとえば、いつもパソコンとスマホで忙しく仕事をしている人でも、

ちょっと電子機器を置いてお茶をしてみようかな、という気持ちにさせてくれるのです。

古民家で何かをするとより楽しく感じますし、集まった人同士の会話が盛り上がります。

カフェやアートとも相性が良く、ただ居るだけで価値のある時間を提供できるんですよね。

いかがですか?

今日本の地方都市は急速に過疎化しており、古民家が空き家になっています。

ぜひ、活用してみんなでルームシェアやサテライトオフィスとして使ってみませんか?

WIFIやテレビの回線も引けるし、全く不便は無かったですよ。

むしろ山の中の古民家は夜空の星や、季節の虫や鳥と会話するのに絶好の場所で、

古民家に住んだ1年は、他に代えられない、感性が豊かになる生活ができたと感じています。

是非機会があれば、古民家に住んでみてくださいね。

今日も良い一日を祈っています。

まな蜜柑より。