漫画「ルームシェアって何?」

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ルームシェアについて一人でも多くの方に知ってもらおうと、ルームシェアジャパンのトップページのイラストを担当してくださった鹿島麻耶さんに漫画を描いていただきました。

「ルームシェア」という言葉や、家族以外の他人と住むことは、日本でだいぶ一般的になってきましたが、なぜわざわざ他人と住むのでしょうか?
漫画でもあげられている様に、ルームシェアには色々なメリットがあります。

・・・などなど。

ルームシェアといえば友達同士のイメージがあるかもしれませんが、全くの他人同士でもうまくいくケースももちろんありますし、友達同士の方が逆に関係がややこしくなってしまうことがあるかもしれません。>>友達とのシェア

その他のメリット、デメリットに関しては、ルームシェアのメリット・デメリット という記事を参考にしてくださいね。


鹿島麻耶さんの漫画作品

http://www.amazon.co.jp/dp/B00FGOLTUU/

http://www.amazon.co.jp/dp/4063144925/

誰かが近くにいることの安心感

一人暮らしとの対比になりますが、同じ建物の中に誰か他の人もいる、というのは安心感があります。

生活音一つを取ってみてもそうでしょう。台所で料理をする音や、洗濯機を回している音などが遠くで聞こえているだけで、心細さはなくなるでしょう。もちろん、そういった小さな音のすべてが嫌だ、という神経質な人もいるのでしょうけれども、普通の人にとって、まったくの無音で一人で暮らすというのは想像以上に寂しいものです。

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風邪で寝込んだときなど、身動きが取れないような状況で、介抱してくれたり、必要なものを買ってきてくれたり、というような助けをくれるルームメイトはもちろんありがたいですが、そこまでしてくれないルームメイトでも、すぐ近くにいたり、本当にヤバイと思った時には助けを求められる、と思えば、その安心感は一人暮らしでは得られないものでしょうね。

宅配便の配達人やセールスマン、宗教の勧誘、そして空き巣まで、特に都会ではいろいろな人が家にやってきます。そういった人を迎えるとき、あるいは追い払うときにも、自分の後ろにルームメイトがいる、何かトラブルになってもそれに気づいてくれる人がいる、というのは利点でしょう。

防犯というメリットでも一人じゃないことの良さをいろいろ書きましたが、防犯だけではなく、心理面でのメリットも多いのではないかと思います。

参考

はい、楽しいです。

私は大学進学と同時に実家を出て 一人暮らしをしていたのですが、シェアを始めてから 誰かの生活音を聴きながら過ごす事が、こんなにも心地よいものだったのかと、気づかされました。

自室は別々なので、お互いかなり自由に過ごしていて、でも何かあれば、共有したり協力したり頼ったり。

ルームシェアは楽しいですか? _erさん

ルームシェアって危なくないの?

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photo credit: Ryusuke Seto

世の中にある様々な事、一人暮らしとか自動車とかお酒とか、なんだってそうだと思いますけども、ルームシェアも「絶対安全」とか「必ず危険」とか言うことはできません。

ルームシェアしたことがない周囲の人の、典型的な反応

僕が、ルームシェアを始めた時の話をしましょう。

当時は日本でルームシェアをする人のほとんどが外国人という状況でした。実家の両親に最初に「外国人とルームシェアというのをするんだ」と話した時に何て言われたと思いますか?

「殺されるかもしれないから、そんな危険なことはやめなさい」

というものでした。

ひどいことを言ってる気もしますが、特に年配の人、人生で外国人と接触する機会が少なかった人からすると、外国人はみな銃を乱射したり物盗りだったり騙したりする存在のようです。映画やCMぐらいでしか外国人を見ることがないから出てくる反応だと思いますが。

あなたが誰か他の人とルームシェアしようとすると、あなたの周りの人の中には、相手が○○だから危険、□□だから危険、というようなことを忠告してくるかもしれません。

それは、あなたのためを心配しているから、というのは間違いないでしょう。その気持ちはありがたく受け取りましょう。

しかし、一般化したレッテル貼りよりも、「ルームシェアするその相手本人がどんな人か」のほうが、ずっと安全に関わる情報でしょうね。

上の例で言えば、日本人にだって、安全な人もいれば危険な人もいます。赤の他人でも安全に住める人もいれば、親兄弟、夫婦で殺し合いをする人だっていますよね。

夫婦間での殺人事件のニュースを見たからと言って、誰も「結婚は殺されるリスクがあるからやめたほうがいいよ」などとは言いません。その時その時の状況や相手を考えずに、何かで知らない誰かをラベルづけして、安全とか危険とか決めることはできません。

人を見る目、人から見られる目

ですから、ルームシェアをするはまず何よりも、人を見る目を養う必要があります。

また、人を見る目、を養うことも重要ですが、それ以前に、ごく普通の同居人に悪い気を起こさせるような振る舞いをするほうにも、問題があると言えるでしょう。

例えば、共有スペースのキッチンのテーブルの上に財布や預金通帳を転がしておくとか、自分の部屋であっても廊下から見えるようなところに高価な持ち物をコレクションとして並べておくとか。ルームメートが質素な生活をしている横で、何につけても派手な金遣いをしてれば、元々そういう気が無かった人でも、何か金銭的に困った時などに変な気を起こしてしまうかもしれません。もちろん、泥棒する人が一番悪いのは当たり前ですが、無用に危険を呼び込むような行動を取らないことも、ルームシェアに限らない、危険を避けて生きていくための賢さだと思います。

女性の場合は、性犯罪に対する姿勢を、雑談の中ではっきりさせておくのもいいかもしれません。痴漢やレイプには断固として対処すべきだし、万一自分がそんな目にあったら、必ず相手を訴えないと、他の被害者が増えてしまう、といったことを日頃主張しておいても、損をすることはないでしょう。

僕の結論としては、相手が何人だろうと、同性だろうと異性だろうと、老人だろうと中年だろうと若者だろうと、危ない人は危ない。それだけです。

すべてのリスクを避けたい、ということなら、人と同居するなんて無理、と言う以外にないですけれどね。そういう人にルームシェアは勧めないですし、家族との同居や恋人との同棲、結婚なども勧めることはないです。

危機管理の判断は最終的に自分の責任です。みんな、常に最善の判断ができるわけではありませんが、それでも、小さな判断ミスをしつつもより良い判断ができるようになっていくこと、自分の判断に責任を持つこと、が大人になるということかな、とも思います。

これも良く言っていることですが、家族になる、といった人生の大きな判断に比べれば、ルームメイトになってみたり、ルームシェアを解消したりというのはずっと簡単で楽なことです。ルームシェアを通じて、他の人がいい人か、どれぐらいいい人か(あるいは悪い人か)というのを判断する練習ができれば、その判断力自体が今後の人生でも、仕事でも、役に立ってくれることでしょう。

親などの持ち家の場合

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親の持つ実家に住んでいると、絶対にルームシェアはできないのでしょうか? そんなことはありません。

今住んでいるところに、すでに空き部屋があるのであれば、買ったり借りたりしなくても、空き部屋を使ってルームシェアをすることができるます。

空いている部屋をただ空かせていても何もなりませんが、ちょっとしたお小遣い以上の収入になります。もともと原価が掛かっていないなら安い家賃で貸すことができますから、人助けにもなるかもしれません。

ルームシェアすることで、ルームシェアのメリットでご紹介したような、様々な利点もあります。

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(photo: Jeff Turner)

親の家でだってルームシェアはできる

例えば、親の家に同居していたとしても、兄弟が進学や就職で出ていったりして、空いている部屋もあるかもしれません。それを貸すことができれば、家の持ち主である親にとっても、財政的には助かるでしょう。

ホームステイで外国人の学生を受け入れたりすることを考えれば、もっと長く滞在している外国人の学生や社会人を住まわせるのだって、その延長にあるといえるでしょう。外国人なら異文化交流ですが、日本人であっても、違う人と住んで世代間交流することで生活が刺激的になることだってあります。

ただし、日本の年配の人ほど、他人と住むということに抵抗感を持つ人が多いのも確かです。戦争前まで遡れば、近所の人や長屋での濃密な共同生活というのはよくある話だったようですが、高度成長期時代の日本人は、さまざまな理由から家族単位で引きこもるライフスタイルを選択してしまいました。

最初は、ホームスティで未成年の中高生あたりを1ヶ月受け入れてみるとか、そういう活動から始めて、彼らの根拠のない偏見や恐れを減らすなどしていく必要があるかもしれません。

もしあなたの両親がすでに引退してしまっているなら、彼らには自由な時間がいっぱいあるはずです。同居人を通して外国語や外国の文化、歴史を学んだり、帰国した後の彼らに会いに旅行に行ったり、あるいは日本人でも普段接しない(子供以外の)若者と交流したり、という生活は、なかなかすてきな老後の暮らし方ではないかと思うのですがどうでしょう?