管理人

caretaker

photo credit: Dave Medcalf

うちはマンションなので、管理人さんがいます。昼間のうちは、彼がマンションの入り口で人の出入りを見張っていることになっています。実際に四六時中見張ってるわけではないようですが、不審な人物を注意して立ち去らせたりもしているようです。

うちの管理規約では、売買で所有者が変わったり、フラットを一戸まるごと賃貸に出すような場合は届け出をすることになってますが、フラットシェアなんてのはもちろん想定してないので、何をしろとも書かれていません。だからほおっておいてもよかったのですが、最初のフラットメートを入れる時には、これこれこういうことを始めます、という説明をし、そのフラットメート(オーストラリア人でした)にも挨拶させました。

管理人さんは60を越えたおじいさんで、フラットシェアとか言っても当然わからないので、下宿みたいなものだと説明してますが。

その後は、フラットメートが入れ替わっても、特になにも届けてないですが、今のところは特になにも言われていません。何かあったとき、といっても、何があるのかちょっと予測はつきませんが、管理人や管理組合を敵にまわすと大変そうなので、仲良くしておくに越したことはないのです。個人的には、そういうのはいやらしい感じがして(このへんが自分ながら青い)、結局何もしないのですが。できる人はそつなく味方をつくっておきましょう。

引越し

movement

シェアの場合、冷蔵庫や洗濯機などのすべてを持ち込んでくる人というのはいませんから、引越しの規模はたいしたものにはならないことが多いでしょう。特に海外からとなると、ほんとうにトランク一つでやってくるというパターンも多くなります。

しかし、これまで一人暮らしをしていた人は、生活に必要なものをすべて一人で維持してたわけで、荷物も多くなりがちです。僕も、使わない一人向けの冷蔵庫を、ずっとキッチンで預かってたことがありました。ベランダや押入れの空きスペースがあれば、そこに多少溢れた荷物を置いてもらうのもいいでしょう。

ただ、共用スペースの狭さにシビアなフラットでは、なんでも預かるよ、とは言えない場合もあるでしょう。個人の部屋をはるかに越えるような荷物を持ってこられた場合は、入らないものは諦めて捨ててもらうしかないでしょう。

越してくる人の引越しを手伝う、というのは、時間が空いてるならやってもいいですが、しなければならないということではありません。友達の車やレンタカーで越してくる場合は、その人にも手伝ってくれえる友人などがいるでしょうし。部屋に荷物を運びこむときに、空いていたら手を貸してあげるぐらいは、その後のよい関係づくりの助けになるかもしれません。

住所

address

日本に来てから職探しをする人の場合、履歴書(resume)にあるのが一般の住居の場合と、ホテルやガイジンハウスの場合とでは、雇用者側に与える印象がかなり異なるようです。実際のところどうなのか、は、実はわからないのですが、少なくとも、履歴書を出す方はそのことを気にします。彼らはまた、「私は日本人と一緒に住んでいます」というのが、インタビュアーの日本人に対して良い影響を与える、とも信じているようです。

ですから、日本に来たばかりの同居人の場合、最初に尋ねられることの一つが、「ここの住所と電話番号を自分の住所として履歴書に載せていいか」ということです。

住所は、実際に住むわけですから、断る理由はないでしょう。

電話番号についても、電話を共用で使うのであればOKしましょう。電話は自分で別に引いてもらう/携帯を買ってもらう、といった場合でも、履歴書に携帯電話の番号、というのは良くないようだし、Reference(問い合わせ先)として応対してあげられる余裕があれば、OKしてあげましょう。

また、住所は、彼らが外国人登録をする際や、故郷の友人からの手紙を受け取るためにも必要となるはずです。日本語がわからないなら、英語表記の住所を早めに教えてあげたほうがいいです。

表札

nameplate

ルームメートが増えたら、さっそく表札を作りましょう。といっても、どれだけの期間いっしょに住むかなんてわかりませんから、大理石や木彫りの立派なものを作ったりする必要はありません(あたりまえか)。紙にワープロ打ちぐらいがいいんではないでしょうか。

これを郵便受けや表札のところに貼り出します。なんでもない事ですが、これはとても評判がいいです。遠い異国の地で、「住人になったー」という感じが持てるということでしょうか。アルファベットだけで書いても、どう読むのか難しい名前も多いので、ルームメートの名前はアルファベットとカタカナの両方で書いておきましょう。

また、郵便受けに名前を書く場合、これから実際に彼ら宛ての郵便物が届くので、配達人に正しく知らせるという意味でも、きちんとした情報を書くのは重要でしょう。

女性向け – 危険を避けるには

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ルームシェア探しは、よく知らない人と会う、よく知らない人の家に行く、という行動を伴います。特に女性は、気をつけて行動したほうがいいでしょう。

良く実態を調べもせずに、男女混合のシェアが同棲のようなものだと煽った雑誌記事が出たり、「ルームシェアをすると、簡単に女の子と出会えるらしいぞ」というようなウェブページが作られたり、ということもあって、シェア募集を隠れ蓑に恋人を募集しようとするような男が後を絶ちません。

こういう下心君の募集投稿は、慣れてくると、文面でだいたい見分けがつくようになります。

  • 家賃は無料、という募集は論外
  • まわりの相場に比べて異常に家賃が安い物件、変に間取りや家具類の条件がよい物件
  • 「女性限定」という募集
  • 女性限定で、しかも「○○歳以下」と年齢を限定
  • 部屋が一つしかないのに、男女シェアしようとしている
  • 「家賃を下げるので家事をしてくれ」
  • 「まずは会ってみて」「とにかく一度会って話しましょう」「写真を送ってください」 (会わなくてもやりとりできる情報はたくさんあります。詳細を詰めようともせず、会うことに力点を置いている相手には注意)

ごく稀に、「女性限定」にちゃんと理由があるものもあります。そもそもシェア全体が女性のみという場合は、まぁ問題ないでしょう。管理人だけ男性、という場合はやはり注意が必要ですが。

例えば、婚約者ということにしないとそこに二人住めない物件だ(大家に嘘をついて借りていることは問題だと思いますが)、とか、男3人女2人で、性別のバランスを取りたいので今回は女性募集とか、そういう理由の場合も、なくはないです。ただ、その理由が納得できても、やはり、上記のそれ以外の項目と併せて、全体的にチェックをしたほうがいいですね。

あとは、必ず見つかるというわけでもないですが、念のため、同じハンドルネームや駅名、メールアドレスや募集文から抜き出した単語を使って、Googleなどの検索エンジンで、検索しておく、というのもいいでしょう。うまくいけば、同じ人が過去に出した募集文や、その人とのトラブルを記録した個人日記とかが見つかるかもしれません。今はまともそうな募集文を書いてるけども、昔書かれたものを読んだら、危ない人だとわかった、ということもあるかもしれません。

さて、そのような男性につかまって、無駄な時間を喰ったり、危険な目に遭わないようにするには、以下のような手を試してみてはどうでしょうか。

  • 最初のメールや電話のやりとりの時点で、「前に見学したところがこういう勘違い男のシェアで、時間を無駄にしちゃいましたよ」と言ってみる。
  • 男友達に、見学希望の電話をさせる。メールの場合は男性名で連絡してみる。目的が恋人探しであれば、男だったら返事しないとか、部屋は埋まったとか、断ってくる可能性が高い
  • 見学時に、彼氏または男友達を連れて行ってもいいか尋ねる。普通のシェアの貸し手であれば、「女性一人で見学に来るのは不安だからと誰かを連れてくる」というのを嫌がったりはしないはずです
  • メールの段階で、彼氏がたまに泊まるけどいいか、と尋ねる。ただし、狭い家でゲスト宿泊禁止のところだと、そういう可能性を匂わせただけで断られることもあるので注意。

言うまでもないことですが、彼氏が本当の彼氏である必要はありません。

そして、実際に見学に行くときは、間違ってもおめかししないこと。単に一緒に住むだけなのですから、外見で気に入られても仕方が無いし、もともとそんな気はなかった相手が、変な気を起こすことだってあるかもしれません。

かといって、わざと汚い格好にしていくと、こんどはシェアメイトとしての資質を疑われてしまうので、適度にこざっぱりしてて、あまり異性を感じさせないようなスタイルがいいのではないでしょうか。

あとは、できれば夜を避けて明るい時間の見学にするとか、見学の際は家主に断って玄関の戸を開けたままにしておいてもらうとか、見学の途中に携帯に電話をしてもらうように友達に頼んでおくとか。ルームシェアでなくても、知らない男性の家に訪問するときと同じような注意をすることです。相手の男性も、ちゃんとした人であれば、そういう警戒をされることに怒ったりはしないはずです。(心に後ろ暗いところがあれば、傷つくかもしれませんが)

家政婦や母親役、あるいは住み込みの売春婦を探している男性に対して、それでも構わない、とか、それがいい、とかいう女性が居ても、それは不思議なことではないと思います。すべての男性に下心があって、すべての女性が理性的なわけではなく、男女無関係にいろんな人がいていろんな考え方があるものですから。考え方が違う人と無駄な時間を持たないように、恋人募集のつもりでいる人には、最初から募集でそのように明記しておいてもらいたいものですね。

交渉

negotiation

さて、インタビューで知りたいことをあらかた聞き終えたなら、実際に部屋を取るか、取らないか、というところに入ってきます。

まず、Rentの交渉があります。最初からはっきりと額が提示されている場合、そこからさらに値切り交渉をするかどうかは、かなり微妙な問題です。

もともとの募集広告に「相談可」とか”negotiable”と書いてある場合で、自分の予算が本当にぎりぎりの場合は、事情を話して相談してみてもいいでしょう。あなたがインタビューでよい印象を与えていれば、多少はまけてくれる可能性もないとはいえません。

このあたりは、相手がフラットの持ち主なのか、それとも本当の大家から借りているのかによっても異なります。フラット全体の家賃が決まっていて、それを全員で分担している場合は、Rentの値下げは他の誰かの値上げになりますから、長いことその部屋が空いていて困っているとか、そういう状況でもなければ難しいかもしれません。

お金以外の労働力などで、穴埋めをすることができる可能性もあります。共同部分の掃除は全部自分がやりますから、Rentをあと5千円まけてください、とか、そういった交渉です。ペットの世話とか、庭の手入れとか、シェアメイトの仕事を手伝うとか、自分のできること、相手が必要としていること、についてすり合わせてみるのもいいかもしれません。

また、ファーニッシュトの場合、部屋についているものやリビングにあるものなどで、「あと、これがあれば入居するのになあ」という交渉をする余地もあります。部屋に机がほしいといった要望を出してみるのです。貸し手も、部屋の設備が充実するのは、あとあとも借り手がつきやすくなる利点がありますし、部屋を空けておいてもRentは入ってきませんから、一つ家具を増やすぐらいのことで入ってくれるなら、考えるでしょう。

それから、入居日の交渉というのもあります。今住んでいるところの契約が、すぐには解除できない場合、今のところの契約が終わる頃に移ってきたいでしょう。しかし、こちらがすでに空き部屋になっている場合、貸し手はなるべく早く入ってくれる人を取ろうとするでしょう。どうしてもその部屋が取りたければ、一時的に二重の家賃を払うこともしかたありませんが、事情を説明して、1週間とか2週間先の入居にしてもらうことも、他によい応募者が現れなければですが、交渉してみる余地はあります。

見学に行ったその場で決めてしまうこともありますし、他に比較する物件もあるでしょうから、いったんは帰って、あとで電話等で連絡する場合もあります。

僕としては、どんなにすばらしいと思えるところでも、一度帰って、一晩は考えることをすすめます。これも状況によりますが。他にどれぐらいの人が見学に来ているか、相手に聞いてみるのも手でしょう。

その場にしても、後で電話するにしても、こちらが部屋を取りたいと意思表示をしたら、あちら側の判断待ちになります。貸し手側にしても、一人でなく複数の場合は、全員で相談する必要があるでしょう。もしリファレンスを要求されて、伝えている場合は、そのリファレンスに指定した人に対して、電話や手紙で、あなたがどういう人か、という確認をするための時間も必要です。

また、部屋を取らないことにする場合も、その場でそれを言うというのと、後で電話で断りの連絡を入れるというのがあります。相手も、次の募集活動をしなければいけないので、あきらかに合わないと思ったら、その場で言ってあげたほうが親切でしょう。しかし、この場合も、迷うところがあれば、とりあえず持ち帰って考えてみるのがいいかと思います。他の物件も見てみたあと、やはりそこが一番よかったかも、ということだってありますから。

また、単純に礼を言って帰り、あとは何も連絡しない、というのもありますが、相手にも時間を割いてもらったのですから、部屋を取らないという意思表示も伝えるべきでしょう。電話で断るのが苦手なら、メールという手もあります。

インタビュー

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20101025_0083 / Asbestos Bill

部屋を見せてもらったら、フラットの持ち主or前から住んでいるシェアメイトとの面接となります。

「明るい人もとむ」なんていう広告もありますが、不自然なほどの無理をして社交的に振舞うのは、よくないでしょう。普段どおりのあなたで受け入れられなければ、後々つらいことになるのは目に見えています。

シェアメイトを探している人たちは、応募してきたあなたのことを知りたいと思っています。危ない人だったり、いいかげんな人だったりしないか、見極めようとしています。また、人間的に問題は無くても、フラットのカラーにあわないかも、ということも考えているかもしれません。あわなければあわないで、それは今判明したほうがいいんです。どんなに第一印象がよかったり、好条件だったりしても、何がなんでもこの部屋を取らなきゃ、なんていうふうに考えるのはやめたほうがいいでしょう。

お金の話は、特に日本人の場合、文化としてお金の話をするのはよくないこと、というのがあるので、お互い聞きにくいことも多いと思います。しかし、毎月それなりの額のお金のやりとりをすることになりますから、このあたりはきっちりと話をしましょう。

自分はどのように収入を得ていて、だからシェアの分担分を払うのに問題はない、ということを伝えましょう。不定期な収入よりは、毎月定期的に得られる収入のほうが、相手の印象はよいと思います。フリーの人、収入が一定でない人は、仕事がうまくいかなくなっても○ヶ月は問題ありません、といったようなことを示すのに、預金通帳の残高を見せる、という手もあるでしょう。

また、安心してもらうために、リファレンスを提供するということも考えてください。リファレンスというのは、あなたのことを知っていて、あなたについて説明してくれる人のことです。西欧では、転職のときなどにも前の同僚をリファレンスとすることがあります。

保証人とは違い、あなたが問題を起こした場合に肩代わりしてくれるわけではありませんが、リファレンスになってくれる人を出せるということは、頼み事ができる友人が一人はいるということになります。

それから、一緒に住むことになるシェアメイトについても、いろいろと質問しましょう。インタヴュー時に全シェアメイトがいるのが一番ですが、いなかったら、インタヴューしてくれた人に聞くしかありません。何をしてる人なのか、困った趣味や悪癖はないか、何曜日が休みなのか、小うるさい人かおおらかな人か、など。答えてくれる人の話し方にも注意して、なにかトラブルの種になりそうなことがポロっとでないか、気をつけましょう。

質問することが何も思い浮かばなくなったら、相手に質問がないか聞きましょう。質問に答えているうちに、またあらたな疑問が出てくることもあります。あまり細かなことを、長々と聞くのもよくないですが、2,30分ぐらいは話が続いても構わないと思います。

部屋の見学。どこをチェックするか

空いている部屋があるよ、貸せるよ、というルームシェアを見つけ、連絡したら、次の段階は実際にそのお宅にお邪魔して部屋を見ることです。

見学では、あら捜しをするような態度は嫌われるでしょうが、入居してから「こんなの思ってたのと違った!」などと不満を感じないためにも、ポイントを押さえてチェックをしましょう。

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根掘り葉掘りの質問は良くない

できれば、いちいち細かく質問するのではなく、ぱっと眺めることで自分で把握するのが一番の方法です。見てわかるようなことや、あまりにも当たり前なことについて質問ばかりすると、「神経質な人だな」と思われてしまう危険性があります。最悪、「バカなのかな」と思われてしまうかも。

しかし、聞くべきことをうまく考えてピンポイントで質問できる人は、話が通じる人として好感を持ってもらえることと思います。

玄関から入るまで

まず玄関から。鍵はどんな形式でしょうか。二重ロックでしょうか。ロックが二つついていても、一つしか使ってないということもあるかもしれません。

靴はどうなってるでしょう。住人の数以上の靴が散らかっていたら、整頓ができてないか下駄箱が小さいかのどちらかでしょう。下駄箱も見せてもらいましょう。下駄箱のサイズは人数に対して十分ですか? 下駄箱のうちどの部分が自分のスペースになるのかも確認しましょう。自分の持ってくる靴の量と比べて十分ですか? ブーツなど背の高い靴を持ってくるなら、それがそのスペースに入りきるかも考えて、割り当てスペースの交換が必要そうならそれが可能かも聞いてみましょう。

台所

キッチン。見学者が来るときにシンクに洗ってない皿や鍋が山積み、なんてフラットはあまりないでしょうが、もしそうなっていたら考えたほうがいいでしょう。あなたが料理好きなら、コンロがガスコンロであることや、コンロが二つ以上あることは重要でしょうし、作業のためのスペースが十分かどうかもチェックするところでしょう。タオルはきれいですか? 炊飯器等は個人のものでしょうか? ご飯も共同で炊くのでしょうか? 食材を入れるスペースはもらえますか? 冷蔵庫の中はきれいですか? 変な臭いはしませんか? 冷蔵庫のどの部分を使えますか? 食器類は十分ですか? 自分の食器を持ってくる人は、それを置いてもいいかも聞きましょう。キッチンに自分の食器を置いた場合は、それはみんなに使ってもらって構わない、というのが普通です。それは誰かが間違って割っても大丈夫な食器ですか?

リビングなどの共用部

共用スペース。リビングはありますか? 床に座るのか、ソファか、テーブルに椅子か。テレビやビデオはありますか? リビングを使うときのルールはありますか?

ゴミ箱。共用のゴミ箱はありますか? 燃える、燃えない、ビン、缶、雑誌など、分別されてますか? ゴミ捨て場はどこで、誰がゴミを持って行くのでしょうか?

電話が共用の場合、電話機はどこでしょう? ファックスはついてますか? 利用料金はどうやって払うのでしょう? 自分のお気に入りの長距離電話会社を使ってもいいですか? コードレス子機はついてますか? 子機を自分の部屋に持っていって使っても構いませんか? 何時まで共用の電話に掛けてもらっても迷惑じゃないですか?

洗濯機。二層式ですか全自動ですか? 乾燥機はありますか? 物干しはどこでしょう? 干し場はきれいですか? 道路に面していて排ガスがすごかったりしませんか?

風呂やシャワー、トイレ

風呂。カビは生えてませんか? 各自のせっけんやシャンプーはどうなってますか? シャワーはついてますか? シャワーは、実際にお湯を出させてもらいましょう。水の勢いや、お湯の温度をチェックしましょう。夏場は威勢良くお湯が出ても、冬場は十分な温度にならないこともあるかもしれません。これは冬以外は判断が難しいのですが、給湯器のサイズや、給湯器の設定温度が上げられるかを見せてもらいましょう。また、排水溝を見てください。髪の毛がたまってたりしませんか? 使ったらすぐに掃除するような習慣が、そのシェアにあるのかないのかがわかります。

トイレ。ペーパーの予備は十分ですか? 掃除道具や洗剤はありますか? ペーパーの補充や掃除は当番制ですか? ボランティアベースですか? トイレと風呂、洗濯機などが一緒か別々かも気をつけてください。誰かが風呂に入っていると、トイレに入れなかったり、洗濯できなかったりする場合は、そうでない場合よりも衝突が多くなります。人数との兼ね合いを考えて、やっていけるかどうか判断しましょう。

自分が入る(かもしれない)居室

そして、あなたが住むことになる部屋を見せてもらいます。シェアの場合、部屋を見せてもらうときには、まだ前の住人が住んでいることが多いです。

まだ前のシェアメイトが住んでいる場合、その人の家具や持ち物があることから、狭く見えたり、散らかって見えたりするかもしれません。しかし、逆に言えば、自分が荷物を入れたときにどれぐらいになるのかを知ることができますから、まったくの空の部屋を見る場合よりもよいかもしれません。

部屋を見せてくれる人が、その部屋の今の住人とは違う場合、部屋にあるものを勝手に触ったり開けたりしないかも見ましょう。募集のために「仮に入らせてもらってる」部屋で勝手な振る舞いをするシェアメイトは、次にあなたが入ったときにも、あなたの部屋で同じようなことをするかもしれませんよ。

人が住んでいない部屋の場合、自分の持っている家具その他を置いた後でも、余裕を持って暮らせるかどうか、想像するようにしてください。ただし、一人暮らしからシェアに移ってくる人は、今まで全部自分で維持してきた家具や家電のいくつかは、自分の部屋でなく共用スペースに置けるかもしれないこと、いざというときには共用スペースを使うこともできること、も考えてください。

あとは一般的な賃貸と同じです。窓はどちら向きか、壁やじゅうたん/たたみはどれぐらい汚れているか、壁に画鋲を刺したりしてもよいか。場所によっては、壁を塗り替えたり、棚を作ったりできるところもありますので、希望があれば聞いてみましょう。冷暖房はどうなっているか。コンセントの数は十分か。テレビのアンテナソケットや、インターネットの口はありますか? 窓は開けられますか? 窓の外はどうなっていますか? 窓に網戸はついてますか?

音や周辺環境

音についても考えましょう。他のシェアメイトの部屋と隣り合っていますか? もし壁の向こうにもシェアメイトが住んでいる場合、壁の厚さを気にしましょう。可能であれば、壁の反対側の部屋で話をしてもらったり、壁を叩いたりしてもらいましょう。同じ家の中ですから、まったく音が聞こえないというのは無理だと思いますが、薄すぎるといろいろと気をつかうことになるでしょう。

また、外部の音も重要です。大きな道路や線路はないですか? 幼稚園や小学校、工場はどうです? ちょっと静かにしてもらって、外からの音がどれぐらい聞こえるか、聞いてみましょう。時間帯による騒音もあるので、むずかしいところですが、一番大事なのは自分が就寝する時間帯にどうか、でしょう。

家具などの引継ぎ

シェアの場合、カラーBOXや鏡、机や椅子等のちょっとした家具は、シェアメイトの都合であまったりしてることもよくあります。今見せてもらった部屋になにか足りないものがあれば、聞いてみましょう。あまったものを貸してくれるかもしれません。

家賃などの交渉

また、大家やマネージャーが居るタイプのシェアの場合、「あと○○があればここに決めたいんですが」と交渉することは、決して悪いことではありません。数千円や数万円の出費で部屋が埋まるなら、空き部屋にしておくよりはずっとましですし、その部屋の設備が充実すれば、また次の人を入れることになった場合にも、応募が気やすくなります。ただし、人気のありそうな、応募がたくさん来ている部屋だと、受け流されて他の人に決められてしまうだけなので、自分がほんとうにその部屋を気に入った場合は、その○○は後で自腹で買うほうが無難でしょう。

持参する「イイ道具」

キッチンに置くような家電等で、他の人にも使わせて問題ないものを持っている場合は、それを共用のキッチンに置いてもよいか、聞いてみましょう。オーブントースター、ミキサー、ケーキの型など、今そのシェアが持っていないものであれば、歓迎されることもあります。

実際に見学の時に持って行って確認漏れがないよう使えるチェックリストも用意しましたので、良ければ使ってみてください

電話での連絡のとりかた

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photo credit: paz.ca

電話でも、メールの場合と伝えたり聞いたりする内容は変わりません。メールの書き方のところで説明したのと同じです。

いきなり何も考えずに電話をかけるのではなく、メールを書く場合と同じように、たぶん聞かれるであろう自分の情報、相手に聞きたい項目、などをまず紙にまとめることをすすめます。電話した状態から、「あと何を聞こうかな」なんてやっていると、無駄な時間を取らせることにもなりますし、こちらも余裕を持った応対ができなくなります。要点をまとめたものを持って電話すれば、相手との会話の中から、追加で質問したい項目を思いついたり、はっきり言われてない相手の隠れた希望を聞き出したりできる余裕もでてきます。

募集に時間指定がしてなければ、大多数の人が寝るような時間帯にはかけるべきではありません、なんていうのはシェアうんぬん以前のマナーの問題ですが。留守電にメッセージを残したからといって、それへの返事が1時間後に来るのか、翌日なのか、数日後なのか、も、人によって電話を使う感覚が違うから、自分の基準だけでせかすものでもないです。

広告を出している人は、いくつか違う手段で広告を出しているかもしれないので、「○○の広告を見てお電話してます」などと言うのも親切かもしれません。まあどの広告が効いたのか、知りたい人もいればどうでもいい人もいるでしょうけど。

あと細かい点ですが、できれば静かな場所からかけたほうがいいでしょう。忙しいからといって、外で車の音をバックにとか、居酒屋からとかというのは、声も聞き取りにくいし、失礼な人だと思われてもしかたがありません。

メールでの連絡のとりかた

自分が住みたいと思うような条件の広告を見つけたら、次は連絡をしましょう。

メールアドレスが書いてあればメールで、電話番号なら電話で、あまりないですが住所だったら手紙で、連絡を取ります。複数の方法が書いてある場合は、自分の都合のよい方法を選んでいいでしょう。深夜には電話は掛けない、とか、メールを出したからといって相手がすぐ読むとは限らないので、すぐに返事が来ないからといって何通も催促したりしない、といった一般的なマナーは当然守るべきことです。

メールの場合、相手の立場になって想像することができれば、おのずと何を書けばよいかがわかってきます。募集広告の中で特に指定されていることがればそれはもちろん書きますし、その他に、

  • 名前、この段階ではフルネームでなくても構いません。あきらかに本名じゃないニックネームは不真面目に思われるかもしれませんが
  • いつから住むための部屋を探しているのか
  • 自分の分の家賃や光熱費を、どういう手段で得るつもりか
  • どこに通勤/通学するつもりなのか

などは有用な情報でしょう。

過去にシェアの経験があるかどうかとか、自分はシェアメイトとしてはどんなタイプで、どんな人とうまくいったかとかは参考になります。でも、ここで、趣味とか特技とか座右の銘とか、好きな歴史上の人物とか出身地自慢とか両親や兄弟が何をしているかとか、そこまで細かなことをたくさん書きすぎても、鬱陶しく思われる危険はあります。

最初の募集広告で本人がそれらについて書いている場合は、自分もそれにあわせて書くのはいいと思いますので、このあたりはその時その時の判断でしょうが、なにしろ相手のところには、同じ広告を見た人からの問い合わせが十通以上来てる可能性もあるのですから。

そして、こちらからも聞きたい内容を書きます。

  • どんな人達が住んでいるのか
  • みんなが家にいる曜日、時間や、寝る時間
  • 近所の雰囲気、買い物は近くで揃うか
  • シェアの方向性はパーティー志向か、個人志向か
  • 家事は当番制か、ボランティア制か

といったことで、自分にとって大事だと思うことを、こちらもあまり過大になりすぎない程度に、書いてもいいでしょう。僕としては、一つ二つに留めておくのがいいと思いますね。相手も忙しいし、あまりやると神経質な奴と思われてしまいます。

初めてのメールでは聞くべきでないこともあります。基本的に、一緒に住めるかどうか、に関係のない個人的な質問は、「自分は聞かれて平気」ということでも、よく考えてからにしたほうがよいでしょう。

  • 全員の正確な年齢(○○代前半、とかはともかく、それを聞いてどうするの?)
  • 職種じゃなくて会社名
  • 出身地、出身学校名や実家の家族構成など

パーティーで世間話をするわけではないから、住むかどうか決めるのに無関係な質問を書いても、意味がないということです。

よほど失礼なことを書かなければ、そして相手側にも常識があれば(世の中の人がみんな常識人だなんて期待はしないこと)、それなりの回答や、追加の質問が返ってくることもあります。そのやりとりから、少しずつお互いの情報を交換していきましょう。それがうまくいけば、一度見学に、という流れになると思いますので、見学の日時を相談しましょう。