同居人が仕事の関係でみんな出て行ってしまったので、入居者を募集します!
私はこの物件をすごく気に入っていて、もうだいぶ長いこと住んでいますが、1人ではなかなか払いきれる額ではありません。広さは約72000㎡。そう、とっても広いんです。
それだけではありません。とても心地よく、たくさんの部屋が付いています。立地もとても便利で、植物園、地下鉄、バーなど何でも近いです。
毎晩飲みに行けますよ!19世紀に建てられた荘厳な建物で、とても愛嬌があり、カメハメハ1世の像なんかもあります。夜中にトイレに行くときはちょっとドキっとするかもしれないけど、まぁそれも味があるじゃないですか!
その他質問があったらなんでも聞いてください!
LGBTに理解がある方、お待ちしてます。
保守的なリパブリカン(共和党員)、人種差別者、女性差別者お断り。
貧しいアメリカ国民のことも、れっきとした人間だと思っている方のみ受け付けます。あぁ、それともちろんイーグルスのファンはお断りね。
- ネコ可
- イヌ可
- 場所: キャピトル・ヒル
- 商業的な目的でこの投稿者に連絡をしないでください。
こちら、アメリカのクラシファイドコミュニティサイトCraigslistにしばらく前に投稿されたもので、大きな話題を呼んだ広告です。
一見ごく普通の20代のひとが、家賃をうまくやりくりするために同居人を募集したものですが、どんどん読み進めていくにつれて、この投稿自体が巧妙なジョークであることがわかります。そう、この投稿は、かの有名なホワイトハウスを物件とした広告なのです。
写真をチェックしたときに初めて「あ!やられた!」というところでしょうか。
ただ、それだけでは終わりません。舞台がホワイトハウスなだけに、アメリカ、そして世界の社会問題への風刺を帯びた内容になってきます。
最近ソチオリンピックでのメダル獲得選手のパフォーマンスでも話題になったLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)や男女、人種差別、貧富の差。そんなトピックに冗談を交えて軽やかに触れる、といったところがユーモアの強みなのかもしれませんね。