ルームメイトを募集する方法 – ネット掲示板の活用を中心に

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空いている部屋のある人がルームメイトの相手を探すには、「部屋を探している人の情報を探す」か、「自分が空き部屋を持ってますという広告を出す」かのどちらか、または両方を行う必要があります。

あなたが「借りる側」の場合はこちら

ネットの募集掲示板を使う

まずは、この「ルームシェア入門」を提供しているルームシェア ジャパン。英語/日本語どちらもOKという掲示板です。

また、複数のルームシェアサイトの管理人が協力して運営されているルームシェア・ルームメイト。こちらはルームシェアジャパンの姉妹サイトでもあります。

その他にも「ルームシェア 募集」などで検索するといくつも出てきます。

こういった募集掲示板の多くは、ビジネスとしてではなく個人レベルで場所を提供しているというものがほとんどです。大学やスーパーマーケットの壁にある情報交換用の掲示板がオンラインになったようなものですね。

そこで探したフラットやフラットメートとトラブルを起こしたとしても、なんの保証もしてくれませんし、そういう責任を求めることもできないのは、言わずもがなですが、ちゃんと認識してください。

いずれは、アメリカなどにあるように、手数料を取ってシェア相手を探している人たちを仲介するような有料サービスが、日本でもできるかもしれませんね。(ルームシェアをする人たちが、そこにお金を払うとも思えないので、海外でもまだそんなに人気は無いようですけど)

また、外国人とのシェアがしたい、という場合は、英語の募集掲示板などを使うのが良いでしょう。英語で募集して英語でやりとりしなければいけませんが、英語を勉強しているとか勉強したいとかいう方は、コーディネイターがお膳立てじてくれるような留学やホームステイよりも、よほど実践的な英語の練習が、無料で体験できますよ。英語の掲示板としては、アメリカで大きな利用者数を誇る募集掲示板サービスCraigslistの東京版が、最も募集が多く活発でしょう。

紙の雑誌など

ネット以外では、個人広告を載せている新聞や雑誌があります。

ルームシェアが一般的に行われている国では、地域の無料新聞(関東でいうショッパーとかサンケイリビングとか)の個人広告欄や、個人情報誌(日本では昔「じゃまーる」という雑誌がありました)の数割は、こういったシェアメイト募集の広告で埋められています。

しかし、日本の場合は、ルームシェア自体がそこまで一般的ではないので、それらに相当する新聞や雑誌を見ても、ほとんどそういった広告は見つかりません。

外国人とのルームシェアでも良いという場合は、ルームシェアのある国から来た、シェアに慣れた人たちを探すのに、彼らが読むような新聞・雑誌を使うという手があります。

英語のものが多いのですが、Tokyo Notice BoardやMetropolis(旧Tokyo Classified)、関西ではKansai Scene(旧Kansai Timeout)といった無料英字雑誌には、かなりの数のルームシェア募集広告が載っています。インターネットに比べると、印刷の分だけタイミングが遅くなるのですが、こういった無料雑誌に文字広告を出す(数千円かかります)と、その雑誌の読者で部屋を探している人から連絡が来ることがあります。これらの雑誌は、外国人が集まるレストランやバーなどに置いてあることが多いので、見かけた際はチェックしてみてはいかがでしょうか。

基本的には、どの雑誌も、大家側(=お金を取る側=商売でやってると思われる側)の広告はお金を取り、店子側(お金を払う側)は安く、または無料ということが多いようです。大家といっても、自宅の部屋を貸す程度で商売とされるのは不本意ですが、大規模に商売としてやっている人もいるので、向こうにしてみれば区別ができないところもあるのでしょう。

中には、「○○駅付近で3部屋ぐらいの物件を借りてシェアしましょう」なんていう、実は大家なんじゃないかというグレーな広告もありますが、これだと無料になる雑誌もあります。

部屋を探している人の広告に反応する場合と、こちらから部屋があるよという広告を出す場合のそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。

photo credit: Happysmurfday

UR(公団住宅)でルームシェア/ハウスシェア

賃貸でルームシェアはとても難しい、と書きましたが、意外なところにルームシェア可能な物件があります。

都市再生機構(元の住宅公団) のハウスシェアリング制度では、これまで家族向けに貸していた公団住宅を、ルームシェア向けに借りることができます。

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住宅公団のマンションは、便利な場所にも多いし、礼金や仲介手数料が不要というメリットもあります。シェアメイトのそれぞれが要求される収入基準などを満たせるようであれば、この UR賃貸住宅 でのルームシェアも、検討してみていいのではないでしょうか。

シェアの人数 – 何人でシェアするの?

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より大勢で住めば、それだけ一人あたりの家賃も安く上がります。しかし、あまりに大勢だと、自分のプライベートな場所が極端に狭くなってしまい、自宅なのに住むのが息苦しくなったりします。

二人以上の他人同士で住めばシェアですが、二人のシェアもあれば、7人、8人といった大所帯のシェアも存在します。

もっとも、一人に最低でも一室がわりあてられるのを普通とすれば、7人のシェアをするためには7DKの家が必要なわけで、日本の都会ではこのような物件を探して、しかもそれをシェア用に借りるのはかなり難しいのではないでしょうか。

シェアのために使える、または借りられる物件の多くは、2LDKとか3DKとか、一般にも多い間取りではないでしょうか。2LDKであればたぶん2,3人ぐらいが適正でしょう。

狭義のルームシェア、一つの部屋に二人以上で住むような場合は、寝室の数よりも多くの人がシェアすることになるでしょう。シェアメイト全員が問題なければそれも構いませんが、トイレやシャワー、キッチンなど、もともとその家が設計された時に想定していた以上の人が住むことで、非常に混み合うことになると思います。(トイレの項など参照)

また、物件でなくシェアのスタイルという点から考えると、二人だけのシェアではシェアメイトの関係が固定してしまう、という特徴があります。親密に暮らすこともできる二人暮しは、仲が悪くなったときには誰も仲裁してくれない、という弱点もあります。

三人暮らしの場合は、一対一の関係が3つできるわけで、どの二人が関係に問題を持っても、残る一人がそれを客観的に観て助言仲裁できる、という利点があります。しかし、一人がある一人にべったり依存したりすると、固定した2対1関係が続き、1の人にはつらい状態になるかもしれません。そのような場合はシェアを解消して出ていくのもありでしょう。

四人以上、人数が増えるほど、シェアの中の人間関係は複雑になるでしょう、ただし、希薄になるところもあり、シェアの全員で何かを決めたりという意思統一が必要な場合には手間がかかるようになるかもしれません。定期的にシェアミーティングを開催して、小さな問題も我慢せずに言えるようにする、という工夫もいいのではないでしょうか。

どんな間取りがいいのか

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photo credit: ymorimo

シェアをするための物件が「振り分け」であることは非常に重要です。「振り分け」というのは、キッチンやリビングなどから、それぞれの寝室に直接アクセスできるということです。ある部屋を通らないと他の部屋に行けないような間取りの場合、「振り分けではない」といいます。

「振り分け」の物件であることが大事かは、実際にそこで生活することを想像すればわかってもらえると思います。誰かの部屋を通らないと自分の部屋に行けないのでは、気を使いますしいろいろと面倒ですよね。夫婦や兄弟でさえ、このような間取りは人気がないのですから、他人の場合には難しいものがあるでしょう。

それから、それぞれのシェアメイトの部屋が隣り合わず、離れていれば、これはさらによい間取りといえます。同じ壁のこちらと向こう、という間取りの場合、どうしても隣の部屋の人の目覚ましや音楽などが気になることがありますから、二つの部屋の間に押入れがあったり、お風呂やキッチンなど普段は人がいない場所が挟まっているのが理想的です。

トイレと風呂は別がよいです。それも、別々の入口から入れたほうがよいです。風呂とトイレが一体になっているような場合でなくても、たとえば、風呂の更衣室を通らないとトイレに入れないようなときは、誰かが風呂に入ってるときにトイレに行きにくいものです。特に男女混合の場合などは。

諸外国でのルームシェア事情

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photo credit: Claire L. Evans

僕が実際に体験したのはイギリス・アメリカの例だけですが、ルームシェアが広く一般に普及しているあって、不動産屋や大家がそれを理由として貸すのを断るという状況はきわめてまれだと思われます。

僕がイギリスで他の2人の同僚と一軒家を借りた時は、3人それぞれと同じ契約書で契約を交わしました。家賃の払い方も、契約時に一人ずつの担当金額が決められてあり、それぞれがばらばらにチェック(小切手)を送ってもいいし、誰かが3人分を預かってまとめて払ってもよい、というふうに、とても柔軟に対処してくれていました。また、住人の一人が退去するとか、新しい住人が入ったりした際も、それを伝えさえすればよいだけでした。

また、一人で借りて又貸しをするというのも、認められている場合も多いようで、以前英語を習っていた先生は、カナダで学生時代を過ごした時に、5部屋ある大きな一軒家を借りて、自分の部屋以外の4部屋を4人の他の学生に又貸ししていたそうです。他の4人から集めたお金だけで家の家賃が賄えたので、先生自身はタダで住んでいたことになります。アメリカに居た時の友人も、4ベッドルームの家を借り、残りの3部屋を又貸しすることで安く暮らしていました。

家が壊されたりせずに、家賃が問題なく支払われ続けるなら、貸し手の大家側にも本来はルームシェアで貸すことの不利益はないはずです。ルームシェアで貸し借りすることの経験や事例が少ないことや、自分が若い頃にルームシェアというのがほとんど存在しなかったことから、大家側がなんとなく漠然とした不安感を持っている、というのがルームシェアを嫌がる大家が多い理由でしょう。

自分の持ち家の場合

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賃貸でルームシェアしようとするとまだまだ抵抗に遭ったりすることの多い日本ですが、自分が持っている家であれば邪魔をされることはほとんどありません。

将来家族ができることを見越して大きな家やマンションを買った人もいれば、遺産相続で親戚から空家を手に入れたという人もいるでしょう。世の中にこれだけ家やマンションがあるのですから、家を持っている人のすべてが家族と一緒に住んでいるわけではないでしょう。

この場合、ルームシェアを始めることについては何の障害もありません。ただし、マンションなどの集合住宅の場合には、管理規約などを読んで、共同生活を行う上で障害となるような取り決めがないか、確かめておいたほうがよいでしょう。しかし、基本的にはあなた自身の持ち物をあなたが使うのですから、あまりに不合理な規約(当マンションは家族以外の同居禁止、とか外国人禁止、とか)があれば、管理組合などに改正を訴えるとこともできるでしょう。

また、後の章で紹介するように、ルームメートから取った家賃をローンの支払いにまわすことによって、本来は買うことが難しかった高め物件を購入するということもできます。

親などの持ち家の場合

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親の持つ実家に住んでいると、絶対にルームシェアはできないのでしょうか? そんなことはありません。

今住んでいるところに、すでに空き部屋があるのであれば、買ったり借りたりしなくても、空き部屋を使ってルームシェアをすることができるます。

空いている部屋をただ空かせていても何もなりませんが、ちょっとしたお小遣い以上の収入になります。もともと原価が掛かっていないなら安い家賃で貸すことができますから、人助けにもなるかもしれません。

ルームシェアすることで、ルームシェアのメリットでご紹介したような、様々な利点もあります。

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(photo: Jeff Turner)

親の家でだってルームシェアはできる

例えば、親の家に同居していたとしても、兄弟が進学や就職で出ていったりして、空いている部屋もあるかもしれません。それを貸すことができれば、家の持ち主である親にとっても、財政的には助かるでしょう。

ホームステイで外国人の学生を受け入れたりすることを考えれば、もっと長く滞在している外国人の学生や社会人を住まわせるのだって、その延長にあるといえるでしょう。外国人なら異文化交流ですが、日本人であっても、違う人と住んで世代間交流することで生活が刺激的になることだってあります。

ただし、日本の年配の人ほど、他人と住むということに抵抗感を持つ人が多いのも確かです。戦争前まで遡れば、近所の人や長屋での濃密な共同生活というのはよくある話だったようですが、高度成長期時代の日本人は、さまざまな理由から家族単位で引きこもるライフスタイルを選択してしまいました。

最初は、ホームスティで未成年の中高生あたりを1ヶ月受け入れてみるとか、そういう活動から始めて、彼らの根拠のない偏見や恐れを減らすなどしていく必要があるかもしれません。

もしあなたの両親がすでに引退してしまっているなら、彼らには自由な時間がいっぱいあるはずです。同居人を通して外国語や外国の文化、歴史を学んだり、帰国した後の彼らに会いに旅行に行ったり、あるいは日本人でも普段接しない(子供以外の)若者と交流したり、という生活は、なかなかすてきな老後の暮らし方ではないかと思うのですがどうでしょう?

ルームシェアとゲストハウス(シェアハウス)はどう違う?

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photo credit:fukapon

「ルームシェアと、シェアハウスやゲストハウスは違うのでしょうか?」という質問が最近増えてきています。

漫画「ルームシェアとシェアハウスの違いって?」

共同生活、という意味では共通点も多いのですが、違いも存在します。

ルームシェアと、シェアハウスなどその他の共同生活の比較

ルームシェアには基本、「管理人」はいない

所有者がルームシェアを運営している場合は、シェアメイトの一人が、その戸建てやマンションを所有するオーナーで大家、という場合もあります。賃貸物件でルームシェアをしている場合は、誰か一人が代表として物件を借りてそれを他のシェアメイトに又貸ししているという場合や、住人がそれぞれ管理会社と契約を結ぶ場合などがあります。

どちらの場合でも、第三者や企業による「管理人」がいるわけではなく、住んでいる人が当事者同士で管理し、運営する形態となります。

ゲストハウス・シェアハウスは企業が運営

「ゲストハウス・シェアハウス」は、それ以前にあった「独身寮」のようなものです。建物全体を運営する誰か(普通は会社組織)がいて、その貸主が、廊下やトイレ・シャワー・キッチンなど共用部分の管理をし、寝室部分だけをそれぞれの借主に貸し、家賃を集めます。

それを、昭和の時代であれば、「独身寮」と呼びましたし、90年代に外国人が東京近辺で住んでいたものは「外人ハウス」、そのあと日本人向けの物件が増えてきて「ゲストハウス」などとも呼ばれていました。2008年頃からは、ゲストハウスと差別化するために一部の業者が名づけた「シェアハウス」という名前が、ドラマ「ラスト・フレンズ」などが採用した影響で、広まってきています。

参考:ドラマ「ラストフレンズ」のシェアハウスは理想?! | エキサイトニュース(2008年7月3日)

“sharehouse”という言葉は英語には存在しない、いわゆる和製英語ですが、このドラマをきっかけに、ゲストハウスのことをシェアハウスと呼ぶ人も増えています。また、2013年1月には「シェアハウスの恋人」というドラマも始まり、シェアハウスという言葉の認知が大きく広がりました。以下のグラフは、2004年から2013年までのグーグルでの検索数の移り変わりです。

roomshare-guesthouse-sharehouse

シェアハウスという言葉を、以前は誰も使っていなかったことがわかります。

ゲストハウス・シェアハウスは、今では都内各地に数多く有ります。その特徴は、変わったものを除けば、「初期費用が安い」「短期滞在が可能」といったところです。

企業が大規模に運営すると、中には悪徳企業も

ただ、ルームシェアとは違って企業の営利目的のため、月額の家賃はそこまで安くはなく、中には貧困ビジネス化している場合も見られます。

参考:第13回 シェアハウスに映る死、夢、そして孤独の今|開沼博 闇の中の社会学 「あってはならぬもの」が漂白される時代に|ダイヤモンド・オンライン(2012年11月20日)

部屋は、本当に「寝室のみ」で、シャワーやキッチンは共同です。自分だけの個室の寝室のものもあれば、一部屋にベッドがたくさんあって、知らない他人と5,6人で寝る、というのもあります(ドミトリー形式などと呼びます)。日本では聞きませんが、海外では男女の区別もなく雑魚寝するようなところもあります。イメージとしては、学生寮や独身寮の形式に近いですね。

ドミトリー

総じて、便利な場所にあるようです。「安くて便利」なものが多いし、だからこそ建物や設備が古かったりしても人気があるのだと思います。それに「古い/汚い」と言っても、住むのには問題ない程度のものも多いので、潔癖症の人でもなければ、生活に困るようなものではないでしょう。

ゲストハウス・シェアハウスの多くでは、共有部分は管理人が掃除してくれたり、ゴミ出しをしてくれたりするので、この点はルームシェアよりいいですね(まったく掃除しないシェアメイトという恐ろしい存在も、世の中にはいます)。

ソーシャルアパートメントなどに代表される高付加価値シェアもある

また、通常の賃貸マンション・アパートに共用施設を付加したものや、廃止された企業の社員寮を改装したような、比較的大規模で高級なゲストハウス/シェアハウスも存在します。基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用ですが、最近では共有部にライブラリーやフィットネスルーム、スタジオ、シェアオフィスなどを設置し、人と人との交流が出来る点、通常の賃貸では利用できないような設備を利用できる点などで付加価値を高めています。

これらの業者も、シェアハウスと名づけた業者と同じように、「普通の独身寮やゲストハウスとは違うんだ」という気持ちで、自分たちの住み方に固有の名前をつけたりしています。「ソーシャルアパートメント」というのもありましたし、プログラマーが集まることを売りにした「ギークハウス」、漫画家志望者が集まることを売りにした「トキワ荘なんとかハウス」といったものもありますね。

ゲストハウス・シェアハウスとの共通点・類似点も多い

ルームシェアもゲストハウス・シェアハウスも、不動産屋の仲介を受けずに、貸し手と借り手が直接契約をするのがほとんどです。インターネットの普及で、借りたい人が物件を直接探すのが簡単になったことも状況を後押ししているでしょう。

敷金や礼金といった初期費用も、ゼロだったり非常に少額だったりしますし、一般の賃貸のような2年契約が基本、ということは少なく、短期間の予定しか決まっていない人や職場の近くなどにセカンドハウスが欲しい人、長期の海外旅行などによく行く人にとっては便利です。

大きな家具類は持たないし、寝ることさえできれば十分、お金が貯まれば長期で海外旅行に行ったりするので、アパートを借りるのはちょっと、というような人達に取ってみれば、都心にあるルームシェアやゲストハウスは理想の住まいと言えるかもしれません。

図解: ルームシェアとゲストハウス/シェアハウスの違い・共通点

以上をまとめてみました。

住人構成 運営者 仲介 敷金・礼金
ルームシェア 他人と住む 自分たち 直接 取らない
ゲストハウス,
シェアハウス
他人と住む 運営業者 直接 取らないのが主流
一般の賃貸住宅 一人・家族だけ 自分たち 仲介業者(不動産屋) 取る

実際には、これらの間にはっきりとした線引きがあるわけではなく、貸し手や借り手の事情などによっても、どちらにも取れるような境界線上の形態のところも多いでしょう。

ルームシェアはどこからきた?

ワンルームマンションで一人暮らしは、世界標準ではない!

日本で一人暮らしというと、ワンルームマンションに住んでいる人は多いと思います。しかし、このワンルームマンション、こんなにたくさんあるのは日本だけなのです。

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photo credit: epSos .de

家族用のマンション/戸建てに、他人と住む

欧米では、一人で住むための小さなフラット(ステュディオ=studio などと言います)は、大都会以外はほとんど存在しません。都会でも、一人用の物件がそれほど多いわけでもありません。一番多いのは、家族が住むような部屋がいくつもある戸建てやフラット(=日本でいうアパート/マンション)になります。

では、家族が住むような部屋が複数ある物件ばかりで、独身者や若者・学生はどうやって一人暮らしをするのでしょう? それがルームシェア(フラットシェア)です。

お金持ちだったら、部屋が3つも4つもある家を一人で借りたりできますが、特に若くて独身の若者は、ルームシェアで他の人と一緒に住むことによって、家賃を安く上げるのが一般的です。

アメリカやイギリスなどのアングロサクソン系のヨーロッパ文化にといては、高校を卒業するぐらいの歳で親元を離れるのが普通です。たとえ実家から通えるような地元で進学や就職をしても、実家で親と住むことは恥ずかしい、独立心がない、とみなされるようです。ですから、それほど収入がないうちでも、なんとか自分の住むところを確保しなければいけません。そういうときの最初の選択肢が、シェアということになります。

ちなみに、スペインやイタリアなど、ラテン系の文化では、結婚するまでは親と同居が普通なので、一口に欧米といってもいろいろありますね。(もちろん、ローマやマドリッドといった大都会に出てくる若者は、これらの文化圏でも多くがルームシェアをします)

若者や学生じゃなくても、他人と住む

また、独身の若者でなくても、大借金をして家を買ったばかりの若夫婦(家には子供部屋がありますが、まだ子供がいないわけです)や、子供が巣立ってしまった老夫婦などが、使われていない余った部屋を、独身の若者などに貸すということもよく見られます。

それに、工場跡を改造して住んだり、事務所と兼用にした上で起業仲間とシェアしてみたり、いろんなシェアの形態がありうるでしょうね。

家族だったら同居で、家族じゃなければ絶対同居しない、という、過去4,50年ほどの日本のスタイルは、世界から見ても、また歴史的にみても、特に普通というわけではなかったのです。

フィクションの中のルームシェア

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photo credit: plural

ここでは、映画などのフィクションの中に登場するルームシェア/フラットシェアについて紹介してみたいと思います。

欧米ではシェアはごくあたりまえのことなので、ドラマなどでも、ごく自然に、フラットシェアをしている場面が出てきます。

それらの映画やドラマから、シェアがどんなものか、というヒントを得ることができます。もちろん、映画やドラマは脚色されているものですから、これらを見るだけで真のフラットシェアが理解できる、というものではありませんけど。良く描いてるもの、悪く描いてるものいろいろあるので、自分でバランスを取って観てくださいね。

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(Roommates)

ピーターフォーク(コロンボ刑事で有名)が老人を演じています。107歳の祖父と孫の同居を描いた暖かいストーリーのコメディ

USA 1995

(Single White Female)

サイコホラーもの。これを観たらるーむしぇあするのが怖くなるかもしれません。元の英語題名は、「独身白人女性(求む)」というよくフラットメート募集広告などで使われるフレーズから。

USA 1992

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FPR2/

(Notting Hill)

ヒューグラント演ずる好(?)青年は、フラットメートと二人で住んでましたね。トラブルメーカーという感じの同居人でしたが。

USA

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005H3H8/
(True Romance)

タランティーノ脚本。主人公が西海岸の友人を頼っていったとき、その友人のフラットメートがでてきました。ここでもフラットメートはどうしようもないダメな奴として描かれてました。ま、なんの問題もない善良なフラットメートなら、映画の登場人物にはなれないですけど。

USA 1993

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066O2R/
(True Romance)

フランス製のエロスな映画らしい

フランス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00029NMWW/
(L’Aubenrge espagnole)

ヨーロッパからマドリッドに集まった7人のルームシェアで起こる国際交流。ルームシェアであることも大きな比重を占めている映画。

フランス

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HPBU/flatshare-22/
(Friends)

NBCの大人気シトコム(=シチュエーション・コメディ)。日本でも第7シーズンまでのDVD/ビデオが出ています。イギリス、香港でも第7シーズンまで出てます。本家アメリカではビデオの発売なし(再放送でも視聴率が取れるため?)。TVでは第9シーズンまでやってます。

USA 1994

Young Ones (ヤング ワンズ)

一昔前の人気TVシリーズ。サッチャー時代の英国。4人の変わった学生達のフラットシェアを描いたコメディ。スラップスティックな感じ。(元フラットメートの)PamおよびKikoご推薦

UK 1982

Love, Sidney

NBCで2シリーズ製作(1981-1983)された、孤独な商業芸術家と、友人でシングルマザーとその娘の3人のシェア生活を描いたシチュエーションコメディ。

USA 1981

おかしなカップル (The Odd Couple)

1970年からABCで放映されたシトコム

USA 1970

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MMD2/

(Ally McBeal)

日本でも NHK の放送で人気になった、法廷コメディものシトコム。主人公のアリーはルームシェアしています

USA 1998

http://www.amazon.co.jp/Golden-Girls-Complete-Season-Import/dp/B0002W4SX6/

(Golden Girls)

7年間も続いた人気シトコム。フロリダでハウスシェアすることになった、4人の中年(以上の)女性達の暮らしを描く。TVドラマとしては、若者でないシェアを描いた初の作品。

USA 1985

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FSSB/

(Someday, Somewhere)

絶対シトコムファンに違いないとふんでいる脚本家三谷幸喜によるドラマ。ニューヨークのフラットで、西村雅彦、飯島直子、石橋貴明演ずる3人の男女の話。おしかけルームシェア。

Japan 199?

http://www.amazon.co.jp/dp/B001G75F7Y/

(Spaced)

イギリス製のルームシェアsitcom(シチュエーションコメディ)。全2シリーズ。ロンドンでフラットを借りるために恋人のふりをする2人を中心に繰り広げられるドタバタ劇

UK 1999

The Real World

リアリティショウの元祖ともいわれる、MTV の人気シリーズ。7人の男女をおしゃれな一軒家でハウスシェアさせ、その様子を撮る。アメリカ各地、そしてパリやロンドンまで各地を回って、現在は第15シーズンがフィラデルフィアを舞台に放映中

USA 1992

日本で初めて、ルームシェアを話のメインに据えて作られたドラマ。押尾学、ともさかりえ

Japan 1992

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9-DVD-BOX-%E7%B9%94%E7%94%B0%E8%A3%95%E4%BA%8C/dp/B00067HDZW/

織田裕二と矢田亜希子によるロマンティックコメディ。偶然ルームシェア状態になってしまう二人の恋愛話。

Japan 2004

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A5%B3-DVD-BOX-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E7%9F%A5%E5%AD%90/dp/B0008GGTRY/

NHK 連続ドラマ。15分x24話。30代の男女が諸事情によりルームシェアを始めるドラマ。さすがのNHK効果で、この2004年頃を境にお年寄りに「ルームシェア」という言葉が通じるようになっていきました。

Japan 2005

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066578/

家庭用ゲーム機のゲーム。かわいい女の子と同居するはめになって、僕ちん困っちゃう〜。というゲームらしい。意外にも何作も作られているようで、人気があるんでしょうか。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403610560/

僕の好きなこの長編漫画も、あらためてみればハウスシェアである。親戚関係のものもいるが、基本的に「椰子のように流れ着いてきた」みんなが集まる居心地のよい場所、として書かれているオーガス家は、すばらしいシェアなんではなかろうか。

Japan

80年代少女マンガのヒット作。ロイがハルと住み始めたあたり、「シェアってどうやって始めるんだろう」という僕の最初の疑問の答えになっているかもしれません。もっとも、これを読んでた当時(学生だった)は、アメリカではこういうのがあるんだな、ぐらいにしか見てませんでした。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091922317/

家出少女どころか、別れた元妻や会社とまで同居するハメになる男のドタバタコメディ。しかし、ふつうのコメディにみせて、違法建築の問題や独居老人の問題など、話の中に織り込まれています。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592134184/

ちょっとしたきっかけで同居することになった3人の恋愛物。女性が読んでどう思うかはちょっとわからないけど、男性読者のツボを突く描写や絵柄。

Japan

大ヒットしている少女漫画と、そのアニメ化やドラマ化。二人の夢を持つ少女によるルームシェアが主な舞台

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483228214X/flatshare-22/

花音コミックス。いわゆるBL漫画のようです

Japan

成年向け漫画

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489829927X/flatshare-22/

ワニマガジンコミックス。青年向け

Japan

http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88-1-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%A4%95%E5%87%AA-%E8%96%AB/dp/478592537X/

こちらも青年向けコミックス

2DKで男女5人という共同生活の奇妙な日常を書いた小説

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4125004870/

育ちのよさそうなルームメイトには裏の顔があった。ミステリー。

Japan

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087747018/

芥川賞受賞後の第一作。主人公の女性(風俗嬢)と男性(変態)がルームシェアしている。ネット上には下品すぎるという評判も。

Japan

平凡な毎日を機嫌よく暮らす、ひつじのOLドリーの物語

Japan

男女4人の共同生活を舞台とした小説

Japan

ロンドンのルームシェアを舞台にした恋愛コメディもの

England

ドッグ・イン・スペース

(Dogs in space)

http://www.amazon.co.jp/dp/B0083Z55PY/

80年代のオーストラリア青春映画。主人公達がハウスシェアをしています。シェアの様子はまさに混沌、「誰が住人で誰がゲストなのかわかんねーぞ」。(thanks to 水族館さん)

Australia 1986


(With Honors)

ハウスシェアをする4人のハーバード大学生に、浮浪者がからんでくる。最初は迷惑がっていた主人公Montyだが、不思議な友情が芽生え。。。佳作。

USA 1994


(Shallow Grave)

サスペンスもの。冒頭に、シェア応募者をシェアメイト全員でインタビューするシーンがありますが、そのインタビューがあまりにひどいので、観るとインタビューされるのが怖くなるかもしれません(笑)

USA 1994

スリーサム

(Threesome)

三人の男女によるルームシェアと恋愛、同性愛と三角関係のドラマ

USA 1994

Roomies

USA 2000

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005ET69/
(Love and Other Catastrophes)

メルボルンでの大学生活とルームシェアを描いた青春映画

Australia 1996

都心に暮らす男女、それぞれの愛のかたち。
35歳目前にマンションを買う決意をする独身女性、出会ったばかりのルームメイトに恋心を持つ女、出会い系サイトで知りあった男と情事を重ねる主婦…都心に暮らす男女の心の隙間を描く恋愛小説集。

Japan 2006

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088462815/

家出するつもりで学校を休んだ亀戸(かめこ)しま奈は、ぶらついていた公園で怪しい着物の男の人に出会った。家から閉め出されたと言うその男は、しま奈に格安で住む家を紹介してやると言い出すが、しかしそのかわり条件を!?

Japan 2008

世紀末を無事に越えたブッダとイエスは、東京・立川でアパートをシェアし、下界でのバカンスを送っていた。女子高生にジョニー・デップに似ていると言われ、照れるイエス。近所の小学生に額のホクロのようなものを強く押され、それが弱点だと気づくブッダ。そんな「最聖」コンビが送るぬくぬくコメディ。

Japan 2008

「実家を出たいけど、一人ぐらしはお金も掛かるし寂しそう・・・」「なんか毎日が楽しい暮らしかたがしてみたい」「人と一緒に住んでみたい」などなど、そんな思いを抱えた20代~30代の若者が増えています。
本書は、「特に気が合うわけではないけれど、楽しく毎日を暮らしている」女子3人のルームシェアの様子をつづった、一緒ぐらしコミックエッセイ。シェア物件探しの秘訣から、お金関係の切り出し方、病気になった時のことなど、ルームシェアならではの住みかたのコツが満載です。

Japan 2010

いままで付き合った男すべてに浮気をされたという恋愛遍歴を持つ斉藤美央、24歳。そんな美央は、「完璧に素敵な部屋」で、同じ歳の男、月島陸とルームシェアしていた。恋愛感情はないまま5年も一緒に暮らしていたふたりだが、ある日、未央が陸に「彼氏(仮)」になってほしいと頼み込んだことから、ふたりの関係が少しずつ変わり出す……。選考委員が絶賛した第5回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品、待望の文庫化です!

Japan 2012

前作も好評な「ルームシェア」シリーズ第2弾。今回は、趣味も性格も正反対な、理系男子と文系女子が織り成す、キュートな恋の物語です。主人公・高井詩織は、ひょんなことから水元蓮という大学生の部屋に“居候”することに。予想以上に快適な蓮との暮らしを、戸惑いながらも満喫する詩織。20歳の誕生日にはふたりでお酒を飲み、ときには昔ハマったドラマをふたりで観賞する――ふたりの“友達以上、恋人未満”におとずれた、変化のときとは……? 日本ラブストーリー大賞・大賞受賞作、シリーズ第2弾。

Japan 2013

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