漫画「ルームシェアとシェアハウスの違いって?」

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鹿島麻耶さんによるルームシェア解説漫画、第三弾です。

ルームシェアとシェアハウス。どちらも共同生活という点で似ていますが、違いもあります。シェアハウスは、企業が営利目的で運営している独身寮のような形態です。一方ルームシェアは、例えば持ち家の一室を他人に貸す、個人同士で賃貸を借りるなど、個人同士で部屋のやりとりをしているのが特徴です。

ルームシェアが優れている点として、漫画ではコスト面をとりあげています。共同生活に興味がある人は、住まいに安さや合理性を求める人も多いかと思うのですが、企業が運営するシェアハウスは、一人暮らしに比べてそこまで安くなかったり(むしろ高かったり)、安いところだと居住の質が保たれていないところも中にはあったりします。

ルームシェアは、企業が色々と仲介してくれるわけではない分、面倒だと感じる部分はあるかもしれません。けれども、シェアハウスに比べて安価に部屋を借りれることが多いですし、個人間で色々とやりとりや、交流、問題を解決することで、お仕着せでない良好な人間関係が作れるという点も魅力のひとつでしょう。

関連のルームシェア入門記事


鹿島麻耶さんの漫画作品

http://www.amazon.co.jp/dp/B00FGOLTUU/

http://www.amazon.co.jp/dp/4063144925/

漫画「あなたもできるルームシェア」

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ルームシェアは、物件を貸している大家さんや、営利目的の業者がやっているのでしょうか?いえ、そんなことはなく、基本的には余った部屋を、部屋を求めている人に貸し出すことがルームシェアなので、誰でもできます。賃貸物件でルームシェアすることもできるし、持ち家でのシェアなら物件購入の費用に当てることもできます。

関連のルームシェア入門記事


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漫画「ルームシェアって何?」

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ルームシェアについて一人でも多くの方に知ってもらおうと、ルームシェアジャパンのトップページのイラストを担当してくださった鹿島麻耶さんに漫画を描いていただきました。

「ルームシェア」という言葉や、家族以外の他人と住むことは、日本でだいぶ一般的になってきましたが、なぜわざわざ他人と住むのでしょうか?
漫画でもあげられている様に、ルームシェアには色々なメリットがあります。

・・・などなど。

ルームシェアといえば友達同士のイメージがあるかもしれませんが、全くの他人同士でもうまくいくケースももちろんありますし、友達同士の方が逆に関係がややこしくなってしまうことがあるかもしれません。>>友達とのシェア

その他のメリット、デメリットに関しては、ルームシェアのメリット・デメリット という記事を参考にしてくださいね。


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週末だけのルームシェア、平日だけのルームシェア

ルームシェアでの共同生活、ほとんどの場合、常にシェアをしている状態かと思いますが、もっと柔軟に考えることで、変わった形式のルームシェアをすることもできます。

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(credit lumaxart)

観光地や都心で、週末だけのルームシェアを提供する

もしもあなたが観光地のど真ん中に住んでいたり、都心の便利な場所に住んでいて、しかも週末はよく遊びに出かけるので家に居ない、としたら、週末のあなたの家は、ほとんど空き家状態だということになりますね。

「平日、仕事から疲れて帰ってきた時には一人きりでのんびり過ごしたいけど、遊びに行っていることも多くリラックスしている週末には他人が居ても構わない」ということであれば、週末だけルームシェア、というちょっと変わった形のルームシェアが可能となります。

この場合の貸し手は、

  • 週末は遊びに出かけて不在がちな、アクティブな人
  • 実家が近く、会社に行かない時は実家で過ごすのが楽という人
  • 単身赴任していて、週末は家族の元に帰る人

などが考えられるでしょう。

借り手は、

  • 週末は都心や観光地に拠点を置いて遊びたいという人
  • 週末は副業で都心の仕事(セミナー講師、司会業、観光ガイドなど)をしに来ている人
  • (貸し手の場所によっては)、サーフィンやスキーなど、普段の家と離れたところで週末を過ごすことが多い人

などが、このような形式の「週末ルームシェア」を活用できる人になるのではと思います。

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(credit: mikebaird)

平日だけのルームシェア

逆に、「週末はのんびり、家で一人で過ごしたい」という人との組み合わせでは、平日だけ泊まれればよい、というシェアメイトとの組み合わせが考えられます。

貸し手は、たとえば、絵画や陶芸、音楽演奏といった家でする趣味を週末にやりたくて、他人が家にいると落ち着けない、といったケースがありそうですね。

借り手は、

  • 単身赴任等で、週末は家族の元に戻るので、会社に行くときだけ寝泊りする場所があればよい
  • 実家が近く、会社に行かない時は実家で過ごすのが楽という人
  • 家も通勤圏内だが、平日は残業が多くて家まで帰るのが大変という人
  • 平日は飲むのが仕事、いつも終電まで飲んで、毎日タクシーで帰るのはお金がたいへん、という人

などが考えられるでしょうね。夜中に来て寝るだけの同居人が、平日の分の家賃を払ってくれるなら、貸し手にとっても経済的に助かると言えるでしょう。

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(credit: gullevek)

平日だけ・週末だけの分け方をどれぐらいきっちりやるか

自分の居場所が常にあるルームシェアと違って、日や時間帯で分けるルームシェアをする際は、その設計や実施についてはより多くの注意を払わないといけません。

分けかたの厳格さについても、さまざまなレベルが考えられるでしょう。

  • 契約で泊まれる曜日や出入りできる時間帯を縛り、ダメな日時には絶対入れないとする
  • おおむねこんな感じ、という取り決めだけをして、元の分け方とは異なる訪問や宿泊が必要になったら、その都度相談するなど柔軟に運用する
  • 生活や仕事のスタイルから、結果的にそうなるだろうということで、特に取り決めはしない

最後のケースでもうまく回るルームシェアもあるでしょうけれど、相手の仕事やライフスタイルが変った時には、「こんなはずじゃなかった」という問題も出てくるかもしれません。たとえば、単身赴任で週末は居ないと思ったからルームシェアした相手が、離婚してしまったために週末もずっと居ることになった、とか。

なんにしても、相手との信頼感をきちんと保つことは大事ですし、状況が変わった場合もシェアメイトに報告し、変わった状況でもルームシェアをそのまま続けていけるのか、あるいは無理がない近い将来に解消する方向に持っていくのか、といった相談ができる関係であることは必要だと思います。

クリエイティブなルームシェアで、みんなが利益を得られるように

普通のルームシェアよりも難易度が高くなるかもしれませんが、部屋や設備をいつ使って使わないのか、といったことを考え直すことで、ルームシェアはできないかも、と思っていたアパート・マンションでもルームシェアできるケースはあるでしょう。

特殊な条件の場合、それにぴったりあてはまる相手を探すのも難易度は上がりますが、ルームシェアジャパンの募集掲示板なども活用し、自分の現状や相手に求める条件を明らかにして募集してみることで、そんな変わったシェアメイトの組み合わせを作ることも、十分に可能だと思います。そんな「自分たちだけのルームシェア」で、通勤や趣味など日ごろの問題をいっぺんに解決できたら、すごくないですか?

ルームシェアの物件見学チェックリスト

ルームシェアの見学で、どんなところを確認して、どんな質問をすればいいか、をまとめたチェックリストです。

見学の際には、印刷して持っていくか、ブックマークしてスマートフォンで見ながら見学するなどして活用してください。

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(image credit: StockMonkeys.com)

物件

最寄り駅




周辺環境




日当たり



地震・地盤



部屋

家電








水まわり




ケータイ・ネット



娯楽





窓




床




その他






スペース






追加出費

光熱費




毎月の固定費




デポジットの返金時期




貸主編

面接している人は?





生活・ルームメイト編

ルームメイトとなる相手をチェック

















「これが足りない」「これは不要(=重要じゃない)なのでは?」など、ご意見をぜひ↓コメント欄で教えてください。

ルームシェアと家事当番、当番表

お皿あらってよ!!!

ルームシェアでは、みんなが使う共用部分に関しての共同作業が必ず発生します。

掃除やゴミ出しなどに代表されるこれらの作業を、誰がいつやるのか? 家事の分担はルームシェアでのトラブルになりやすいポイントです。

「気づいたときに気づいた人がやる」というルールを採用しているところも多いですが、シェアメイトの性格や組み合わせによっては、この方式ではまったく家事が解決されないこともあります。

シェアメイトの誰か一人(あるいは複数)を、絶えず不公平感や不満を募らせた「都合のいいメイド・下僕」とすることは、そのルームシェアの将来にとって、決して良いものではありません。

当番制を考えてみる

誰かがしなければならない家事を分担する時のやり方の一つに、当番制があります。当番を決め、決めた日時に決めた家事をやってもらうことで、公平に、抜けが無く家事が行われることを保証しようというものです。

当番表の作りかた

まず、発生する家事を全部リストにする必要があります。一般的には、以下のような仕事・作業があるでしょう。

  • リビング・玄関などの共用スペースの清掃 (整理整頓、掃除機、拭き掃除、掃き掃除など)
  • トイレの清掃
  • 風呂・シャワー・洗面台の清掃
  • キッチンの清掃
  • 冷蔵庫の清掃
  • ゴミ出し (燃えるゴミ、不燃ゴミ、リサイクル、などなど)
  • 光熱費や家賃の負担計算、徴収
  • 光熱費や家賃の支払い
  • トイレットペーパーの買い足し
  • (洗剤をシェアしている場合) 洗剤の買い足し
  • (食材をシェアしている場合) 食材の買出し
  • 切れた電球の買出し、交換
  • (ペットがいれば)ペットの餌やり、トイレ掃除、散歩などの世話

次に、それらの作業が、どれぐらいの頻度で必要か、一回それを処理するのにどれぐらいの時間や手間が掛かるか、も書き出してみましょう。

それを毎日する必要があるのか、週一回なのか、隔週なのか、月に一回なのか、といった頻度を書きます。

仕事 – 名前 の表を使った当番表

マス目を書いた紙や、パソコンのエクセルなどの表計算ソフトを使って当番表を作ることができます。

当番表サンプル1

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このサンプルはエクセルファイル形式でダウンロードできます。自分たちのルームシェア用に書き換えて使うこともできます。

当番表サンプル2

誰が何を何日にやる、まで決めるのは細かすぎる、という人もいるでしょう。メンバーによっては、「この週は誰が何をする」ぐらいだけ決めて、その週のうちにやってくれれば良い、というルールにすることも考えられます。

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こちらのサンプルのエクセルファイルをダウンロードする

作っただけではダメ

さて、がんばって当番表を作って、リビングの壁などみんなが見えるところに貼りました。これで問題は解決? そううまくはいかないのが常ですね。

当番表を作っても、みんながそれを守らなければ、家事は実際には実行されていきません。当番表を作った上で、それをまったく守らない人が出てくると、当番を決めなかった時よりもひどい状況にもなります。

これも人によっては難しいと思うでしょうが、当番なのにやらなかったシェアメイトに気づいたら、できるだけ早めに、そのことを伝えて当番の家事をこなしてもらいましょう。遅れたり溜まったりするほど、さぼった人がその家事をちゃんとやってくれる可能性は下がっていきます。

全員が大人だと、当番制なんか要らないことも

当番制にしてもちゃんとできないルームシェアもあれば、当番なんてまったく決めなくても回っているルームシェアもあります。

「問題に気づいたときに、気づいた人が家事をする」といったアバウトなルールでも回るルームシェアは、それぞれが大人の考えで「自分はこれぐらい貢献すれば公平だろう」というのがわかり、できている人たちばかりなのかもしれないですね。

参考

86 共有スペースの掃除って皆どうしてる?
当番制にしてもできなかったりするとストレスになるから今は出来るほうがやってるけど。
自分も散らかしちゃうから片付けるのは構わないけど、片付けたあとに相手に散らかされるとやるせなくなる。
それでも共有スペースが散らかってるのは嫌だからこまめに片付けるようにしてるけどなんだか腑に落ちない。
言ってもそのままだったりするからどうしたらもっと意識してくれるのか悩む。
なんだか母親になった気分。

87 >>86
共有スペースってそんなに汚れたり散らかったりしますかね?
自分とこはお互い気がついた方が掃除、って感じでうまくいってますが・・・あ、当方男同士ね。
30歳になった時に小学校からの相棒とシェアスタート。只今丸三年。
家賃光熱費を折半、って以外は特に決め事はなし。お互いの彼女も当然出入りはフリー。
自分がまあ気をつけているのはトイレとキッチンは努めてキレイにしておくこと。
あとはリビングに極力私物を置かないこと・・・くらいかな?とりあえず今まで揉め事はない。

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/lifesaloon/1196145101/

外国人とルームシェアするには?

外国人と日本でルームシェアしたい場合、どこでどうやって探せばいいのでしょう? そのとき、外国人を指定する理由は何でしょうか? 「外国人とルームシェアしたい」という動機にも色々な理由があって、その理由によっても探し方は変わってきます。

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日本人以外の友達を作りたい

ルームシェアジャパンの掲示板も、日本語と英語を切り替えられるバイリンガルな募集掲示板なのですが、英語での募集はそれほど多くありません。中には外国人が日本語で募集しているシェアもあるので、そういうのも一つのとっかかりにはなると思います。

語学を勉強したい

語学、特に英語に多いパターンだと思いますが、外国人と住むことで、日常生活の中で外国語を使わなければいけない状況に自分を追い込む⇒外国語が話せるようになる! という連想で外国人と住みたい人もいるかもしれませんね。海外留学とかに比べれば手軽だし、実益もありますが、注意しないといけないこともあります。

まず、相手が無料の語学教師にされるのを嫌がる可能性。英語教師として日本人来ているなら、英語を教えることは彼らの商売です。職場で一日英語を教えて疲れているのに、用もないのに英語で長話をされたりすると、不快に思う人もいるかもしれません。また、日本人と住んでいる時点で、相手は「日本語を勉強したい・練習したい」と思っているかもしれません。

それから、自分のレベルがあまり高くなければ、ネイティブと住むとたいへんでしょう。ネイティブの話者はとても早く喋ることができますから、あなたの語学が初心者レベルだと、イライラされて会話にならないかもしれません。中級者レベルまでは、ネイティブと喋るよりも、日本語のわからない他の外国人と喋ったほうが、おたがい低いレベルで会話が続き、結果的に多く喋るチャンスができることも多々あります。

探し方・探し場所

アメリカで人気の個人広告サイトCraigslist(クレイグズリスト)には東京版もあり、ここに英語でのルームシェア募集がいくつか載っています。本家アメリカ版と比べるととても少ないのですが、英語を話す外国人と住みたければチェックするといいでしょう。業者によるゲストハウス(シェアハウス)も混ざってます。

クレイグズリスト東京版 – ルームシェア

東京を中心に配布されている外国人のための英語無料雑誌「メトロポリス」にもクラシファイドのコーナーがあり、紙・ウェブサイトの両方で住居の募集コーナーが存在します。

掲載が有料なこともあって、業者によるゲストハウスの広告がほとんどですが、個人でルームメイトを探す広告もありますし、自分で募集広告を出すという手もあります。

同様のフリーペーパーで、Tokyo Notice Board(東京ノーティスボード)というのもあります。こちらも英語でのルームメイト募集が掲載されています。

同じく、Tokyo Weekender(東京ウィークエンダー)のクラシファイド欄。これもゲストハウスの中にたまに個人のルームシェア募集があります。

関西については、Kansai Flea Market(関西フリーマーケット)のクラシファイド、Kansai Scene(関西シーン)のクラシファイド等があります。

その他の地域では、上記のような英語のフリーペーパーが商売として成り立つほど外国人の読者が居なかったりするので、あまり無いとは思いますが、もしあればコメント欄で教えてください。

また、英語以外の外国人向けの雑誌やフリーペーパーがあれば、そこにもクラシファイドの機能がついていることはあるでしょう。中国語やスペイン語を使いたいとかそれらを喋る友達を作りたいとかいうことであれば、そういった雑誌もチェックしてみるといいでしょう。

時代が変わりましたね

1990年代に僕が東京でルームシェアを始めた頃は、ルームシェアをしている人のほとんどは外国人で、募集も英語のフリーペーパー等を使うしかなく、「どうやったら日本人のルームメイトを探せるんだろう?」という状況でした。ルームシェア募集掲示板のルームシェアジャパンは、つまり、その悩みを解決するために自分で作った掲示板でした。

しかし、ルームシェアジャパンの募集内容を見てもわかるとおり、今では日本人ですと書かなくても募集する側も応募する側もほとんどが日本人になっていますね。「ルームシェア」という用語を、説明しなくてもみんなが理解してくれるようになりましたし、とてもルームシェアがやりやすい環境になってきていると思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-DVD-%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%B9/dp/B00029NMWW

ペット

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ひとりで暮らそうとしたときでも、ペットを飼えるところを探すというのはたいへんなことだろうと思います。ワンルームや1K、1DKぐらいでは特に、ペット可の物件の割合は少ないでしょうし、ペットのいる人は家探しに苦労しているのではないでしょうか。

ペット可ルームシェアが少ない理由

ペットが敬遠される理由は、

  • 鳴き声
  • 臭いや抜け毛、爪とぎや汚物などの問題
  • 噛み付いたりなどの危険

などあると思います。壁をへだてた隣人でも問題になることが多いのですから、同じ家に住むとなると、その影響は大で、ひょっとするとシェアメイト本人より、ペットの行動のほうが気になるということもあるかもしれません。

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ペットのオーナーは、そのペットのおかげで心が癒されたり、退屈しなかったりとメリットがあるから、そういったペットの不利益についてはあまり意識していない可能性があります。しかし、飼い主以外にとっては、負の要素が強く意識されることもありがちで、安易に、「こんなにかわいいのに、どうして不満なの?」などと考えてしまわず、相手の立場になって考えることが必要だと思います。

もし、ペット可の物件で、他のシェアメイトもペットに理解があり、インタヴュー、もちろんペットを含めて行う必要があるでしょうが、の結果も良好であれば、たまに飼い主がいないときに食事や散歩の面倒をおねがいできたりもするでしょうし、他のシェアメイトも、そのペットに対する世話などの責任は少ないけど、ペットと遊ぶことができるなど、いいところもあると思います。

また、動物は苦手だ、とか、近所で鳴かれると眠れない、猫アレルギーがある、などという人は、シェアを探す際に注意しておく必用があります。現在はペットを飼っていなくとも、ペットを飼っているシェアメイトがあらたに入ってくる可能性もありますから、そのシェアとしてペットは許可しているのかどうか、ということが不明であれば、確認するのも大事だと思います。

外国のシェア募集サイトでは、「女性限定か?」「禁煙か?」という項目と同様に、「ペット可か」というのがあるので、日本の場合よりも「ペットを飼っていること」に対する理解があるのかもしれませんね。

生涯ルームシェア、という考え方

ようやく日本でも理解されはじめた「ルームシェア」ですが、そのほとんどは20代から30代の若者同士が一緒に住むというものです。

しかし、海外、特に英米あたりのルームシェア事情を観察すると、若い時だけではない人生のさまざまな場面でルームシェアが活用されていることがわかってきます。

Black and White
Creative Commons License photo credit: Brian Auer

ルームシェアの基本は、「使っていない余った部屋を活用する」ことで、出費を抑えたり副収入を得たりすることにあります。ですから、実際にはシェアメイトが若いかどうかとは関係ないのです。

若者向けのこじんまりとしたワンルームマンションが多数存在する日本の都会と違って、英米では家族が住むような何部屋もある住居を何十年、時には百年以上も使うというのが普通です(ニューヨークやパリの中心部では、さすがに一人暮らしの物件も充実していますが)。

何部屋もある家に長く暮らしていくうちに、部屋が余ることもあるでしょう。そのような場合のすべてで、ルームシェアは活用されています。これは、今の日本のルームシェアにはほとんど見られないものです。

たとえば、結婚したばかりで子供がいない若夫婦。彼らが2部屋、3部屋の家を借りたり買ったりしたとして、まだ使う予定がない子供部屋は、独身の若者に貸してルームシェアをするのは普通です。日本の住宅事情とは違って、家全体が広かったり、壁も厚かったりというのはあるかもしれませんが、カップルと独身者のシェアも、独身者だけのシェアと同じように存在しています。

また、小さな子供がいる家族でも、空き部屋があればそこに独身者を入れてルームシェアすることは良くあります。英語圏は特に需要が多いのですが、イギリスなら東欧や南欧から、アメリカなら中南米から、英語を学びに来ている若い外国人に空き部屋を貸し、その代わりに子供の面倒を見てもらう、といったルームシェアも人気です。このような子守りを兼ねたホームステイのような形態のことを、au pair=オペア、オーペア、などとも言います。

そして、子供が大きくなって進学や就職・独立で家を離れたときも、またルームシェアが登場します。大学のある町などでは特に、老夫婦と若者のシェア、独居老人と学生のシェア、などが多数見られます。

老人から見ると、家に若者が住んでいるというのは、孤独を紛らわすという点でも、防犯の点などからも利点があり、単に部屋を貸して家賃を取るという以上のメリットがあるでしょう。借りる学生たちから見ても、ルームシェアすることでより安く住めるなら、そのような選択肢が有ることに損はありません。

このようないろいろな形態のルームシェアが海外では機能しています。

日本でも、老夫婦が子供部屋を余らせているようなケースは多いでしょう。ホームステイ等で外国人学生を受け入れている方もいらっしゃると思いますが、日本人の若者とでも、長期でシェアメイトとして同居することを検討してくれる方が増えたりすると、若者側にも借りられる物件が増えていいのではないかな、と僕などは思っています。みなさんはどう思われますか?

日本のルームシェアの歴史

メディアの取材を受ける際によく訊かれるのは、ルームシェアはいつ頃から日本で普及してきたのか、というものです。僕が知っている範囲でまとめてみましょう。

1990年代

僕が日本でのルームシェアを始めたのは1996年のことです。当時は、Windows95が出て、インターネットが大学や企業以外の人に使われだした頃です。その頃は、ウェブ上にルームシェアに関する記事は一切ありませんでした。また、インターネット以前の日本のパソコン通信でも、ルームシェアに特化した場所があったとは聞いたことがありません(パソコン通信は業者ごとに閉じた世界のため、仮にあったとしても見つけるのは難しかったと思いますが)

自分でルームシェアを始めてから、自分のルームシェア体験談を日本語で少しずつウェブページとして公開しはじめました。また、体験談の読者との交流や情報交換、ルームメイト募集を目的にディスカッションフォーラムを立ち上げています。

2000年前後には、このような体験談や募集サイトが10個弱、存在していました。まだ、「ルームシェア」という用語も、シェアのことを指す用語として確定はしていませんでした。英語ではroomshareとはそれほど言いませんし、僕は「フラットシェア」という言葉のほうを好んで使っていました。

2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ
2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ

僕が最初にウェブサイトにつけたサイト名は「フラットシェアリング in Tokyo」でした。ルームシェアだと一部屋に何人も住んでいるような解釈も出来てしまうので、日本の家族向けマンションでやるシェアに一番合いそうな単語として、イギリス英語のflatshareを選んだものです。

僕としては、英語の「~している(生活)」という意味でingをつけたのですが、人によっては語感がいいのか、シェア生活のことを「シェア」じゃなく「シェアリング」と言い出す人がでてきます。今ルームシェアやシェアのことを「シェアリング」と呼んでいる人もいるのはここからでしょう。

当時のルームシェアは、ほとんどが東京近辺で、しかも在日の外国人によって行われていました。英語では「クラシファイド」といわれる募集広告が載っているのも、日本にある英語のウェブ掲示板かフリーペーパーで、広告や交渉もすべてが英語ベースで行われていました。

この頃にルームシェアをしていた日本人は、ほとんどが海外留学からの帰国経験者で、海外で知ったルームシェアの楽しさを続けたり、海外で身につけた語学力の維持を目的として外国人とシェアをする、というケースがほとんどでした。

2002年頃

ルームシェア入門を基にして、日本ではじめてのルームシェア解説書「ルームシェアする生活」を執筆したのがこの年です。この頃、サイトのフォーラムでルームシェアに関する質問が増えてきていたこともあり、ルームシェアとは何で、どうやったらうまくできるのか、という情報が求められている、というのが当時の出版社サイドの企画意図でした。

ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)
ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)

「ルームシェアする生活」は、残念ながらルームシェアの大きなブームを引き起こすことはできませんでした。「ルームシェア」という言葉が何を指すのかも知らない人が多い中、増刷されることもなく現在は絶版状態となっています。(チャンスがあれば今もう一度書きたいと思いますので出版社の方はぜひ御連絡ください)

まだ、「ルームシェア」というものが何か伝わらなかったこともあり、書店でも住宅関連の棚に置かれるか、ライフスタイルの棚に置かれるか、あるいは若者向けコーナーに置かれるか、と売り方も難しかったと言うのが著者としての感想です。

2004年頃

2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)
2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)

この年に、ルームシェアジャパン(当時はルームメイトジャパン)の募集数や閲覧数は1.5倍ほどの伸びを示します。きっかけはNHKのドラマ「ルームシェアの女」でした。NHKの視聴者には高齢者や地方の人も多いことから、「ルームシェア」という用語とその意味が一気に広まり、このあと、人に「ルームシェアしてます」というのが説明なしに通じるようになったと感じます。

ルームシェアの女 DVD-BOX
ルームシェアの女 DVD-BOX

それから、それまで基本的に不動産屋の賃貸でルームシェア可能な物件を探すのは無理だったのですが、この前後からまれに「ルームシェア可」という物件やルームシェアしたい人を受け入れる不動産屋が登場してきます。

また、2000年に入ってから民放でもいくつか、ルームシェアやゲストハウス(シェアハウス)を舞台とした連続ドラマが放映されます。かって海外ドラマで見ていた「面白そうだけど自分には関係ないシェア」から、より実現性のある日本でやっているシェアのモデルが、テレビで目につくようになってきました。

もっとも、ドラマの中にはルームシェアの良い面、楽しい面を過剰に強調しすぎているものもあり、準備や情報不足のままにいいかげんにルームシェアを始めてしまい、フォーラムでのトラブル相談が増えたというのもありました。ドラマというものはそういうものだと思いますが、「ドラマみたいな生き方をしてみたい」という思いを持つ人も多いのでしょうね。

2008年

1990年代のバブル崩壊のあとずっと、とりたてて景気がいいとはいえませんでしたが、この年起こった世界的な金融不況の影響で、さらに世の中の不透明感が増し、職を失ったり給与をカットされたりという話が新聞やテレビで増えました。それまでの景気のニュースが「給料が上がらなくなる/下がる」話中心だったとすれば、この辺りから「仕事が無くなる/無くなるかもしれない」という話が多くなってきます。

その少し前からメディアでよく取り上げられていた「エコロジー」と、不況による節約/倹約のちょっとしたブームがあいまって、ルームシェアやその他のシェア「カーシェア」や「オフィスシェア」がメディアに出てくるようになります。

海外帰りや合理的な若者が、楽しみや寂しさ解消を求めてルームシェアをする、という割合よりも、不況に押されて経済的な事情でルームシェアやゲストハウスへ、というケースが目につきはじめた年でもあります。

2009年

2009年頃から、突然新しい言葉「シェアハウス」がニュースに登場してきます。それまで「ゲストハウス」と呼ばれてきた、業者が運営する台所やシャワーが共同の共同賃貸住宅はずっとあったのですが、ドラマ「ラスト・フレンズ」でこの「シェアハウス」という言葉が使われた影響か、「ゲストハウス」と「シェアハウス」の並立状況が続きます。

大きな新聞社では、過去にかならず「ゲストハウス」の記事を書いているはずなのですが、担当が代替わりしたのか、「シェアハウス」というのが突然新しく出てきたものだと誤解されたような記事も増えています。

「ルームシェア」は個人間の空き部屋貸しが中心で、少しそれらとは違うのですが、そういった用語の混乱の中で、メディア記事によっては「ルームシェア」と「シェアハウス」の混同も見られるのが現状です。

2013年~現在

業者が一人一人に個室(二段ベッドや押入れのこともありますが)を貸すシェアハウス(ゲストハウス)は、メディアの露出を受けて参入者が増え、過当競争になりつつあるようです。窓がなかったり火災などの避難対策がされていないものや、不当な労働と引き換えに住まわせたり生活保護を受け取らせてしかも横取りするような、弱い立場の人を搾取するいわゆる貧困ビジネスにあたるシェアハウスも報道が増えてきました。

個人が空き部屋を貸し借りするルームシェアは、シェアハウスの流行の影に隠れて、大きなニュースになることもなく、掲示板の募集数なども、大きく増えも減りもしないという状況です。

ルームシェアジャパンとしては、ワンルームマンションから共同生活のシェアハウスに移った人たちの中に、これまで不動産屋に払っていた金額を単に業者に払うようになっただけという人が多いのではと見ています。共同生活がどういうものかを知るのに、シェアハウス/ゲストハウスで入門してみるのは悪くないと思いますが、誰かに余分なお金を払うのではなく、貸したい人から直接借りるルームシェアという、一番無駄がないルームシェアという暮らし方を、欧米のようにもっと多くの人が認知し、試し、楽しんでもらえればいいなと考えています。