見学の際には、印刷して持っていくか、ブックマークしてスマートフォンで見ながら見学するなどして活用してください。

(image credit: StockMonkeys.com)
「これが足りない」「これは不要(=重要じゃない)なのでは?」など、ご意見をぜひ↓コメント欄で教えてください。
ルームメイト募集サイト「ルームシェアジャパン」の運営者によるブログです
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photo credit: sven_kindler
空いている部屋に新しいシェアメイトを募集するとき、実際にあって話し、その人がこれから一緒に暮らしていける相手かどうかというのを判断しなければいけません。
メールや電話だけで決めてしまい、引越ししてきてから初めて相手に会う、というのも絶対に無いとは言い切れませんが、よほどの特殊な条件がない限り、面接をせずに知らない人を受け入れるのは避けるべきでしょう。
メールや電話のやりとりでも、相手のことをいろいろ訊ね、また自分たちのことやシェアするアパート・マンション、地域や最寄り駅の情報などは伝えておいたほうが話は早いです。
その上で、話した内容から相手に、そして相手と自分たちの相性などに問題が無さそうだと感じたら、いよいよ面接を行うことにします。
面接の日時は、借り手、貸し手のどちらかが都合のつく日時をいくつか提示し、相手側がその中から可能な時間を選ぶ、という形で決めましょう。
面接の場所は、実際の空き部屋がある自分の家でというのが、そのあとの話の進みは早くなります。しかし、最初から必ず自宅で会わなければいけないというわけではありません。
特に、以下のような場合、まずは駅前のカフェなどで会い、物件や部屋の確認の前に(お互いの)人物の確認をするというやり方も十分考えられます。
メールや電話番号ぐらいしか知らない人と、他に誰も見ていない場所で会うことが常に安全とは限りません。よりリスクを低くするために、たとえば、以下のような準備をすることもできます。
借り手からみれば、ある家に住んでいて目の前で鍵を開けているのだから、そこに住んでいる人に間違いない、と思いがちですが、鍵のコピーを入手したり、なんの権限もない居候だったり、いろんな落とし穴は考えられます。慎重になることは大事ですし、もし慎重になって打っておいた対策を見て「自分が信用できないのか?」などと怒るような相手は、それこそ何か隠しているとか誤魔化している可能性もあるでしょう。
また、ルームシェアすることは決まっていても、場所が決まっていないとか、人を集めてから場所を探す、といった場合には、当然部屋が存在しないので、どこか他の場所で面接ということになります。
メールで問い合わせのやりとりをしていても、待ち合わせの時までには相手の携帯電話の番号を訊いておくようにしましょう。当日や直前になって、事故や病気など突然の急用ができて待ち合わせに間に合わなかったり、行けなくなったりということもありえます。
それに、世の中には、たくさんの相手ととにかく見学の約束をしたのに、当日になって突然気分を変えて現れないようなタイプの人がいます。約束したのに、何も言わずに来ないような人は、一緒に住んでも色々と問題を起こすに決まってるので、もし来なかったからといって、わざわざ電話して引き止める価値のある人ではないですが、「電話番号を訊いておく」ことは、そのようなすっぽかしの防止にはなります。
駅などのわかりやすい場所まで迎えに行くことにしても良いですし、最近は住所がわかればスマートフォンの地図で知らないところも辿り着きやすいので、自宅の住所を教えて部屋まで直接来てもらうこともできるでしょう。
時間に余裕があれば、駅まで迎えに行って、部屋まで一緒に歩きながら、駅や周辺の環境、スーパーやコンビニの場所など説明したり、なんでもない雑談をしながら相手がどんな人か知ろうとする、というのも一案です。
さて、実際に面と向かって会うことができたとしましょう。自宅であればお茶ぐらい出してもいいでしょう。(まだ相手の正体が不安だ、という場合は、出された飲み物や食べ物には手をつけず、持参した飲み物を飲むというのも良いでしょう)
面接でどんなことを話し、尋ねると良いかについては、この次の記事で説明することにします。
「未成年の場合、親の承諾なしにルームシェアできるのでしょうか?」
できるできない、で言えば、その未成年に部屋を貸す側の相手がそれで良ければ、できるでしょう。しかし、貸す側にとっては未成年に貸すというのはたいへんリスクが高い行為です。
一つ目のリスクはこれです。未成年者は、家を借りるといった大きな契約を、正しく判断する能力が無い、ということになっています。
つまり、未成年者相手に部屋を貸すことにして、たとえちゃんとした契約書を書いて契約をしたとしても、未成年者側からその契約はいつでも「なかったこと」にできてしまうわけです。
親など保護者が出てきて取り消させる場合もありますし、未成年者本人がこれを利用して家賃を踏み倒したりすることも無いとはいえません。自分は守らなければいけないが、相手はいつでも止められる契約、というものを結んでまで未成年者に貸すのを良しとする人がいるものでしょうか?
また、家事や水漏れなど部屋に損害を与えた場合や、鍵の掛け忘れで泥棒に入られたり、ルームシェアのトラブルが起こった時にどこまで未成年者の責任を問えるかというのもあります。未成年であることを盾に取られてしまえば、最終的には泣くしかないでしょう。
他のさまざまな契約と同じで、親・保護者が同意していれば、契約は成立します。未成年者に貸す側としては、保護者が同意していますよ、という証拠をきちんと受け取ることが重要なわけです。なんなら、わざわざ未成年者と契約しなくても、保護者と契約してその子供とルームシェアする形でもいいでしょう。
もし既に未成年者とルームシェアを始めてしまったが、いろいろ心配になってきた、という場合、少なくとも、後からでも親・保護者の承認を得ることが重要です。追認といいます。順番が逆になっても、保護者が「いいよ」と承諾すれば(もちろん証拠が残る形にしてもらいましょう)、契約はちゃんと成立します。
「未成年者略取誘拐罪」という犯罪があります。保護者ではない成人が、未成年者を保護者から引き離したり、自分のそばに置くことは、たとえ未成年者本人が自分の意思でついてきたと言っても、罪になりうるということです。
前項と同じで、未成年者には他人についていったり、他人の家に泊り込んだりすることが正しいかどうかの判断力は無いとされているわけです。
家出をしてきて行き場所がない未成年を保護しているつもりかもしれませんが、保護者から見れば誘拐になることもあります。また、その未成年者が警察に保護されたり、保護者のところへ連れ戻されたりした後に、証言を変えてすべてをシェアメイトの命令でやった、と言うリスクだってあります。親切のつもりが誘拐者にされてしまうのでは、たまったものではないでしょう。
未成年者の絡むトラブルがあった際に、「未成年者だと知らなかった」では言い逃れはできません。確認しなかった大人のあなたの責任となります。相手が未成年者かもしれない、と思ったら、身分証明書を取る、仕事をしているなら職場、学生なら学校に照会する、などして、本人が年齢をごまかしていないか確認すべきです。
当サイトでも、「親との折り合いが悪く、家を出てルームシェアで暮らしたいのですが?」といった相談をうけることがあります。
しかし、未成年者のあなたを受け入れてルームシェアすることは、上で書いたように、普通の判断力のある大人にとってリスクの大きな選択なのです。
であるのに、募集掲示板やメールでの連絡で「未成年者でも構わないよ」という相手がいるとすれば、その相手はリスク以外の何かを、特に未成年者であるあなたから得ようとしている可能性は高いと思われます。
たとえば、一つはセックスの問題でしょう。家出少年・少女を泊めて性行為を求めるような大人がいることは、たびたび新聞でニュースになっています。もちろん犯罪です。相手が同性なら安心かも、というのも、未成年らしい考えの足りない判断でしょう。世の中にはいろいろな嗜好の人がいますし、ルームシェア相手の悪い仲間があとから登場することもあります。
あなたは自分はもう大人で、大人と同じように判断でき、責任が取れる、と思っているかもしれません。しかし、法律と社会があなたを大人扱いしていない以上、実際に何かが起こった時にあなた自身に責任を取るチャンスはやってきません。
親や保護者と問題があってルームシェアを思いついたのであれば、まずは親との問題を解決するよう動くべきです。人によっては簡単ではないでしょう。しかし、親がお話にならないあなたのために、役所やNPOなど、相談にのってくれる大人は必ず存在します。まずネットなどでそういう相談窓口を探し、目先の問題を解決できないか動いてみてください。
親とは問題がなく、それでもルームシェアをしたい、ということであれば、親の承諾を得てルームシェアを探すことは、絶対に無理とは言えません。しかし、ルームシェアをすることは、人によっては成年でも難しいことは忘れないでください。よく調べ準備し、問題があれば保護者を含めいろいろな人に相談し、それでルームシェアをすれば、それがあなたを早く大人らしくすることもあるのかもしれません。
さて、ルームシェアをやってみようと思ったなら、なにを置いても必要なのが「物件」です。そして、日本の場合、ここがルームシェアをするにあたって一番難しいところだと言えます。
賃貸でルームシェアをするのは、まだまだ難しいのが日本の現状です。一人暮らしのために物件を探す場合に比べ、借りられる物件がかなり減ってしまいます。数少ないルームシェア可能物件から探したり、大家や不動産屋の事情も考えてうまく交渉する必要が出てくるでしょう。また、UR住宅でもルームシェア可能な物件を扱っていたりしますので、これも検討しても良いでしょう。
実家住まいの人は、親の家でも空いている部屋があれば、それを貸してルームシェアを始めるという手があります。親の世代にすればわざわざ他人と住むなんて、という抵抗する人は多いかもしれませんが、親が転勤などして不在であればその間の空き部屋を活用するということも考えられます。兄弟が進学や就職で出ていったりすれば、空いている部屋もあるかもしれません。それを貸すことができれば、家の持ち主である親にとっても、財政的には助かるでしょう。
持ち家がある、あるいは、持ち家を買ってルームシェアをする、という手ももちろんあります。日本ではルームシェアの経験者やルームシェアに興味がある人の多くが若い世代なので、ルームシェアというのは借りてやるものだ、と思い込んでいる人もまだまだ多いのですが、自分で個室が複数ある一軒家やマンションを購入し、自分以外の部屋を貸せばよいのです。
外国のルームシェアは、国によって文化も違いその状況も様々ですが、ルームシェアが一般的なイギリスやアメリカでは、賃貸の場合でもずっと簡単にルームシェアを始めることができます。日本の最近数十年のワンルームマンションという流行が戦後になって始めて出来た特殊な形態であるように、住宅政策や実際の事情というのは世代とともに変わっていく部分があります。特に日本人のライフスタイルはアメリカを十年単位で後追いしているところはありますので、住宅やルームシェアについても、アメリカ風に変わっていく可能性は高いのではないでしょうか。
「ルームシェア」という言葉も、2000年代に入ってかなり広まり、多くの人に通じるようになりました。しかし、その認知度の高まりほど、賃貸物件を使ってルームシェアをすることは簡単にはなっていません。
自分の街の適当な不動産屋に入って聞いてみると、すぐに実感されると思いますが、多くの不動産屋では、「家族ではない同居人と住みたい」と言う人にはなかなか物件を貸してくれません。
実際には、そのような店子に貸したがらないのは、物件を紹介している不動産屋だけではなく、その物件の所有者である大家であることも多いです。そして、多くの大家がこのようなケースを嫌がるということで、ルームシェアの可能な物件というのが少なく、その結果選択肢が限られてしまう、という現状です。
賃貸契約も普通のいろいろな契約の一つで、ようは借りたい人と貸したい人の間で貸し借りの際のルールを決めるということなので、ルームシェアするために借りる、という契約にすればいいのですが、長年ルームシェアという選択肢が存在しなかった戦後の日本の賃貸住宅事情においては、よく使われる賃貸契約書の雛形において、借りた物件の一部の部屋を又貸しすることや、契約時に届けた借り手以外の追加入居や入れ替わりを禁じていることが多いのです。
ルームシェアではなく、たとえば結婚や出産等で家族が増える場合でも、大家に通知しなければいけないとか、大家は拒絶できる、といった取り決めが書いてある契約書も多いのです。そのような良くある契約書をあまり考えずにコピーして長年使っている大家や不動産屋では、意識的にルームシェアを想定して禁止しているのではなくても、契約書がルームシェアを許可しないようなつくりになってしまっていた、という事も多いのです。
そのような契約書の元では、たとえ複数人で住むことが了承された賃貸住宅であっても、そのメンバーは契約時に決まっている必要があったり、入れ替えがあった場合に届け出、契約の更新などの作業が発生したりする可能性もあるということです。
これまで何年、何十年とその契約書で仕事をしてきた大家や不動産屋にすれば、ルームシェアしたい、あるいはルームシェア的な契約をしたい、という借り手は、それまで必要がなかった新しい手間を取らせる「面倒な客」ということになりがちで、これがルームシェアで借りられる物件がなかなか増えない原因の一つと言えるでしょう。
ただし、不況がもうずっと続いていることや、ルームシェアというコンセプトが知られることによって、「借り手がなかなかつかないのでルームシェアで貸せるなら認めるので貸したい」という大家が増えてきているのも事実です。以前に比べれば、不動産屋でもルームシェア可能な物件が一件も無い、といったことは無くなりつつあります。
探すための時間を無駄にしないためにも、不動産屋には最初から「ルームシェア希望で借りたい」ということを伝えるべきでしょう。一件もシェア可能物件がなければ、不動産屋としても打つ手はありませんので、そういうときはさっさと次の不動産屋に行ったほうがいいです。