英語が苦手でも外国人とルームシェアできますか?

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日本に住んでるんだから、無理に英語を勉強したり、話したりする必要はないと思います。興味があって、好きだったら、やってみればいいというだけのこと。スクールの広告とか、ビジネス書とか、とかく「英語ができなきゃ困りますよ」という意味の脅しを見かけますが、英語ができればなんでもうまくいくか、というと、そんなのは色んな要素の一つでしかないんですね。

英語は苦手なんだけど、国際交流に興味がある、外国人と話してみたい、住んでみたい、ということなら、なにも無理に英語にこだわる必要はないんです。日本語を話す外国人だってたくさんいます。日本語を勉強中の人にとっては、へんに英語が通じてしまうよりも、むしろ通じないほうが、日本語の練習ができていいでしょう。

英語以外の外国語のほうができそう、面白そう、というなら、それでいいじゃないですか。英語は道具としては重要になっていくかもしれませんが、外国語を学ぶ楽しみというのは、それが何語であっても変わらないものです。

そういう場合は、ひらがなタイムズなどの日本語学習誌とか、地域の国際交流センターの掲示板等を見てみるといいでしょう。

また、英語は苦手なので不安だけど、英語を使ってみたい、覚えたい、というのであれば、行動を起こさないで英語が上達するはずもありません。本を読んだり、テープを聞いたりしてから、もうちょっと一人で勉強してから、なんていうのは、始めるのを遅らせる言い訳にすぎません。

心配しなくても、日本に住みに来て日本語ができない相手のほうが、準備不足なのです。こちらはホテルのフロントではないですし、英語が下手だからって卑屈になることはありません。口で通じなければ、スペルを言ったり、紙に書いたりもできます。そういうのが面倒だ、と相手が思うのであれば、そもそもシェアすることに同意してこないでしょうから、シェアが成立した時点で、物事を伝えるのに時間がかかるとか、そういった心配をするのはやめてしまいましょう。少しずつでも、良くはなっても悪くなることはありませんからね。

一人暮らしに特有の危険を避けられる

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シェアメイトがいることで心細さがなくなる

一人暮らしの女性なんかだと、表札に男性名を書いたり、男物の下着を干したりして、男性と一緒に暮らしている風に見せることで、変質者から目をつけられることが無いようにする、なんていう話を聞きますね。特に都会では、そういう予防をしておかないと危ない目に遭うこともあるのでしょう。

ルームシェアはこの点、フリをするんじゃなくて本当に他の人が一緒に住んでいるわけですから、防犯面では心強いでしょう。女性ばかりのルームシェアでも、複数人で住むことで、ちょっとした物音にもびくびくしたりすることもなくなるでしょうし、見知らぬ訪問者(宅配便の配達とか、セールスとか)への応対でも少しは気が楽になるのではないでしょうか。

番犬(?)としての男性シェアメイト

女性だけのシェアでも、一人は男性を入れる、というスタイルのものがときたまあって、もちろんこういうシェアで採用される男性は、「そんなところならどれだけ家賃が高くてもお入りたい」なんていう、下心のあるようなタイプではなく、あまり男性を意識させないキャラクターだったりします。番犬といっては言葉が悪いかもしれませんが。

場合によっては最初からゲイ限定、という募集だったりということもあるでしょう。日本ではまだ、そういう募集がたくさん出てくるには社会に非寛容な人が多いですが。

全員同性で異性がいないと、緊張感がないのが嫌だ、という人にも会ったことがありますが、わざわざ女性だけのところに男性を限定して募集する場合、やはり第一には、防犯のためという意味合いが強いのではないかと思います。

実際、ストーカーの被害にあっていて、その対策として男性を募集してルームシェアを始めたという女性のお話を聞いたこともあります。

よく知りもしない女性を遠くからつけまわすようなストーカーは、おそらくつけまわす対象の女性に対してなんらかの幻想を持っているところがあるのではないでしょうか。そういう連中にしてみれば、男性と一緒に住んでいるが、ただのルームシェア仲間だ、なんていう真相をわざわざ伝えることもないですし、勝手に幻滅して他に興味を移していってくれるかもしれません。

しかし、そういう隠れた動機があって男性とシェアを始めるという場合、相手の男性には、自分がストーカーの被害にあっていることは伝えておかなければなりません。どんなとばっちりがあるかわかりませんから、そういうのを了承した上で、それでもいいという人でなければならないでしょう。相手を危険に巻き込む可能性があるのであれば、それを隠してシェアをするのはフェアとは言えないですね。

語学の勉強になる

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僕は日本語と英語と、あとほんのちょっぴりのスペイン語しか話せないので、英語の場合に限って話します。

英語漬けの生活も可能

フラットメートが日本語を話せない場合、家の中の公用語は自然と英語になると考えられます。もちろん、あなたが中国語やスペイン語ペラペラだったりした場合は違う可能性もありますが。

日本語も英語もまったくわからないけど日本に来る、確かに、そういう人も、いなくはないかもしれません。しかし、その場合、そもそもあなたが出す日本語や英語の広告を見て応募してくること自体、なさそうですよね。

「毎日英語しか話さない環境で生活すれば、そりゃあ英語だって喋れるようになるさ」なんて思ってるあなた!
今こそ、その環境が、お金や時間をかけずに、手に入ります。それも生活に密着した英語が必要になるので、その実用度は非常に高いといえるでしょう。

語学には、ネイティブスピーカーがベストとは限らない

それから、日本における数少ない同居人募集の広告では、よく「ネイティブイングリッシュスピーカー求む」というのが見られますが、あなたの英語がよほどの上級レベルでなければ、あまりネイティブにこだわっても意味がありません。むしろ、僕の経験からいっても、非ネイティブのルームメートとのほうが、より話す機会が増えると思いますし、その結果上達も早いと思います。

つまり、英語が母国語の人と話すと、相手はどうしても自然な(つまり、速い)話し方になりがちだし、こっちは忙しく言葉を探しても、なかなか多くの情報を言葉にすることができず、相手のほうは退屈になってしまってあまり会話自体をしなくなったりしがちです。しかし、お互いが非ネイティブで、英語のレベルもあまり離れていないと、同じような速度で話しつづけることができるので、結果的にたくさん話すことになるわけです。ネイティブの相手を探して話してみるのは、それを自然にできるようになってからでも、ぜんぜん遅くありません。

設備の充実

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photo credit: Bonnie

「広い家にすめる」と同じことが、家にあるいろいろな設備についてもいえます。

家具や道具をみんなで分担

洗濯機や冷蔵庫、最近はやりの食洗器なんかは、一人だと揃えるのが大変です。しかし、2,3人で共用するということなら、何分の一かの値段で購入できます。ビデオデッキやオーディオ、自転車、場合によっては自家用車など、時々しか使わないものって多いですよね。これらもお互い貸し借りしたり、共同で買ったりできます。

全部一人で揃えることを考えてください、使わない時の置き場所だってばかになりません。

また、あなたがその地方に出てきたばかりの場合、ほとんどの大きな家具や電気製品は、持っていないかもしれません。このような場合はとくに、シェアの利点が生きてきます。ああいった白物家電や家具を一通り揃えるのも、けっこう馬鹿にならないお金がかかりますからね。

共用で使わせてもらえるものも多いですし、前のシェアメイトがベッド等の大きな物を置いていくことも多々あるので、荷物を持っていない人のほうがよりそのシェアにフィットする場合もあります。

ソフトウェアもみんなで分担

シェアの利点が生きるのは、家具や道具だけではありません。ソフトウェアについても安上がりになります。たとえば、新聞。3人いても、同じ新聞を3紙取ることはないでしょう。3分の1の値段で新聞を取れるとか、家で複数の新聞を読めたりできます。

インターネットも、自分だけの為に契約するより、みんなで割り勘したほうが安上がりです。シェアで持てばより安く、より高速な環境を手に入れることができます。

また、ケーブルテレビもそうでしょう。毎月の料金も、3分の1や4分の1となれば、驚くほど安上がりです。レンタルビデオなども、一緒に見ても楽しいし、返却前だったら「見てもいいよ、そのかわり返しに行ってね」なんていうこともできます。

ゲーム類も、複数人集まれば持ってるソフトも多くなるし、おまけにシェアだったら対戦相手までついてきますね。もっとも、楽しすぎてはまらないように気をつけないといけなくなるかもしれませんが。

土日が休みという人は多いでしょうから、自転車や自動車などは、確かに、使いたいときが重なってしまうこともあるかもしれません。でも、何人かで維持してることで安い値段で持てているわけだし、どうしてもそれが必要な状況なら、前もって事情を話して空けておいてもらうことだってできますね。

中心(都心)に近く、広い家に住める

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photo credit: David A. LaSpina

シェアでより広い家に住める

賃貸でも販売でも、不動産のチラシや雑誌があったら見てみてください。2部屋の物件はワンルームの物件の2倍するでしょうか?
3部屋だと3倍? そんなことはないですね。部屋数が2倍になっても、トイレや風呂の数まで2倍になるわけではないですし、敷地面積だって2倍にはなりません。

つまり、2人、3人が集まって住めば、一人当たりの家賃は安くなるのです。

また、部屋数の多い物件は、キッチンやリビング、お風呂なども大きめになります。ルームメートもあなたも、いつも家に閉じこもってるわけではありませんから、時には広い一軒家をあなた一人が自由に使えたりすることもあるでしょう。自分の部屋が狭くてもリビングが広々していると自分の空間が広がったような気分になります。

シェアでより便利な場所に住める

同じことが、広さだけでなく距離についても言えます。同じ広さを確保するのに、シェアだとより少ない家賃で済ませられるということは、この予算だったら普通はこのあたり、というエリアよりも、より中心部のほうに住むことができるのです。通勤通学の時間が減って自分の時間が増えるという効果もあるので、このメリットは大きいでしょう。

世界中に友達が

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とにかく、今の場所で今まで通り生活していても、勝手にいろんなところから人が来てくれる、ってのはいいですね。

日本に来て永住する人もいれば、帰る人もいます。でも、まぁ、帰る人の方が圧倒的に多いでしょう。シェアメートが帰国するということは、その国に、あなたのことをを良く知ってる友達が住んでいるっていうことです。もしあなたが彼ら/彼女らを訪ねるチャンスがあれば、お決まりの観光地じゃなくて、現地の人しか知らないような素敵なところに案内してくれるかもしれません。

僕の最初のルームメートはオーストラリア人で、その後スイスで働いてましたが、この前日本に遊びに来て、それから旅行でアメリカに行ってしまいました。シドニーの彼の家に遊びにいくのは、もうちょっと先になるでしょう。

二番目のルームメートのイタリア人とは、特に気もあって、毎晩いろんな話をしたものです。労働ヴィザが取れなくて、あっという間に帰ってしまったけれど、たまにメールしてきては、「いつ遊びに来るんだ?
いつでも歓迎だぞ」って言ってくれます。彼は日本人女性と結婚したので、その後一度、東京に戻ってきたことがあります。このときは、一緒によく遊びました。いつか必ずイタリアを訪問したいなぁと思ってます。

最終的に条件があわなくて一緒に住まなくても、友達になれる場合もあります。問い合わせはたくさん来るから、「こいつ、面白いな」「楽しい奴だな」とか思ったら、できるだけ親切にしてあげましょう。あなたのお部屋は、ちょっと彼/彼女の職場からは遠かったかもしれないけど、たまに会う飲み仲間としてはいいやつかもしれません。むこうだって、せっかく日本に来たんだから、日本人の友達がほしいと思ってるはずです。

ただし、ルームメートがかならず友達になれるわけではないという点には注意しておいてください。色々と親切にしてあげたからといって、当然のように見返りを期待するのは間違ってます。人によっては、「なんでこの人はこんなに親切にしてくれるんだろう?」でおしまいです。特に、対等な立場ではなく、あなたが「大家」になる場合は、相手が「友達」とは思ってくれないことも、ありがちでしょう。

ただし、あなたが、常に「よき同居人」であるように気をつけて暮らせば、相手もそうしてくれる可能性は高いし、そうなれば、「よき友達」になるのはそれほど難しいことではありません。がんばってみてください。

仕事をやめずに国際交流

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photo credit: lukemontague

日本でのシェアの普及につれて、日本人だけのシェアでも人が集まるようになりました。ここでは、外国人を含めてシェアする場合の、フラットシェアの利点を考えてみましょう。

外国に行かなくても国際交流はできる

留学とか、ホームスティとか、「世界を見てくる」ための手段って色々あると思うけど、どれもお金と時間がかかって、大変ですよね。しかも、行ったからって必ず「現地の人と交流を深めたり」、「語学がペラペラになったり」するかというと、どうもそんな甘いものでもないらしい。現地の語学学校で知り合った日本人とばかりつきあって、何のために行ったのかわからないなんてこともあるようです。

会社を休んだり辞めたりして外国に行ったって、永住するんじゃなけりゃ、いずれは日本に戻ってきて働かなきゃならない。留学の成果があって、いい仕事が見つかればいいけど、いまどき、ちょっと外国に住んだからって、それだけで採用されるってことはないでしょう。

その点、日本にいながら外国人と住めば、仕事をやめる必要もないし、いつでも語学の練習ができます。向こうは向こうで、日本語の練習をしたかったりするから、色々教えてあげれば、おたがいさまということで遠慮することもありません。

シェアでは本当の文化の違いが見えてくる

ホームスティの利点は、向こうの国の暮らしぶりを知ることができるところにもあると思うけど、お金を払ってご飯を食べさせてもらうような環境では、なかなかお客さんの座から抜け出すのも難しい。その点、家事なんかも均等にわらなきゃいけないフラットシェアでは、お互いの生活習慣の違いとかがとてもよく見えてきます。

こっちも、「おいおいそんなことするなよー」というような事にぶつかるけど、それは相手も同じこと。外国人とのフラットシェアのはじまりは、ただ「暮らす」という事のなかに、こんなに違いがあるのか、ってのを知り、お互い教えあうことになると思います。お互いの言葉を一所懸命組み立てながら。

そういったいろいろな文化の違いを実体験することは、あなた自身のこれからの仕事や遊びに、大きなプラスとなってくれるのではないでしょうか。

ルームシェアとゲストハウス(シェアハウス)はどう違う?

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photo credit:fukapon

「ルームシェアと、シェアハウスやゲストハウスは違うのでしょうか?」という質問が最近増えてきています。

漫画「ルームシェアとシェアハウスの違いって?」

共同生活、という意味では共通点も多いのですが、違いも存在します。

ルームシェアと、シェアハウスなどその他の共同生活の比較

ルームシェアには基本、「管理人」はいない

所有者がルームシェアを運営している場合は、シェアメイトの一人が、その戸建てやマンションを所有するオーナーで大家、という場合もあります。賃貸物件でルームシェアをしている場合は、誰か一人が代表として物件を借りてそれを他のシェアメイトに又貸ししているという場合や、住人がそれぞれ管理会社と契約を結ぶ場合などがあります。

どちらの場合でも、第三者や企業による「管理人」がいるわけではなく、住んでいる人が当事者同士で管理し、運営する形態となります。

ゲストハウス・シェアハウスは企業が運営

「ゲストハウス・シェアハウス」は、それ以前にあった「独身寮」のようなものです。建物全体を運営する誰か(普通は会社組織)がいて、その貸主が、廊下やトイレ・シャワー・キッチンなど共用部分の管理をし、寝室部分だけをそれぞれの借主に貸し、家賃を集めます。

それを、昭和の時代であれば、「独身寮」と呼びましたし、90年代に外国人が東京近辺で住んでいたものは「外人ハウス」、そのあと日本人向けの物件が増えてきて「ゲストハウス」などとも呼ばれていました。2008年頃からは、ゲストハウスと差別化するために一部の業者が名づけた「シェアハウス」という名前が、ドラマ「ラスト・フレンズ」などが採用した影響で、広まってきています。

参考:ドラマ「ラストフレンズ」のシェアハウスは理想?! | エキサイトニュース(2008年7月3日)

“sharehouse”という言葉は英語には存在しない、いわゆる和製英語ですが、このドラマをきっかけに、ゲストハウスのことをシェアハウスと呼ぶ人も増えています。また、2013年1月には「シェアハウスの恋人」というドラマも始まり、シェアハウスという言葉の認知が大きく広がりました。以下のグラフは、2004年から2013年までのグーグルでの検索数の移り変わりです。

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シェアハウスという言葉を、以前は誰も使っていなかったことがわかります。

ゲストハウス・シェアハウスは、今では都内各地に数多く有ります。その特徴は、変わったものを除けば、「初期費用が安い」「短期滞在が可能」といったところです。

企業が大規模に運営すると、中には悪徳企業も

ただ、ルームシェアとは違って企業の営利目的のため、月額の家賃はそこまで安くはなく、中には貧困ビジネス化している場合も見られます。

参考:第13回 シェアハウスに映る死、夢、そして孤独の今|開沼博 闇の中の社会学 「あってはならぬもの」が漂白される時代に|ダイヤモンド・オンライン(2012年11月20日)

部屋は、本当に「寝室のみ」で、シャワーやキッチンは共同です。自分だけの個室の寝室のものもあれば、一部屋にベッドがたくさんあって、知らない他人と5,6人で寝る、というのもあります(ドミトリー形式などと呼びます)。日本では聞きませんが、海外では男女の区別もなく雑魚寝するようなところもあります。イメージとしては、学生寮や独身寮の形式に近いですね。

ドミトリー

総じて、便利な場所にあるようです。「安くて便利」なものが多いし、だからこそ建物や設備が古かったりしても人気があるのだと思います。それに「古い/汚い」と言っても、住むのには問題ない程度のものも多いので、潔癖症の人でもなければ、生活に困るようなものではないでしょう。

ゲストハウス・シェアハウスの多くでは、共有部分は管理人が掃除してくれたり、ゴミ出しをしてくれたりするので、この点はルームシェアよりいいですね(まったく掃除しないシェアメイトという恐ろしい存在も、世の中にはいます)。

ソーシャルアパートメントなどに代表される高付加価値シェアもある

また、通常の賃貸マンション・アパートに共用施設を付加したものや、廃止された企業の社員寮を改装したような、比較的大規模で高級なゲストハウス/シェアハウスも存在します。基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用ですが、最近では共有部にライブラリーやフィットネスルーム、スタジオ、シェアオフィスなどを設置し、人と人との交流が出来る点、通常の賃貸では利用できないような設備を利用できる点などで付加価値を高めています。

これらの業者も、シェアハウスと名づけた業者と同じように、「普通の独身寮やゲストハウスとは違うんだ」という気持ちで、自分たちの住み方に固有の名前をつけたりしています。「ソーシャルアパートメント」というのもありましたし、プログラマーが集まることを売りにした「ギークハウス」、漫画家志望者が集まることを売りにした「トキワ荘なんとかハウス」といったものもありますね。

ゲストハウス・シェアハウスとの共通点・類似点も多い

ルームシェアもゲストハウス・シェアハウスも、不動産屋の仲介を受けずに、貸し手と借り手が直接契約をするのがほとんどです。インターネットの普及で、借りたい人が物件を直接探すのが簡単になったことも状況を後押ししているでしょう。

敷金や礼金といった初期費用も、ゼロだったり非常に少額だったりしますし、一般の賃貸のような2年契約が基本、ということは少なく、短期間の予定しか決まっていない人や職場の近くなどにセカンドハウスが欲しい人、長期の海外旅行などによく行く人にとっては便利です。

大きな家具類は持たないし、寝ることさえできれば十分、お金が貯まれば長期で海外旅行に行ったりするので、アパートを借りるのはちょっと、というような人達に取ってみれば、都心にあるルームシェアやゲストハウスは理想の住まいと言えるかもしれません。

図解: ルームシェアとゲストハウス/シェアハウスの違い・共通点

以上をまとめてみました。

住人構成 運営者 仲介 敷金・礼金
ルームシェア 他人と住む 自分たち 直接 取らない
ゲストハウス,
シェアハウス
他人と住む 運営業者 直接 取らないのが主流
一般の賃貸住宅 一人・家族だけ 自分たち 仲介業者(不動産屋) 取る

実際には、これらの間にはっきりとした線引きがあるわけではなく、貸し手や借り手の事情などによっても、どちらにも取れるような境界線上の形態のところも多いでしょう。

ルームシェアと似ているようでちょっと違う、いろいろな暮らしかた

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どこまでがルームシェアで、どんなのはルームシェアではないのか? 実際には、いろんな人のいろんな暮らしがあり、はっきりと線を引くことは難しいでしょう。ここでは、「こういうのってシェアですか?」と聞かれた場合に僕がどう答えているか、を書きます。

ゲストハウス/シェアハウス

一般的には、ゲストハウス(最近はシェアハウスともいいます)はルームシェアとは違います。ゲストハウスはゲストハウスです。ゲストハウスといえば、たいていは対等な立場でない、オーナーやマネージャーという人がいて、トイレやシャワー室など共用部分の掃除は、この人たちの責任という形式が多いです。また、ゲストハウスというと、数人ではなく、10人以上の規模のものが多いようにも思います。

ゲストハウスの中には、一つの部屋に二段ベッドがたくさんあって、そこに男女関係なしに泊まる、ドミ(dorm)というスタイルのものもあります、日本語で言う「ざこ寝」に近いものを感じますね。

友達とのシェア

ルームシェアと言ってもいいと思います。欧米での状況を見ていると、「ルームシェアはルームシェア、友達は友達」というパターンが多いとは思いますが、空いた部屋を友達に紹介して、結果的に友達と暮らす、というパターンもよくみかけます。日本ではルームシェア自体にまだ抵抗を感じる人が多く、「せめて友達とだったら(我慢できる?)」という意見を見かけますが、友人関係と共同生活の相手は、必ずしも同一でなくてもいいと思いますね。家でもずっと友達といる、という状況が良いかどうかは人それぞれなのではないでしょうか。

兄弟姉妹やいとことのシェア

ルームシェアと言ってもいいとは思いますが、単に「姉妹で住んでます」などといった説明で済みそうな気もしますね。このパターンは日本でも昔からあったでしょうし、小さいときから一緒に住んでいて、相手が何を考えてるかわからない、とか話が通じない、とかはないかもしれませんが。いつもけんかしてる兄弟姉妹、というのはありそうな話ですけど、その状態が通常なんですよね、その人たちは。

彼氏彼女とのシェア

これはいわゆる同棲でしょう。これも昔から日本でもありますね。同じ家に住んだまま離婚しちゃってる離婚同居みたいなのは、ルームシェアと言っていいかもしれません。

社員寮

社員寮というと、昔は何十人も住んでいるような独身寮タイプが多かったみたいですが、今はそういうのは減ってきていて、人気も無いようです。

最近多いのは、会社が借り上げたり所有しているごく普通の3LDKとかのマンションに、若い独身社員を3人住ませるような形態。これは、一緒に住んでいるのが同じ会社の同僚で、自分で選んだシェアメイトではなく会社が決めた組み合わせということも多いでしょうけど、非常にルームシェアに近いのではと思います。

ホストファミリーとのシェア

ホームステイという単語が別にありますし、シェアではないでしょう。ステイするほうもさせるほうも。ただし、知らないもの同士が住む、という点で共通点は多いので、この後書いたようなノウハウの多くが役に立つことと思います。

疑問: ルームシェアって「ルーム」を「シェア」じゃないの?

roomshareには、文字通り一部屋を二人(やそれ以上)でシェアするルームシェアと、アパート(フラット, flat)をシェアするフラットシェアや、家(house)をシェアするハウスシェアなどを全部ひっくるめて、同じ屋根の下で他人と住むことを指す広義のルームシェアの両方の意味が有ります。

一つの部屋に二人以上で住む場合は、英語では狭い意味での roomshare となります。ただ、英語で”roomshare”と言った場合も、日本語で「ルームシェア」と言った場合も、学生寮の二人部屋みたいなものが最初に頭に浮かぶことはないでしょう。ただし、このような二人部屋(四人部屋とか八人部屋とかでも)の仲間のことを、roommate とはよく言います。

英語で単に roommate と言った場合は、フラットシェアやハウスシェアの仲間を指す場合と、学生寮で同室のものを指す場合の二種類があるので、どちらのことなのかは前後から判断する必要があります。

ルームシェアのいろいろな言いかた

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「ルームシェアのことを表すのに、他にも色々違う言葉があるみたいだけど、どう違うの?」

  • 複数人で1つの場所に共同で住むことを「○○シェア」
  • ○○シェアしている仲間のことを「○○メイト」

と言います。○○の部分は、どんな場所でシェアしているか、に応じて変わります。

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合は、ルームシェア
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時は、フラットシェア
  • 一軒家でみんなで住むときは、ハウスシェア

となります。ただ、上記のようなケース全体を指して「ルームシェア」と言いますので、細かな違いについて語りたいのでなければ「ルームシェア」でよいかと思います。

また、シェアしている建物を主役として話す場合には、

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合の部屋を、シェアードルーム
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時のマンションを、シェアードフラット
  • 一軒家でみんなで住むときの家を、シェアードハウス

ともいいます。

シェアの様々な呼び方
シェアしている場所 シェアの呼びかた シェア仲間の呼びかた
一軒家 ハウスシェア, シェアハウス、シェアードハウス ハウスメイト(ルームメイト)
マンション/アパート
(=フラット)
フラットシェア, アパートシェア、シェアードフラット フラットメイト(ルームメイト)
一つの部屋 ルームシェア ルームメイト, ルーミー
全部の場合をまとめて シェア(ルームシェア)、シェアハウス、シェアードハウス シェアメイト(ルームメイト)、ルーミー

ただし、英語圏でも、国によって多少違いがあるようです。イギリスやオーストラリア/ニュージーランドでは、建物の種類による区別がはっきりしていますが、アメリカ英語で「ルームメイト」といった場合、上の3つ全てを含む場合が多いようです。総称としても使われるわけですね。

英語でのシェアの名称
シェアしている場所 アメリカ
カナダ
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド
一軒家 shared house, rooms for rent shared house, houseshare
Condo(マンション)
Apartment(アパート)
flat(=フラット)
shared rooms, rooms for rent flatshare, shared apartment
一つの部屋 roomshare roomshare
全部の場合をまとめて shared rooms, shared housing flatshare, houseshare

それから、全寮制の大学などで、同じ部屋に2人とか4人とかが住むような場合も「ルームメート」と言います。

このあたりの呼び方は人によってそれぞれで、どれを使ってもそれなりには通じると思ってかまいません。

僕は、特に外国人と話す場合、好んで「フラットシエア」の方を使います。これは、以前に”roomshare”を使って広告を出してた時に、問い合わせをしてきた人から、「一つの部屋に二人で住むんじゃないよね?」という念押しを結構されたからです。「ルームシェア」と言った場合、前述のように、一つの部屋を分け合って住むという意味にも取れ、まぎらわしいので、部屋は別々だよ、というのがはっきりわかる「フラットシェア」の方を使っています。

ただし、最近(2004年)の状況をみると、日本語としては「ルームシェア」が定着しつつあるようですね。「ルームメイト」や「シェアメイト」が通じにくければ、「同居人」でもいいのかもしれません。

いろいろな共同生活、いろいろなシェア

シェア以外の共同生活やその場を表す用語としては、以下のようなものがあります。

  • ゲストハウス(guesthouse)
  • 寮/ドミトリー(dormitory)
  • ユースホステル(youth hostel)
  • Y.M.C.A/Y.W.C.A
  • ホームステイ(homestay)
  • ベッド アンド ブレックファスト(bed and breakfast、B&B)
  • ボーディングハウス(boarding house)
  • ロッジングハウス(lodging house)
  • 下宿/ベッド アンド ボード(bed and board)
  • 貸間
  • マンスリーマンション/ウィークリーマンション
  • ビジネスホテル/カプセルホテル
  • 老人ホーム
  • 福祉施設
  • 同棲
  • 家族で同居
  • 兄弟姉妹で同居
  • 親戚と同居

また、一つのものを共有することで安く済ませる、という意味のシェアとしては、他にもこんなものがあります。

  • トラベルバディ(知らない人と旅行を共にする)
  • ライドシェア(ある地点から別の地点まで、車の乗りあいをする
  • オフィスシェア(事務所を複数の会社や個人で共用する)
  • カーシェア(車をたまにしか使わないメンバーで共用する)
  • ワークシェア(一人分の仕事、たとえば週40時間を、二人の人間で半分ずつ行う)