週貸しか月貸しか

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日本の普通の賃貸アパート等の更新は、2年とか1年とかが多いでしょう。ただし、借り手の方は、一ヶ月前に通告すれば、出ていくことが可能になっている場合も多いのではないでしょうか。更新は2年ごと、などというのは、家賃が変わったり、更新手数料を取ったりという節目である場合が多いですね。

逆に、2年ごとに更新となっていれば、大家が借り手を追い出すことはできないのが現状です。(それどころか、一旦貸してしまうと、借り手の方が保護されて権利が強いという問題もあります)

うちの場合は、互いに1ヶ月で更新、ルームシェアをやめたいとき(僕=大家にとっては、出ていってもらいたいとき、借り手にとっては出ていきたいとき)には1ヶ月前に伝える、という方法を取っています。英語では”one month noticing”などといいます。

大家としては、1ヶ月前に言ってもらうことで、次のルームメートを募集して探すための時間ができます。借り手の方も、通常の状況でなら、1ヶ月あれば、次の部屋を探すことができるのではないでしょうか。

また、家賃の支払いかたは、圧倒的に月払いが多いと思いますが、国によっては週払いが主流のところもあります。特に、短期で入れ代わりが多い形態を目指すなら、貸す期間も週単位、払いも週単位というやりかたも選択肢にしていいと思います。

デポージット、キーマネー、エージェントフィー

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デポージット(Deposit)、キーマネー(Key Money)、エージェントフィー(Agent
fee)。それぞれ、敷金、保証金、不動産紹介手数料のことです。この他に、サンクスマネー(Thanks Money)、礼金もあります。

これらには、日本固有のものや、下手すると関東固有のものもあり、慣習が違う国から来た人たちには、不評です。特に、サンクスマネー(礼金)は奇異に映るようです。根拠なく請求されるお金、というものに不信を感じるのでしょうか。僕だって、できれば1ヶ月や2ヶ月分という大金を、「お礼」なんていって払いたくはないですからね。「サンクスマネー」という英語自体も、もともと向こうにある言葉ではなく、日本に来た外国人が意訳で作った言葉でしょう。

ルームシェアを考える人は、倹約家であることも多く、エージェントを通さない「ノーエージェント」も重要でしょう。無料誌の広告やインターネット経由で連絡することの利点は、この手数料がなくなることにあるでしょう。エージェントが介在しないということは、トラブル時の仲介をしてくれる人もいないということには、注意してください。もっとも、不動産屋がどれほどトラブルをおさめてくれるかは、僕は知りませんけど。

また、電話を共用で使うなら、テレホン デポージット(電話敷金?)も取ったほうがよいでしょう。電話の請求書は、シェアメートが退去してだいぶしてから届きます。帰り際に国際電話をかけまくられても、本人は遠い異国の地、なんてこともありますから、敷金も含めて、すべての清算が終わったらポスタルオーダーか何かで残金を送ります、という取り決めにするのが無難でしょう。

借家法との兼ね合い

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photo credit: t_kawaji2010

日本の法律に借地借家法というのがあり、家や土地を借りる人のことを保護しています。

ルームシェアや一般の賃貸住宅に関わってくるのは、借家法で、この法律の取り決めがあることで、家を借りている側が突然追い出されて住むところが無くなったりということがないように、守られているのです。

もし何も法律や規制がなければ、土地や家を(もしかするとたくさん)持っている大家と、お金を払ってそれを借りる店子のどっちの立場が強くなりそうかは、わかると思います。昔そういう状態があって、借りている側の店子がいろいろとひどいめにあったという反省から、現在の借家法では、借り手が手厚く保護されています。

その結果として、反対に大家からみると、いろいろと不自由な状態になっている、ということもいえます。一旦誰かに家を貸してしまうと、貸すのをやめて家を返してもらうのは、非常にたいへんになっています。いろいろな条件を満たさないと「貸すのをやめる」というのはできず、現実的にはほぼ不可能、といっても良いぐらいです。

本来の「弱者である借主」を保護することは大事だと思うのですが、調子に乗って弱者じゃないのに居座ったりする人達が出てきたことから、土地をもってる人たちが「大家は大変だから駐車場にでもしようか」となり、かえって家が借りにくくなる、という状況を産み出してしまった、といった主張は良く見られます。

こういった解説がどこまでほんとうなのか、という疑問はあるものの(所詮マスメディアの言ってることだから、極端な例を使って地主を利してるのかもしれない)、最近になって、その保護する力が強すぎて弊害を生んでいる、という意見が多くなってきて、借家法が改正されました。2000年の施行です。新しいほうの契約をすると、借りた人は期間が終わったときに必ず出て行かなければなりません。

ルームシェアの場合、大家である自分が一緒に住んでいることも多いので、相手が家賃を払わずにずっと居座り続ける、というのは難しいんじゃないか、と思わないでもないです。毎日顔あわせてますからね。今まで一番滞納されたのが15日くらいで、その時の相手は出張とか旅行とかでフラットに寄り付かず、帰ってきたときもこっそり自分の部屋に出入りしてました。(たぶんノックして催促すれば払ってくれたでしょうけど。その時はお金に困ってなかったので。)

それに、その部屋に一生住むというつもりでルームシェアに応募してくるような人は、少なくとも今まで会った事はないですしね。

職場の回覧で回ってきた電機連合の情報誌にQ&Aが載っていたので、理解した範囲で書き直してみる。(僕の理解ミスなどもありうるし、専門家ではないので、鵜呑みにせず、自分で資料をあたってください)

「2000年3月1日から施行されたのが定期借家契約。契約の更新がなく、期間終了時に必ず返すことをあらかじめ書面で取り決めた契約。1年以上の契約の時には、6〜12ヶ月前の間に、「契約期間が終わるよ〜」という予告をしないといけない。今の普通の契約を、これに移行させることはできない。(あらたな契約でないと、この方式は取れない)」

ルームシェアとゲストハウス(シェアハウス)はどう違う?

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photo credit:fukapon

「ルームシェアと、シェアハウスやゲストハウスは違うのでしょうか?」という質問が最近増えてきています。

漫画「ルームシェアとシェアハウスの違いって?」

共同生活、という意味では共通点も多いのですが、違いも存在します。

ルームシェアと、シェアハウスなどその他の共同生活の比較

ルームシェアには基本、「管理人」はいない

所有者がルームシェアを運営している場合は、シェアメイトの一人が、その戸建てやマンションを所有するオーナーで大家、という場合もあります。賃貸物件でルームシェアをしている場合は、誰か一人が代表として物件を借りてそれを他のシェアメイトに又貸ししているという場合や、住人がそれぞれ管理会社と契約を結ぶ場合などがあります。

どちらの場合でも、第三者や企業による「管理人」がいるわけではなく、住んでいる人が当事者同士で管理し、運営する形態となります。

ゲストハウス・シェアハウスは企業が運営

「ゲストハウス・シェアハウス」は、それ以前にあった「独身寮」のようなものです。建物全体を運営する誰か(普通は会社組織)がいて、その貸主が、廊下やトイレ・シャワー・キッチンなど共用部分の管理をし、寝室部分だけをそれぞれの借主に貸し、家賃を集めます。

それを、昭和の時代であれば、「独身寮」と呼びましたし、90年代に外国人が東京近辺で住んでいたものは「外人ハウス」、そのあと日本人向けの物件が増えてきて「ゲストハウス」などとも呼ばれていました。2008年頃からは、ゲストハウスと差別化するために一部の業者が名づけた「シェアハウス」という名前が、ドラマ「ラスト・フレンズ」などが採用した影響で、広まってきています。

参考:ドラマ「ラストフレンズ」のシェアハウスは理想?! | エキサイトニュース(2008年7月3日)

“sharehouse”という言葉は英語には存在しない、いわゆる和製英語ですが、このドラマをきっかけに、ゲストハウスのことをシェアハウスと呼ぶ人も増えています。また、2013年1月には「シェアハウスの恋人」というドラマも始まり、シェアハウスという言葉の認知が大きく広がりました。以下のグラフは、2004年から2013年までのグーグルでの検索数の移り変わりです。

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シェアハウスという言葉を、以前は誰も使っていなかったことがわかります。

ゲストハウス・シェアハウスは、今では都内各地に数多く有ります。その特徴は、変わったものを除けば、「初期費用が安い」「短期滞在が可能」といったところです。

企業が大規模に運営すると、中には悪徳企業も

ただ、ルームシェアとは違って企業の営利目的のため、月額の家賃はそこまで安くはなく、中には貧困ビジネス化している場合も見られます。

参考:第13回 シェアハウスに映る死、夢、そして孤独の今|開沼博 闇の中の社会学 「あってはならぬもの」が漂白される時代に|ダイヤモンド・オンライン(2012年11月20日)

部屋は、本当に「寝室のみ」で、シャワーやキッチンは共同です。自分だけの個室の寝室のものもあれば、一部屋にベッドがたくさんあって、知らない他人と5,6人で寝る、というのもあります(ドミトリー形式などと呼びます)。日本では聞きませんが、海外では男女の区別もなく雑魚寝するようなところもあります。イメージとしては、学生寮や独身寮の形式に近いですね。

ドミトリー

総じて、便利な場所にあるようです。「安くて便利」なものが多いし、だからこそ建物や設備が古かったりしても人気があるのだと思います。それに「古い/汚い」と言っても、住むのには問題ない程度のものも多いので、潔癖症の人でもなければ、生活に困るようなものではないでしょう。

ゲストハウス・シェアハウスの多くでは、共有部分は管理人が掃除してくれたり、ゴミ出しをしてくれたりするので、この点はルームシェアよりいいですね(まったく掃除しないシェアメイトという恐ろしい存在も、世の中にはいます)。

ソーシャルアパートメントなどに代表される高付加価値シェアもある

また、通常の賃貸マンション・アパートに共用施設を付加したものや、廃止された企業の社員寮を改装したような、比較的大規模で高級なゲストハウス/シェアハウスも存在します。基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用ですが、最近では共有部にライブラリーやフィットネスルーム、スタジオ、シェアオフィスなどを設置し、人と人との交流が出来る点、通常の賃貸では利用できないような設備を利用できる点などで付加価値を高めています。

これらの業者も、シェアハウスと名づけた業者と同じように、「普通の独身寮やゲストハウスとは違うんだ」という気持ちで、自分たちの住み方に固有の名前をつけたりしています。「ソーシャルアパートメント」というのもありましたし、プログラマーが集まることを売りにした「ギークハウス」、漫画家志望者が集まることを売りにした「トキワ荘なんとかハウス」といったものもありますね。

ゲストハウス・シェアハウスとの共通点・類似点も多い

ルームシェアもゲストハウス・シェアハウスも、不動産屋の仲介を受けずに、貸し手と借り手が直接契約をするのがほとんどです。インターネットの普及で、借りたい人が物件を直接探すのが簡単になったことも状況を後押ししているでしょう。

敷金や礼金といった初期費用も、ゼロだったり非常に少額だったりしますし、一般の賃貸のような2年契約が基本、ということは少なく、短期間の予定しか決まっていない人や職場の近くなどにセカンドハウスが欲しい人、長期の海外旅行などによく行く人にとっては便利です。

大きな家具類は持たないし、寝ることさえできれば十分、お金が貯まれば長期で海外旅行に行ったりするので、アパートを借りるのはちょっと、というような人達に取ってみれば、都心にあるルームシェアやゲストハウスは理想の住まいと言えるかもしれません。

図解: ルームシェアとゲストハウス/シェアハウスの違い・共通点

以上をまとめてみました。

住人構成 運営者 仲介 敷金・礼金
ルームシェア 他人と住む 自分たち 直接 取らない
ゲストハウス,
シェアハウス
他人と住む 運営業者 直接 取らないのが主流
一般の賃貸住宅 一人・家族だけ 自分たち 仲介業者(不動産屋) 取る

実際には、これらの間にはっきりとした線引きがあるわけではなく、貸し手や借り手の事情などによっても、どちらにも取れるような境界線上の形態のところも多いでしょう。

仕事をやめずに国際交流

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photo credit: lukemontague

日本でのシェアの普及につれて、日本人だけのシェアでも人が集まるようになりました。ここでは、外国人を含めてシェアする場合の、フラットシェアの利点を考えてみましょう。

外国に行かなくても国際交流はできる

留学とか、ホームスティとか、「世界を見てくる」ための手段って色々あると思うけど、どれもお金と時間がかかって、大変ですよね。しかも、行ったからって必ず「現地の人と交流を深めたり」、「語学がペラペラになったり」するかというと、どうもそんな甘いものでもないらしい。現地の語学学校で知り合った日本人とばかりつきあって、何のために行ったのかわからないなんてこともあるようです。

会社を休んだり辞めたりして外国に行ったって、永住するんじゃなけりゃ、いずれは日本に戻ってきて働かなきゃならない。留学の成果があって、いい仕事が見つかればいいけど、いまどき、ちょっと外国に住んだからって、それだけで採用されるってことはないでしょう。

その点、日本にいながら外国人と住めば、仕事をやめる必要もないし、いつでも語学の練習ができます。向こうは向こうで、日本語の練習をしたかったりするから、色々教えてあげれば、おたがいさまということで遠慮することもありません。

シェアでは本当の文化の違いが見えてくる

ホームスティの利点は、向こうの国の暮らしぶりを知ることができるところにもあると思うけど、お金を払ってご飯を食べさせてもらうような環境では、なかなかお客さんの座から抜け出すのも難しい。その点、家事なんかも均等にわらなきゃいけないフラットシェアでは、お互いの生活習慣の違いとかがとてもよく見えてきます。

こっちも、「おいおいそんなことするなよー」というような事にぶつかるけど、それは相手も同じこと。外国人とのフラットシェアのはじまりは、ただ「暮らす」という事のなかに、こんなに違いがあるのか、ってのを知り、お互い教えあうことになると思います。お互いの言葉を一所懸命組み立てながら。

そういったいろいろな文化の違いを実体験することは、あなた自身のこれからの仕事や遊びに、大きなプラスとなってくれるのではないでしょうか。

世界中に友達が

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とにかく、今の場所で今まで通り生活していても、勝手にいろんなところから人が来てくれる、ってのはいいですね。

日本に来て永住する人もいれば、帰る人もいます。でも、まぁ、帰る人の方が圧倒的に多いでしょう。シェアメートが帰国するということは、その国に、あなたのことをを良く知ってる友達が住んでいるっていうことです。もしあなたが彼ら/彼女らを訪ねるチャンスがあれば、お決まりの観光地じゃなくて、現地の人しか知らないような素敵なところに案内してくれるかもしれません。

僕の最初のルームメートはオーストラリア人で、その後スイスで働いてましたが、この前日本に遊びに来て、それから旅行でアメリカに行ってしまいました。シドニーの彼の家に遊びにいくのは、もうちょっと先になるでしょう。

二番目のルームメートのイタリア人とは、特に気もあって、毎晩いろんな話をしたものです。労働ヴィザが取れなくて、あっという間に帰ってしまったけれど、たまにメールしてきては、「いつ遊びに来るんだ?
いつでも歓迎だぞ」って言ってくれます。彼は日本人女性と結婚したので、その後一度、東京に戻ってきたことがあります。このときは、一緒によく遊びました。いつか必ずイタリアを訪問したいなぁと思ってます。

最終的に条件があわなくて一緒に住まなくても、友達になれる場合もあります。問い合わせはたくさん来るから、「こいつ、面白いな」「楽しい奴だな」とか思ったら、できるだけ親切にしてあげましょう。あなたのお部屋は、ちょっと彼/彼女の職場からは遠かったかもしれないけど、たまに会う飲み仲間としてはいいやつかもしれません。むこうだって、せっかく日本に来たんだから、日本人の友達がほしいと思ってるはずです。

ただし、ルームメートがかならず友達になれるわけではないという点には注意しておいてください。色々と親切にしてあげたからといって、当然のように見返りを期待するのは間違ってます。人によっては、「なんでこの人はこんなに親切にしてくれるんだろう?」でおしまいです。特に、対等な立場ではなく、あなたが「大家」になる場合は、相手が「友達」とは思ってくれないことも、ありがちでしょう。

ただし、あなたが、常に「よき同居人」であるように気をつけて暮らせば、相手もそうしてくれる可能性は高いし、そうなれば、「よき友達」になるのはそれほど難しいことではありません。がんばってみてください。

中心(都心)に近く、広い家に住める

Temple House

photo credit: David A. LaSpina

シェアでより広い家に住める

賃貸でも販売でも、不動産のチラシや雑誌があったら見てみてください。2部屋の物件はワンルームの物件の2倍するでしょうか?
3部屋だと3倍? そんなことはないですね。部屋数が2倍になっても、トイレや風呂の数まで2倍になるわけではないですし、敷地面積だって2倍にはなりません。

つまり、2人、3人が集まって住めば、一人当たりの家賃は安くなるのです。

また、部屋数の多い物件は、キッチンやリビング、お風呂なども大きめになります。ルームメートもあなたも、いつも家に閉じこもってるわけではありませんから、時には広い一軒家をあなた一人が自由に使えたりすることもあるでしょう。自分の部屋が狭くてもリビングが広々していると自分の空間が広がったような気分になります。

シェアでより便利な場所に住める

同じことが、広さだけでなく距離についても言えます。同じ広さを確保するのに、シェアだとより少ない家賃で済ませられるということは、この予算だったら普通はこのあたり、というエリアよりも、より中心部のほうに住むことができるのです。通勤通学の時間が減って自分の時間が増えるという効果もあるので、このメリットは大きいでしょう。

設備の充実

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photo credit: Bonnie

「広い家にすめる」と同じことが、家にあるいろいろな設備についてもいえます。

家具や道具をみんなで分担

洗濯機や冷蔵庫、最近はやりの食洗器なんかは、一人だと揃えるのが大変です。しかし、2,3人で共用するということなら、何分の一かの値段で購入できます。ビデオデッキやオーディオ、自転車、場合によっては自家用車など、時々しか使わないものって多いですよね。これらもお互い貸し借りしたり、共同で買ったりできます。

全部一人で揃えることを考えてください、使わない時の置き場所だってばかになりません。

また、あなたがその地方に出てきたばかりの場合、ほとんどの大きな家具や電気製品は、持っていないかもしれません。このような場合はとくに、シェアの利点が生きてきます。ああいった白物家電や家具を一通り揃えるのも、けっこう馬鹿にならないお金がかかりますからね。

共用で使わせてもらえるものも多いですし、前のシェアメイトがベッド等の大きな物を置いていくことも多々あるので、荷物を持っていない人のほうがよりそのシェアにフィットする場合もあります。

ソフトウェアもみんなで分担

シェアの利点が生きるのは、家具や道具だけではありません。ソフトウェアについても安上がりになります。たとえば、新聞。3人いても、同じ新聞を3紙取ることはないでしょう。3分の1の値段で新聞を取れるとか、家で複数の新聞を読めたりできます。

インターネットも、自分だけの為に契約するより、みんなで割り勘したほうが安上がりです。シェアで持てばより安く、より高速な環境を手に入れることができます。

また、ケーブルテレビもそうでしょう。毎月の料金も、3分の1や4分の1となれば、驚くほど安上がりです。レンタルビデオなども、一緒に見ても楽しいし、返却前だったら「見てもいいよ、そのかわり返しに行ってね」なんていうこともできます。

ゲーム類も、複数人集まれば持ってるソフトも多くなるし、おまけにシェアだったら対戦相手までついてきますね。もっとも、楽しすぎてはまらないように気をつけないといけなくなるかもしれませんが。

土日が休みという人は多いでしょうから、自転車や自動車などは、確かに、使いたいときが重なってしまうこともあるかもしれません。でも、何人かで維持してることで安い値段で持てているわけだし、どうしてもそれが必要な状況なら、前もって事情を話して空けておいてもらうことだってできますね。

語学の勉強になる

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僕は日本語と英語と、あとほんのちょっぴりのスペイン語しか話せないので、英語の場合に限って話します。

英語漬けの生活も可能

フラットメートが日本語を話せない場合、家の中の公用語は自然と英語になると考えられます。もちろん、あなたが中国語やスペイン語ペラペラだったりした場合は違う可能性もありますが。

日本語も英語もまったくわからないけど日本に来る、確かに、そういう人も、いなくはないかもしれません。しかし、その場合、そもそもあなたが出す日本語や英語の広告を見て応募してくること自体、なさそうですよね。

「毎日英語しか話さない環境で生活すれば、そりゃあ英語だって喋れるようになるさ」なんて思ってるあなた!
今こそ、その環境が、お金や時間をかけずに、手に入ります。それも生活に密着した英語が必要になるので、その実用度は非常に高いといえるでしょう。

語学には、ネイティブスピーカーがベストとは限らない

それから、日本における数少ない同居人募集の広告では、よく「ネイティブイングリッシュスピーカー求む」というのが見られますが、あなたの英語がよほどの上級レベルでなければ、あまりネイティブにこだわっても意味がありません。むしろ、僕の経験からいっても、非ネイティブのルームメートとのほうが、より話す機会が増えると思いますし、その結果上達も早いと思います。

つまり、英語が母国語の人と話すと、相手はどうしても自然な(つまり、速い)話し方になりがちだし、こっちは忙しく言葉を探しても、なかなか多くの情報を言葉にすることができず、相手のほうは退屈になってしまってあまり会話自体をしなくなったりしがちです。しかし、お互いが非ネイティブで、英語のレベルもあまり離れていないと、同じような速度で話しつづけることができるので、結果的にたくさん話すことになるわけです。ネイティブの相手を探して話してみるのは、それを自然にできるようになってからでも、ぜんぜん遅くありません。

一人暮らしに特有の危険を避けられる

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シェアメイトがいることで心細さがなくなる

一人暮らしの女性なんかだと、表札に男性名を書いたり、男物の下着を干したりして、男性と一緒に暮らしている風に見せることで、変質者から目をつけられることが無いようにする、なんていう話を聞きますね。特に都会では、そういう予防をしておかないと危ない目に遭うこともあるのでしょう。

ルームシェアはこの点、フリをするんじゃなくて本当に他の人が一緒に住んでいるわけですから、防犯面では心強いでしょう。女性ばかりのルームシェアでも、複数人で住むことで、ちょっとした物音にもびくびくしたりすることもなくなるでしょうし、見知らぬ訪問者(宅配便の配達とか、セールスとか)への応対でも少しは気が楽になるのではないでしょうか。

番犬(?)としての男性シェアメイト

女性だけのシェアでも、一人は男性を入れる、というスタイルのものがときたまあって、もちろんこういうシェアで採用される男性は、「そんなところならどれだけ家賃が高くてもお入りたい」なんていう、下心のあるようなタイプではなく、あまり男性を意識させないキャラクターだったりします。番犬といっては言葉が悪いかもしれませんが。

場合によっては最初からゲイ限定、という募集だったりということもあるでしょう。日本ではまだ、そういう募集がたくさん出てくるには社会に非寛容な人が多いですが。

全員同性で異性がいないと、緊張感がないのが嫌だ、という人にも会ったことがありますが、わざわざ女性だけのところに男性を限定して募集する場合、やはり第一には、防犯のためという意味合いが強いのではないかと思います。

実際、ストーカーの被害にあっていて、その対策として男性を募集してルームシェアを始めたという女性のお話を聞いたこともあります。

よく知りもしない女性を遠くからつけまわすようなストーカーは、おそらくつけまわす対象の女性に対してなんらかの幻想を持っているところがあるのではないでしょうか。そういう連中にしてみれば、男性と一緒に住んでいるが、ただのルームシェア仲間だ、なんていう真相をわざわざ伝えることもないですし、勝手に幻滅して他に興味を移していってくれるかもしれません。

しかし、そういう隠れた動機があって男性とシェアを始めるという場合、相手の男性には、自分がストーカーの被害にあっていることは伝えておかなければなりません。どんなとばっちりがあるかわかりませんから、そういうのを了承した上で、それでもいいという人でなければならないでしょう。相手を危険に巻き込む可能性があるのであれば、それを隠してシェアをするのはフェアとは言えないですね。